3セット大通りvol.2


$パイルD-3の『時速8キロの映画感』=★



・夜道を歩いていて
車も通らず誰ともすれ違わない時って、
何やら薄気味悪くなってきますネ。叫び

ネコでもいいから出てこいやって気分になるものですが、
そんなタイミングで、
突然後ろから足音だけ聞こえ始めるのもイヤなもんです。


ま、今日は、そんな後ろから迫る足音みたいな3人です。ハロウィン


$パイルD-3の『時速8キロの映画感』=★






『エレベーターで二人きりになりたくない3人』



$パイルD-3の『時速8キロの映画感』=★




$パイルD-3の『時速8キロの映画感』=★

1
俳優クリス・クーパー
 (1951年・アメリカ生まれ)
・どうしたもんだこの目!相手を仕留めようとしている…

作品とは関係なしにこの人そのものが怖い。

$パイルD-3の『時速8キロの映画感』=★

眉毛が飲み屋のオバサンのスッピン顔くらい薄いし…
どう見ても機嫌が悪い。

冷気を感じる…

アレ?
$パイルD-3の『時速8キロの映画感』=★

一瞬目を離すと、メチャクチャ具合悪そーになってるし!
顔色悪すぎ…

吐きたいのかな?

うっかり目が合おうもんなら間違いなく絡んでくる。
妙に鼻息も荒い…

しかも、何かをこちらに謝らせようとしている顔だ!

「気にさわったんなら謝るよ」なんて言ったところで、
絶対聞きもせずにブツブツ小声で何か呪いの言葉をつぶやいている。

クリス・クーパー、ダントツの1位=!!





$パイルD-3の『時速8キロの映画感』=★
これはクリス・クーパーと睨みつける角度が同じ
10倍返しの半沢ですが、主人公がイチバン怖いドラマですネ=







$パイルD-3の『時速8キロの映画感』=★

2
『羊たちの沈黙』のレクター博士
(アンソニー・ホプキンス)

監督:ジョナサン・デミ (1991・アメリカ)

$パイルD-3の『時速8キロの映画感』=★

・この人、いきなり噛むから嫌いだよ、もう

ニヤニヤする必要のないところでニヤニヤするし、
スキが無いオールバックも、どうかと思うよね

間違いなく心に深い闇を抱えている目をしてる。

$パイルD-3の『時速8キロの映画感』=★
頼むからそーゆー目をすんのよそうよ=

その闇の奥に引きずり込んで、
ふたりっきりでかくれんぼをやりたがるタイプだ。
しかも、
何回やっても飽きずに続けたがるんだよな…

つまんないからよそうと言うと、
急に顔がマジになって、
こっちの目を見つめて無言で詰め寄るタイプだ…。

このタイプはよく治療して完治させないとダメだ。

何が博士だよ、まったく=!





$パイルD-3の『時速8キロの映画感』=★

3
『悪魔のいけにえ』の二男・ヒッチハイカー
(エドウィン・ニール)

監督:トビー・フーパー (1974・アメリカ)

$パイルD-3の『時速8キロの映画感』=★

・どー見てもイカレてるけど、
そのあたりをちょっとでも刺激するとヤバい=

挑発、威嚇、絶叫、罵倒、そして誤殺…
相手がビビることしかやらない。

必ず何か刃物とか鈍器を隠し持ってるし、
それをとにかく早い段階で唐突に取り出して
見せびらかすんだよな…

で、ひとりごと多すぎ=!

急にデカイ声出すのもどうかと思う…

$パイルD-3の『時速8キロの映画感』=★

まず、神経を逆なですることしかやらないし、
何か思ったよりも動きが速かったり、
運動神経が発達していることもあるのがこのタイプ=!

出会ったらあきらめるしかない…

それがまたくやしいのだが、
存在が生む悪循環の促進力に長じているため、
一切の抵抗が通じない。



「悪魔のいけにえ」の冒頭で登場するコイツの
怖さたるやケタ違いでしたネ。



$パイルD-3の『時速8キロの映画感』=★


というわけで
以上を
パイルD‐3の
新・3大エレベーターで二人きりになりたくない人とさせていただきます。

ご清聴ありがとうございました=m(_ _ )m



$パイルD-3の『時速8キロの映画感』=★















  


 3セット大通り vol.1

 
  
 




 

3ラ~イズ3セット♫

ジェイコブスの傑作ホラー短編小説「猿の手」を
ご存知でしょうか?

 

僕が最も怖いと思う短編なのですが、
3つの願いがかなうというだけのお話しながら、
読み終えた後の衝撃は大きいですネ。

 

そんな3つ、たかが3つなれど
いざ選ぶとなると
何を選択するか誰しも迷うものですよネ。



 

まだまだ夏の熱気を引きずっておりますが、
9月に入りましたので、季節変わりということで

「3セット大通り」という、
のんきな企画ネタを交えながら
例によって時速8キロで走ろうと思います=

 
 
「サンセット大通り」はビリー・ワイルダー監督の
恐るべき傑作ですが、
 「3セット大通り」はもちろんそこからの引用。

これが企画のタイトルなんですけど、
どんな企画かと言いますと…

 


何やら珍奇妙麗なるお題を準備しまして、
3本の映画や、登場人物や、出てきた物など、
思いついたものをチョイスして、
ひとりでおもしろがるというくだらない企画です。 
 



元々グルッポとして立ち上げようとしていて
(x_x;) 管理が面倒なので、あっさり挫折しまして
ネタとして使うことにしました:*:・( ̄∀ ̄)・:*:




早速ながら、第1回目のお題は、
真面目なところで


 『無人島に持って行くならこの3本』


そもそも無人島に電気はあるのか?っていう話ですが
そんなこたぁ知りません。



 
アギーレ・神の怒り
●監督:ヴェルナー・ヘルツォーク (1972・西ドイツ)
 
  
尊敬するヘルツォークの作品で一番のお気に入り。
この高邁な精神に裏打ちされた絶望の叙事詩があれば
たとえ無人島でも心の支えとして何とかなりそうな気がする。

 
もう何が何だか、脳が打ち震える凄い映画としか言いようが無い!
まず無人島への洗礼の1本はこれだ!


 『少林寺
●監督:ヂャン・シンイェン (1982・香港=中国)
  
 コレを毎朝ラジオ体操代わりに観ながら、
しょ~り~ん、しょ~りん♫と主題歌を共に歌い上げ、


全ての動きを真似し続けて、筋力を落とさないように鍛える必要がある。
 
  ハッハッハ、こんなのチョロイチョロイ!!シャ~ッ!
 
孤立無援の無人島においては、実用性の高い1本だと思われる!
…多分。


 『大脱走
●監督:ジョン・スタージェス (1963・アメリカ)
 
  
無人島からの脱出というモチベーションが落ちないように
コレは必需品ですネ。

 
  
体力は「少林寺」のおかげでキープできても、
肝心のメンタル面が弱ってきた時に、

ブロンソンが暗所恐怖に陥り始めるあたりから観始めて
逃げ切ることが目標であることを再認識するのだ!

 
  
 



というわけで
以上を
パイルD‐3の新・3大無人島持参映画とさせていただきます。

ご清聴ありがとうございました=m(_ _ )m



 
 
3つの願いごとじゃないけれど、
アレもコレもが、頭をかすめるので
意外と悩むんですよネ、
しかも3本となると妙な欲も出るので、
覚悟が決まらないものです。
 
 あなたの心にはどんな3つが浮かびましたでしょうか?

 



$パイルD-3の『時速8キロの映画感』=★



$パイルD-3の『時速8キロの映画感』=★






・「ロウフィールド館の惨劇」では
おとなの女性の余裕ある物腰を見せたジャクリーン・ビセットは、
「ザ・ディープ」のセクシーヒロインとして
記憶されている方も多いはず。

$パイルD-3の『時速8キロの映画感』=★

というわけで、
夏もいよいよ終わりに近くなり、
パーフェクト・ゲッタウェイ
ダブルヘッド・ジョーズ
という海を背景にした映画で再開したブログも、
ようやく海の映画に戻って来れました。

まあ、ここんところ
ジャクリーン・ビセット3本立てになっちゃいましたけどネ。( ̄▽+ ̄*)


$パイルD-3の『時速8キロの映画感』=★



「ザ・ディープ」は、まず音楽がイイですネ。
「真夜中のカーボーイ」「007」シリーズの
ジョン・バリーが曲を書き、
ドナ・サマーが歌っている♪「Down Deep Inside」。

ドナ・サマー晴れだけに夏にはピッタリの名曲です。





●The Deep(1977・アメリカ)
監督:ピーター・イェーツ
原作:ピーター・ベンチリー「同名小説」
脚本:ピーター・ベンチリー トレ―シ―・キーナン・ウィン





$パイルD-3の『時速8キロの映画感』=★




・「ジョーズ」が大ヒットして、
ひと儲けした原作者のピーター・ベンチリーが
もういっちょ儲けようということで書き下ろしたのが「ザ・ディープ」。

$パイルD-3の『時速8キロの映画感』=★

もちろん海を舞台にしており、
場所も何かと謎めいた逸話の多いバミューダ海域。
バラクーダやサメもチョロリと顔を出す。

$パイルD-3の『時速8キロの映画感』=★

但しこちらは、二番煎じのモンスターパニック路線ではなく、
昔からある海洋冒険モノのスタイルで、
海底深く眠るお宝をめぐってサスペンスタッチのアクションが展開する。

$パイルD-3の『時速8キロの映画感』=★

$パイルD-3の『時速8キロの映画感』=★

$パイルD-3の『時速8キロの映画感』=★

おもしろいのは、2隻の沈没船が同じ場所に仲良く並んでいて、
第2次大戦当時の貨物船に積まれていたモルヒネのアンプルと、
18世紀のスペイン王室の財宝が、同じ場所に眠っているという設定で、
バミューダ海域ならではの海流の謎を巧く利用している。

$パイルD-3の『時速8キロの映画感』=★

この2隻の船のお宝らしきものを、
ハネムーン中のカップルが潜水に興じている時に発見して、
持ち帰ってみたら、えらいことに巻き込まれてゆくというお話。

$パイルD-3の『時速8キロの映画感』=★

$パイルD-3の『時速8キロの映画感』=★

監督が「ブリット」「ヤング・ゼネレーション」の
ピーター・イェーツ。
よって手堅さはお墨付き。
黙って眺めていればドラマの中に引きずり込んでくれる。


$パイルD-3の『時速8キロの映画感』=★

$パイルD-3の『時速8キロの映画感』=★
ジャクリーン・ビセットは、
このように透け透けルックの大サービス。
これもこの作品の売りになっていますネ♪


$パイルD-3の『時速8キロの映画感』=★
新妻と言うには、ややアダルトな芳香を放つビセットさんですが、

$パイルD-3の『時速8キロの映画感』=★
その夫が、当時まだ売り出し中だったむく犬顔のニック・ノルティ、


そして、


$パイルD-3の『時速8キロの映画感』=★
頼れる男をやらせたら当代随一だったロバート・ショーが、
世間と隔絶して町はずれに住む海洋冒険家。
この人が登場すると、俄然、画面もドラマも引き締まる。

$パイルD-3の『時速8キロの映画感』=★
悪漢の頭目をルイス・ゴセット・ジュニア、
この人「愛と青春の旅だち」「第5惑星」など好演も多く、
一時スター級の活躍をしていましたね。


これに、

$パイルD-3の『時速8キロの映画感』=★
沈没船の生き残りという船乗りが
悪役街道一筋の御大イーライ・ウォーラック、


$パイルD-3の『時速8キロの映画感』=★

他にもマニアックな傍役では、

$パイルD-3の『時速8キロの映画感』=★
プロレスラー出身のアール・メイナードや

$パイルD-3の『時速8キロの映画感』=★
刺青だらけのロバート・ティッシュアといった
ゴッついのも出ています。




$パイルD-3の『時速8キロの映画感』=★


同じ作者による海洋ドラマということで、
「ジョーズ」のインパクトを期待したら
全く異質のクールなサスペンス映画なわけですが、

$パイルD-3の『時速8キロの映画感』=★

海底の宝探しという、
古~い王道ネタを軸にしながらも、
優雅な海底探訪から、目に優しいお色気まで、
バラエティに富んだ趣向を盛り込んで仕上げた
意外と出来のいいサスペンス編です。










★★★

採点基準:…5個が最高位でマーキングしています。…はの1/2です。

















$パイルD-3の『時速8キロの映画感』=★



・「料理長殿、ご用心」の
ジャクリーン・ビセットとジャン=ピエール・カッセルは、
アメリカの女優とフランスの男優でありながら、
「オリエント急行殺人事件」にも一緒に出ていた。

$パイルD-3の『時速8キロの映画感』=★

そして
フランス=ドイツ合作映画「沈黙の女/ロウフィールド館の惨劇」で、
セレブリティながら互いに子連れで結婚した夫婦として
3度目の共演を果たしている。

$パイルD-3の『時速8キロの映画感』=★

実はビセットさんは、フランス人の血をひく母親の影響で
フランス語が堪能なんですネ。

そのせいもあって
何本かのフランス映画、イギリス映画にも出演していて、
ヨーロッパ遠征が多いハリウッド女優。

$パイルD-3の『時速8キロの映画感』=★

そんな「沈黙の女/ロウフィールド館の惨劇」は、
ミステリー作家ルース・レンデル女史の有名小説を基に
フランスのサスペンス&スリラー映画の名匠
クロード・シャブロル監督が映画化した問題作。

$パイルD-3の『時速8キロの映画感』=★

2010年に他界したシャブロル監督の追悼に近い形で
未公開作がミニシアターで上映されたり、DVD化されたりと
2年程前にようやく観るチャンスが訪れた。

$パイルD-3の『時速8キロの映画感』=★
■Claude Chabrol

シャブロル監督は、54本の作品を残していながら、半分は未公開。

フランス映画というだけで、暗い、重いとかのよくわからない理由で
真っ先に敬遠しがちな今の日本であれば、やむなきかなではあるが、
これはフランスだけではなく、アメリカでも評判になりながらも
長い間未公開だったことで、“幻の逸品”として話題になっていた作品。


$パイルD-3の『時速8キロの映画感』=★

ただでさえ演技派のイザベール・ユペールとサンドリーヌ・ボネールの
常軌を逸した女たちの演技があまりにも衝撃的。絶句する…。




$パイルD-3の『時速8キロの映画感』=★



●La Cérémonie(1995・フランス・ドイツ)
監督:クロード・シャブロル
原作:ルース・レンデル(同名小説)
脚本:クロード・シャブロル カロリーヌ・エリアシェフ





・人の心には決壊する限界値というものがある。
これは、特殊な形でそれを見せる。

見たくもない形を見せる。

人の心には触れてはいけないものがある。
これは、特殊な形でそれを見せる。

見てはいけない形で見せる。

$パイルD-3の『時速8キロの映画感』=★

例えば、ミヒャエル・ハネケの忌々しい厄介な映画
「ファニー・ゲーム」は、
間違いなくこのストーリーにインスパイアされた作品だと思うが、

思考回路を崩壊させる「ファニーゲーム」に比べれば、
まだこちらの方が、人物がしっかり描きこまれているだけまともではある。

それでも厄介なストーリーには変わりない。

$パイルD-3の『時速8キロの映画感』=★


資産家の家族が住む屋敷に、家政婦として住み込んだソフィーと
町で彼女と知り合って意気投合したジャンヌ、

このふたりの女が、理由はともかく、
田舎町の気風に対しても
人生に対しても、
目の前にいる他人に対しても、
(おそらくですが…)ふたりという連帯を得たがゆえに、
心の闇に端を発する衝動的な行動へとシフトしていく。

$パイルD-3の『時速8キロの映画感』=★

どこからどう切り取っても、理解不可能なわけだが、
観る者の思考など、あっさり置き去りにされるくらい、
ふたりの女は躊躇や停滞や後退はしない。

$パイルD-3の『時速8キロの映画感』=★

そこにある畏怖を直視できないがゆえの行動倫理とも言えるし、
言葉を選ばないとすれば
馬鹿が大馬鹿と手を組んだ絵姿である。
そんな結合がプラス指向に作用するわけがない。

$パイルD-3の『時速8キロの映画感』=★

本人たちは
自己肯定、自己保身、自己倒錯を本意としていて、
どれもこれも否定や嫌悪にはつながらない。

極めて健康的な解決法として、無茶な“攻撃”を選択していく。

$パイルD-3の『時速8キロの映画感』=★

どう料理しても、聡明そのもののルース・レンデルによる
破滅を奏でる原作は、絶望の目的に向かって行進を続ける。

これが何やら脱力した楽観的なものに感じられるから怖い。

$パイルD-3の『時速8キロの映画感』=★

シャブロル監督もこの部分を、
イザベール・ユペールの横着な奔放さと
サンドリーヌ・ボネールの無表情で強調する。

昆虫は成虫になるまで外敵から身を守るため地中深く眠るものだが、
このふたりの女は、地上に産み落とされた幼虫のようである。
地中のあることを知らず、それでも我が身を護らねばならない。

$パイルD-3の『時速8キロの映画感』=★


監督がクロード・シャブロルだから、
まだ柔軟性のあるエンターティンメントとしての余地を残している。
かといって、そこに救いは無い。

不快深度はもちろん高い。

どうやって手を触れればよいのか戸惑うくらい、
恐るべきフランス映画の1本である。




★★★★

採点基準:…5個が最高位でマーキングしています。…はの1/2です。


















・同じ「食欲」をテーマにしても趣向は様々。

「最後の晩餐」の乱食の後は、お口直しに
ミシュランご推奨級の美食ミステリーをご賞味ください。ケーキ





$パイルD-3の『時速8キロの映画感』=★




● Who Is Killing the Great Chefs of Europe?
(1978・アメリカ・フランス・イタリア・西ドイツ)

監督:テッド・コッチェフ
原作:アイヴァン&ナン・ライアンズ
「Someone is Killing the Great Chefs of Europe 」
脚本:ピーター・ストーン






・「料理長(シェフ)殿、ご用心」は、
ロンドン、パリ、ヴェニスを舞台に、
世界屈指のシェフが次々と何者かに命を狙われるという
チョッとオシャレで風変わりなミステリー。

グルメじゃない僕でも、思わず目を見張るほどの料理が
ズラリと登場します=

$パイルD-3の『時速8キロの映画感』=★

今の時代、
日本でもグルメという言葉に踊らされたり、
カリスマシェフとやらの存在が必要以上に持て囃されたり、
素人が自己流レシピを自慢したり、

異常なまでの情報量によって
大いに料理と食の世界が注目されているわけですが、

$パイルD-3の『時速8キロの映画感』=★

ここに登場する贅沢な高級料理が、何ものなのかは、
今観ても「?」だったりします。
本当のプロの美食家の世界ですネ。ワイン

$パイルD-3の『時速8キロの映画感』=★

それくらい一生のうちに食すこともないような
超一品料理を手掛ける大物シェフたちが殺されるお話。

$パイルD-3の『時速8キロの映画感』=★

料理は豪勢で艶やか、片や殺人はシュールでグロテスクという
相対する風味を、

「ランボー」「地獄の七人」のテッド・コッチェフ監督と、
原作のベストセラー小説を、コメディ風の流れで脚本化した
「がちょうのおやじ」「シャレード」の名手ピーター・ストーンが、
見事な調和で作り上げたおいしい作品ですナイフとフォーク
そして音楽は、
帝王ヘンリー・マンシーニの王道のメロディ♪という贅沢さです。

$パイルD-3の『時速8キロの映画感』=★


名のあるシェフたちは、
“その料理にかけては世界一”という
ありがたいようで、実はありがたくない称号のもとで
命を狙われるわけで、
プライド高き料理長たちは微妙な立場に立たされるわけですネ。

$パイルD-3の『時速8キロの映画感』=★

ミシュランを思わせる一流グルメ雑誌を主宰する
食に精通した大物(ロバート・モーリー)が、
「世界4大シェフ」に指名した4人が
その殺人のターゲットにされてしまうんですネ…



『ハトの包み焼き』のシェフが
「ミシェル・ヴァイヨン」のジャン=ピエール・カッセル、
ヴァンサン・カッセルの父上ですね。
$パイルD-3の『時速8キロの映画感』=★

『プレストダック』のシェフが
「最後の晩餐」にも出ておりましたフィリップ・ノワレ、
$パイルD-3の『時速8キロの映画感』=★

『ロブスター・カルチオフィ風』のシェフが
エロっぽいひげのステファノ・サッタ・フローレス、
$パイルD-3の『時速8キロの映画感』=★


そして、『リシュリューの爆弾』なる
アイスクリームやシャーベット、チョコレートが満載の
超豪華なデザートのシェフが当時人気のあったジャクリーン・ビセット
$パイルD-3の『時速8キロの映画感』=★

という面々に
オムレツチェーンでヨーロッパ全土進出を狙うビセットの元夫が
「ジェット・ローラー・コースター」「2012」のジョージ・シーガル、
$パイルD-3の『時速8キロの映画感』=★

一流シェフにクレジットされず、イライラする料理人に
「髪結いの亭主」のジャン・ロシュフオール
$パイルD-3の『時速8キロの映画感』=★

といった欧米の俳優陣がズラリ。

$パイルD-3の『時速8キロの映画感』=★

彼らを追い詰める殺人犯は果たして何者か?という筋立てに
ジャクリーン・ビセットのお色気が添えられて、
大いに満足出来る仕上がりです。

$パイルD-3の『時速8キロの映画感』=★


この手のコミカルミステリーは、
最近あまり見かけなくなったのが残念ですが、
アメリカ映画が得意とするところで、昔からハズレがありません。

$パイルD-3の『時速8キロの映画感』=★

アダルトなセリフがいかにもオシャレだったりするわけで、
犯人探しより、登場人物のキャラクターに重きをおいて、
巧みなサスペンスタッチでグイグイ一気に見せられるスタイルですネ。


忘れた頃にチョッとリピートして観たくなる映画の1本です。


$パイルD-3の『時速8キロの映画感』=★
■Pressed duck machine





★★★★

採点基準:…5個が最高位でマーキングしています。…はの1/2です。





星星星星星