予想通り、昨日の筋トレで筋肉痛だ。とは言え、思ったよりは軽い。朝、布団から出られない何て事は無かった。
思いのほか動けたので、ストレッチと筋トレをセットで行う。
豆乳とシャワーを済ませて、ドライブに行く。
久しぶりに岩見沢市へ向かう。中々の遠出だが、道なりに走るだけで途中に信号の無い直線道路が続くのでなんて事は無い。混み合う道と信号、出入り口で渋滞する医大の方が、距離的に近くとも余程疲れる。
長い長い直線道路を走るなら音楽は必須と言える。
幾ら運転が好きでも、変わり映えのしない景色を運転するには集中力がいる。
そんな今日のドライブのお供は川井憲次さんの劇伴だ。僕の1番好きな作曲家だ。アニメに特撮ヒーローに映画にドラマ。果ては海外の映画やドキュメンタリー番組など、その活躍の幅は広い。
お気に入りの音楽で走行するうちに、目的地に着く。岩見沢市のホビーオフだ。
僕は玩具が好きだ。買う買わないはともかく見ているだけで楽しい。
玩具屋は当然だが最新の玩具しか並んでいないが、アウトレット店なら色んな時代の玩具が置いてある。懐かしいものから、世代よりずっと昔のもの。買ったけど手放したであろう、出たばかりのもの等々。
ホビーオフの中では自宅からかなり遠い。来るのは二度目だ。前にここに、べらぼうな値段で置いてあるトランスフォーマーの玩具があった。
実写映画で一般層にも知名度が広がったトランスフォーマー。
僕は昔から好きだ。所謂シリーズのG2と呼ばれる玩具から入った世代だ。その後に始まったのがかの有名なアニメ「ビーストウォーズ」だ。
世代がズレているので、最初の初代のアニメシリーズを見たのは高校生になり、今や絶滅寸前のDVDレンタルを利用してからだったが、今日に至るまでずっと好きだ。
この岩見沢市のホビーオフに以前来た時は、05年に放送された「トランスフォーマーギャラクシーフォース」の正義の司令官ギャラクシーコンボイの美品が5万円を越える額で売られていた。
トランスフォーマーは、ガンプラの様に初代のガンダムもZガンダムもガンダムエアリアルも玩具屋に行けば大体いつでも買えると言う物ではない(最も、ガンプラも少し前まで品薄が続いていたが)。
05年の玩具ならその年のうちに買わないと、後から手に入れるのは難しい。再販が掛かることが殆ど無いからだ。
なので、状態によりけりだが、多くの場合において今回の様にプレミアが付く。
勿論、これが目当てではない。目にした時に値段に驚かされたと言う話だ。
そして今日、久しぶりにこの店に赴く。
もう売れた様だ。と言うか、買った人がいる事に驚きだ。相当なファンか、買っておいて数年寝かせてまた売る気だったのか。分からないがとにかく買った人間がいる。凄い。
代わりに展示されていたのが、当時品で比較的美品の“ゴッドジンライ”のセット。
「トランスフォーマー 超神マスターフォース」のヒーローキャラクターだ。
この当時品の後に、リメイク的な玩具が出ておりそちらは持っているし、今後更なるリメイクが発売予定で僕も大好きなトランスフォーマーだ。
当時品は今見ると、ザ•昔の玩具であり、手足を動かしてカッコいいポーズを付けたり、アニメから飛び出して来たような見た目もしていない。
でも味がある。
それが2万3000円越えだ。当時品で、合体ロボットのセットが欠けることなく箱も揃っているのだから当然だが、流石にこちらも買う気は起きなかった。
玩具コーナーを後にし、映画のDVD/Blu-rayのコーナーを覗く。品揃えは中々だが、興味を引くモノは無かった。
唯一あるとしたら映画「ザ•グリード」のDVDが中古で1万6000円だった事か。知ってる人は知っている映画。豪華客船を海の怪物が襲い、人々を食べてしまう、アクションありグロテスクな表現ありの人気映画だが、大人の事情でBlu-ray化も現在主流の配信でも扱われていない。たまに放送されたとしても、残酷な場面はカットされる。そして人気映画故にノーカットで全編を楽しめるDVDの値段が高騰している。
ざっくり言うとそう言う事情だ。
コレも流石に買いはしなかった。
何度か見た映画だし嫌いでは無いが、この額を払う気は無い。
店を後にこの街のGEOも見ておく。
相変わらず、中古のiPhoneやiPad、レンタル落ちのDVD目当てだが、全く良さげな物は無かった。
結局、長旅だったが何も買う事無く終わった。
余計なお金を使わずに済んだと思うべきか、収穫無しを愁うべきか。
明日は明後日の通院の準備だ。と言っても大して持って行く物は無いが、化学療法の間に観る動画をダウンロードしたり、モバイルバッテリーを充電したりはしておかねば。