
「私たちは、人よりもモノを愛しているのです」
世界で3000万人もの人を抱きしめてきた、インドの人道活動家、マーターアムリタナンダマイー、通称アンマ(母という意味です)のお話の中で、ドキッとした言葉です。
シンプルに暮らすことを意図すると、何を手放して、何を残すかという選択を迫られます。
そして、そのためには、自分がどんな人間かを知ることが、とても大切になってきます。
なぜなら、自分がどういう人間で、どんな好みなのかを知らなければ、ものを絞り込むことはできないからです。
人生で本当に必要なものは、実はそんなにないのかもしれません。
でも、この消費社会の中で、私たちの心は、日々色々なものに惑わされます。
「この道具があれば、もっと便利」、「この車を買うと、もっと幸せ」、「この本を読めば、もっと成長できる」・・・
そこにあるのは、「モノを持つこと」=「幸せ」という価値観です。
その「幸せ」は、いつも手の届くほんのちょっと先にある幸せ。
届きそうで届かない幸せです。
なぜなら、そのモノを得て感じる幸福感は、長くは続かないからです。
しばらくすると、心は渇きを覚え、ほかの「良さそうな」モノがほしくなってきます。
あなたが本当にほしいものはなんなのでしょう?
あなたの心が本当に欲しているのはどんなものなのでしょう?

今までに、深く満たされたと感じた瞬間を思い出してみてください。
それはもしかしたら、愛する人やペットと一緒に過ごした時だったかもしれません。
1人でゆっくりした時間だったかもしれません。
誰かから感謝された時だったかもしれません。
あなたが深く満たされた状態でいるとき、必要なモノはごくわずかです。
あなたがあなた自身でいられるモノ・人・活動を選べるようになると、人生から複雑さが消えていき、生活は自然にシンプルになります。
シンプルに暮らすことは、人生の自然な幸せにつながっているのかもしれません。