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くらんけの音楽漂流記

音楽はたべものだ。

[1971]

And the Shelter People

しかし
なんだね

どうして
こうなんだろうなあ

ジャケ
グラサン

Grateful Deadのひとですか?

歳食っても
相変わらず
口角は
下がったままだし

なんだろうなあ
これが彼のダンディズムなのかしらねえ

中身は最高
一曲目から最高

Leonと続く
南部の漂流

でも実際このルックスだったら
一緒にいられるかどうか分からない気もする
スワンプの
流れでいくと

語って良い
このアルバムだけど
語るのが微妙な
A Song For You

むかしむかし
まだケツの青いガキだった頃に
そのA Song For Youが聴きたくて
買ったアルバムではありましたが

今では他の
アメリカ南部のイキフンが漂うトラックが気持ちいい

を更に一回転して
A Song For Youを聴く時の驚き

聴き慣れたピアノもよく聴くとほんと良くできてるし
ホーンのアレンジなんてえのもほんと良くできてるし

いやー
かえすがえす
すげえ才能ですなLeon Russell

Leon Russell
Carney

どうも
Leon Russellというひとは
ルックスとかいろいろ
敢えて誤解を孕むようなことを
やっているようなところがあって

それはなんというか
勝手な解釈をするとさ

ピアノというね
ロケンロールにおいては
極めてナイーブな位置にある楽器を

もの凄くナイーブに
デリケートに弾けちゃう
その表出が
A song for you
っていう曲だったりするわけじゃん

そのナイーブさを
あんまり出したくなかったんだろうなあ
南部の男臭いところの出身だしさあ

とか思いつつ

その誤解がありつつも
そこそこ

というか
相当売れたひとなんだと思うけど

もうちっと
そのパブリックイメージリミテッド
どうにかならなかったのかなあと

このジャケを見ながら
このアルバムを聴いてると
思います
はい
ディキシー・チキン

あれ
これ
前にも
書いてなかったかな

書いてないはずは
ないけどなという
名盤中の名盤だけど
まあいいか

その昔
まだバーボンの味も知らないころ
ロック名盤百選
みたいなガイドブックを片手に
ロックの世界を漂流していた

そんな時代が
わたくしにもあったわけですが

その頃
なけなしの小遣いをやりくりして
買った
んだったかな

さすがに
大学くらいだった気もするな

まともあれ
購入当時
初見での印象が
あまりにも無さ過ぎて
そのままほぼお蔵入り

そうなんす
一曲目の
Dixie Chicken

このイントロが
スカスカして聴こえるのか
豊潤に聴こえるのか

これがひとつの
分かれ道のような気がするね

豊潤に聴こえることから始まる
幸せなエクスペリエンス

玄人筋の間でも
好みが分かれそうな
でもこれが好みだと
そこからの広がりが凄いことになりそうな
踏み絵的な一枚

are you experienced?

とは
よく云ったもので

よく聴き込んでいるはずのアルバムを

いつもとは違うサウンドシステムで聴いてみたら
あら
こんなことだったの

とか

下北沢のロックバーでかけられたら
おやおや
こんな分厚い構成になっていたの

とか

そういう目覚めから
人生は豊かになり
財布は薄くなるというわけですね
ファーストアルバムが
自主制作らしく
本国をあたっても
熱心かつマニアックそうなファンの

eBayでラッキーなことにコピーが買えたよ

なんてなコメントが出てくる程度

でも大丈夫
僕らにはYouTubeと
好事家同士の繋がりがあるからね

しかしこのジャケ
これが流通してないってもったいないな

素晴らしいBon Iver

こんな素晴らしいバンドが
休養中だなんて

と思って
Justin Vernonを
調べていたら

なんだなんだ
この男

Bon Iver以外に
やっとるわやっとるわ

なんぞこの
ワーカホリック

それでまた
プロジェクトというか
バンドごとに
色が違うわけで

ということで
今年はずっと
Justin Vernonの才能に驚愕し続けていたわけですが

中でもこのバンド
しみじみと効く

フォークだのカントリーだの
そういう括りではなく
アメリカン演歌的な泣きはありつつ
はみ出すのが瑞々しい才能というもの

プレミアにもめげず
もしくは
mp3で妥協してでも
聴くべき一枚

Silent Signs


こんな音源が
どこにあったのやら

Live!とか
Babylon by busとか

Japanにだって
手を出して

それぞれ
それなりに

というかまあ
Japanの音の悪さ以外は
それはもう素晴らしい演奏

なのにさあ

やっぱり
色々聴いて思うけども
このバンド
しみじみと良いバンドだなあ

いろんなところで
いろいろ良いライブを演ったんだろう
そんなバンドの
ごくごく一部を
お裾分け的な

Live!のテンションの上がり方も
確かに凄いんだけど

こっちはもっと
じわじわと攻めてくるような
そういった凄さ

Live at the Roxy: The Complete Concert
もはや
ここまでくると
初期とは
別バンド

まあ
Burnin'までとは
面子違うけど

Natty Dreadと
ほんとうに同じバンドなのか
という感じじゃないっスカ

スカじゃない
レゲエだよ

そうだね

その間
わずか6年

成長していく
という言葉だと
あまりにも
固過ぎるけれども

進化していく
という言葉でも
あまりにも
なんだけども

洗練されていく
という言葉をはめるには
あまりにも
いなたいけれども

その短い間に
どうやってこうなったのか

真剣に向き合い過ぎたら
バンドなんて
分解するじゃないっスカ

スカじゃないって
レゲエだって

ああ
そうだね

そういうのを
乗り越えたのか
乗り越えるまでもなく
登っていったのか

それがBobおじさんの
天才というやつなのか

今となっては
後から追うしかないわけですが
それはそれで
愉悦じゃないっスカ

スカじゃないから
レゲエだから

ああ
そうだね

アカシアの花が
咲いている

Survival
Bob Marleyといえば

No Woman No Cryで
Redemption Songで
I Shot The Sheriffで
Stir It Upで
One Loveだろ

というか

ようは
ベスト盤だけ
聴いたんだろ

というか

まあ
ひとの生き方は
ひとそれぞれとはいえ

やっぱり
作品は作品としてちゃんと聴かないと
分からないことってあるんだなあと
しみじみ思いながら

以前よりも
Bob Marleyが好きになっていく
幸せなわたくしがいるわけです

Exodus
夏だから
レゲエを聴く
なんてえのは

って
前も書いた
確か書いた
いつだったかしら書いた

時は流れて
海の近くで生きるようになると

まあそれも
分からんでもない

コンクリートジャングルでは
よく分からなかったかもしれないが

半裸の男どもが
普通に買い物をしているような街で生きていると

よく分かるような気が
しなくもないような
気がするかもしれない

こういった
マニアックな
さる筋では凄く有名で
しかるべきひとがちゃんと発掘して
その後それなりの流通経路が確保され
適当な媒体に取り上げられて
中の良い音友経由でわたくしの耳まで届く
そういった数奇なというか
一方で必然でもある社会学

ともあれ
良いものは良い

夏であろうとなかろうと
ジャパニーズヒップホップみたいなジャパニーズレゲエが好きでなかろうと
レゲエっていいなあ

ディス・ハート・オブ・マイン(紙ジャケット仕様)