美容整形と仮説形成 | コラム・インテリジェンス

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透き通るような心が…ほしい…。

美容整形の歴史は意外と長いらしい。
 
ココをこうすればこうなる、という確信にも似た仮説のもと、施術は行われているようです。
 
「仮説形成」は、「なぜ?どうして?」とう謎に答えるために、
謎を説明する仮説をたてるという論理学上のひとつの手段。
 
我々は、コミュニケーション力の重要性を十分に認識しながらも、その基本中の基本である論理力を身に付けることを、いつのまにか疎かにしてしまっているようです。
 
「アンも苦の利用回」では「暗黙の了解」という論理学を御紹介しましたが、「仮説形成」は、「暗黙の了解」よりも一歩進んだ論理法であるのかも知れません。
 
コミュニケーションでも議論でも論理でも重要になるのは、この「仮説形成」の検証。
「なぜ?どうして?」に対する解答である証明の仮説形成が曖昧では、誰の目から見ても怪しく拙い論理を主張していると判断されてしまっても、文句も言えなくなってしまうようです。
 
A氏は総合病院の医長。
B氏は個人経営の町医者。
 
A氏とお付き合いする女性の半分近くがA氏の勤務する総合病院に通い始める。
B氏とお付き合いする女性のほとんどは日常、病人のお世話にはあまりならない健康体でした。
 
ここで仮説です。
なぜ?A氏とお付き合いする女性ばかりが、通院を始めてしまうのでしょう?
 
仮説1.A氏に逢いたいためにちょっとした病気でも通院を切望してしまう。
仮説2.A氏の病院は総合病院なので、なにかと信頼できそうなので、ついつい通院して見たくなる。
仮説3.B氏の医院は小さくて汚いので、病気になっても他の病院に通院してしまっている。
 
仮説は、いくらでも思いつかれるかとも思われます。
 
現実には、A氏が総合病院勤務医であるため、院内の細菌を持ち運んでしまっているからなのでした。
院内感染。A氏は勤務医ですから抗体も保持していますが、A氏とお付き合いした女性は、次から次へとA氏の何らかの細菌に感染して、なんらかの病状が現れやすいということなのでした。
 
「仮説形成」は、あらゆる状況に適応できますが、問題は仮説の立て方と検証。
仮説を立てるのは個人の創造力の分野ですので、論理力では解決できません。
 
これを「論理の無力」とも云われているそうです。
 
先の「暗黙の了解」には「論理の飛躍」が危ぶまれ、
「ロンリーの飛躍」となる場合もあるようです。
 
今回の「仮説形成」では「論理の無力」がポイントとなってしまいました。
これは「ロンリーの無力」となる場合もあるようです。
 
論理力はオールラウンドではないけれど、
オールプレイングとしては最も有効な人類の武器だと云われています。
 
ロンリは力。
ロンリーも力となる場合もあるのかもしれません。
 
我々がいつのまにか曖昧にしてしまっている論理力。
このような時代にあってこそ、論理力を身に付けて、しなやかに生き抜きたいとも思われます。