ホモ・デウス42 | コラム・インテリジェンス

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透き通るような…心が…ほしい

 “今年の漢字”に選ばれたのは、

 「金」で4回目の選出だそうです。

 

 毎年それなりの理由はあるのでしょうけど、

 それにしても「金」最多で4回も選出となると、

 選者側と国民の知性と品位を疑いたくもなるような、

 そうでもないような気になるのは

 僕だけなのでしょうか。

 

「地球村の出現以来、この惑星は孤立した無数の人間文化から成る銀河のようなものだった。」

 (「ホモ・デウス」ユヴァル・ノア・ハラリ)

 

 僕はその銀河のような心を取り戻すため、

 銀河のような心になれるように、

 銀河のような心を学び取るために日夜、人類史、思想史、宗教史、哲学史等々の読書に明け暮れているのかも知れません。

 

「そしてそこでは、今や消えてなくなった様々な精神状態が育まれていた。

 社会経済的な現実や日々の決まりきった手順が違えば、違う意識の状態が育つ。」

 (「ホモ・デウス」ユヴァル・ノア・ハラリ)

 

 我々は、醜悪な社会経済的現実や

 劣悪な法と秩序、仕事の手順等々により、

 醜悪な心を身に付けてしまっているような気がしてならないのです。

 

「旧石器時代のマンモス・ハンターや新石器時代の農耕民や日本の鎌倉時代の武士の心を推測できる人がいるだろうか?」

 (「ホモ・デウス」ユヴァル・ノア・ハラリ)

 

 僕は推測し、学ぶために、日夜、

 古代史、古代哲学、戦国時代の武士道史等々を、

 猛読して学習し、マンモス・ハンターの心を、武士道を、身に付けたいと願い続けているだけなのかも知れません。

 

「5万年前、私たちはこの惑星を近縁のネアンデルタール人と共有していた。

 彼等はロケットを打ち上げたり、ピラミッドを建設したり、帝国を打ち立てたりはしなかった。

 彼等はまったく異なる心的能力を持っており、私たちサピエンスよりも大きな脳を持っていた。

 それほど多くのニューロンを使って、彼等はいったい何をしていたのか?

 皆目見当がつかない。

 だが、サピエンスが一度として経験したことのないような精神状態をいくつも持っていたことだけは確かなことだろう。」

 (「ホモ・デウス」ユヴァル・ノア・ハラリ)

 

 ネアンデルタール人の思考を推考するために、

 あるいはブッダの思考を我がものとするために、

 僕の部屋にはネアンデルタール人とブッダのフィギアを祭らせて頂いているのです。

 (気付いた女性が何%くらいいるのかは不明)

 

「古代の狩猟採集民は、

知識と技能の点で歴史上最も優れていた。

平均的なサピエンスの脳の大きさは、

狩猟採集時代以降、じつは縮小したという証拠がある。」

(「サピエンス全史」ユヴァル・ノア・ハラリ)

 

「サピエンス 10」

https://ameblo.jp/column-antithesis/entry-12309398620.html