ブッダ・メッセージ5 | コラム・インテリジェンス

コラム・インテリジェンス

透き通るような心が…ほしい…。

「怒りの発火」(法句経3)
 
 『あの人は私の悪口を言った!』
 『あの人は私の心を傷つけた!』
 『あの人は私に黙って抜け駆けした!』
 『あの人は私から私の利益を奪った!』
 
このように心の中で怒りを発火させ、いつまでも反復(リピート)し続けるなら、その恨みはいつまでも静まるなく、思い出すたびに燃え上がり、貴女には心の安まるときがない。」(法句経3)
 
その怒りを鎮めたいのに、自分で自分の怒りに捉われてしまうときって、あるのかも知れません。
怒りは分析したり反芻したり、反復したり、リピートせずに、そのまま忘れてしまうのが最良であるのかも知れません。
 
怒りは分析しようが論理的に解明しようが、そのエネルギーが消滅することがない。
怒りのエネルギーは、「忘れる!」というエネルギーに変換してしまうのが最も有効であるようです。
 
「ながれゆけ わがいとしい歌よ 『忘却』の海へ
 もはや うたうな 恋に酔う若者も 胸トキメク乙女も わがいとしい歌を」
(ゲーテ詩集「川のほとり」)
 
恋の傷心をいやすのも「忘却」であるのなら、
怒りごときも「忘却」できぬわけもないようにも思われます。
 
恋の辛(ツラ)さ(カラサではなく)、恋の痛手をいやすのも「忘却」でしか癒えぬものなら、
怒りごときはサッサと「忘却」してしまうのが寛容であるようです。
 
どうせ、貴女の心の痛みは、そこらの凡人には理解して貰えないのかも知れません。
コラム・インテリジェンス「あこがれを知る人だけが」