0⇄1プロジェクトvol.7一般社団法人manaco「宮城のこどもたちが明日に希望を持てる社会」 | COLORweb学生編集部

0⇄1プロジェクトvol.7一般社団法人manaco「宮城のこどもたちが明日に希望を持てる社会」


こんにちは、はるぴです!🐥
この度、仙台市役所とCOLORwebがタッグを組んで、このまちに暮らす若者の新しいチャレンジ「0⇄1(ゼロイチ)」を紹介・応援するプロジェクトを実施中です!

第7回目となる0⇄1プロジェクトは、一般社団法人manaco(以下manaco)代表の中野柊一郎さんにインタビューさせていただきました!

目次

manacoとは?
manacoの代表紹介
 一般社団法人manaco共同代表 中野柊一郎さん 
0.    「manaco」が始まったきっかけ 
⇄. 雑談ベースの活動でこどもたちの“話し相手”に
1.これからの目標

「manaco」とは?

こどもたちが抱える不安や悩みに寄り添いやりたいことを実現できるようサポートしたいという思いから設立された団体です。学習や対話を通して、こどもたちが安心できる居場所を作る活動を行っています。
活動内容としては、主にオンライン上で、こどもとスタッフの一対一で、学習サポートや相談対応/雑談、レクリエーションなどをしています。また、運動ゴミ拾いなど対面イベントなども開催しています。スタッフは主に教員免許を持つ20代のスタッフや教員関係の仕事を志望する大学生で、スタッフ向けの勉強会などのイベントも開催しています。

 

 


manacoの代表紹介
 

中野 柊一郎(なかの しゅういちろう)さん
宮城県仙台市出身。大学4年生の時に、友人4人で団体を設立。うち一人と共同で代表を務める。

0.    「manaco」が始まったきっかけ
 
―学生時代に活動を始められたと拝見したんですが、どんなきっかけで活動を始めたんですか?

中野さん:大学3年生の頃にコロナ禍になり、自分に何かできることはないかと考えていたのがきっかけです。大学の友達4人で団体を立ち上げました。
 
中野さん:「manaco」という団体名は、「学び」と「コミュニケーション」をかけ合わせた造語なんです。コロナ禍だった当時、不安を抱えるこどもたちに学びやコミュニケーションの場を提供したいと思ったのが始まりでした。

―コロナ禍に団体を立ち上げられたんですね…。社会が不安定な時期だったと思いますが、活動を始めるときにハードルだったことはありますか?

中野さん:うーん、始めた当時は正直…あまりハードルは感じてなかったかも

―え!?すごいですね…!

中野さん:もともと教育系の専攻だったということもあり、想いを共にする仲間が近くにいたのが大きかったです。仲間とわいわい好きなことを夢中でやっていた感覚というか。

ただ、今振り返って考えると、一人では絶対にできなかったし、応援してくれる人や存在に恵まれていたと感じています。

―なるほど〜。好きを共有できる仲間の存在が、一歩目を踏み出せたきっかけだったんですね!始めた当時のこと、是非もっと聞いてみたいです!

⇄. 雑談ベースの活動でこどもたちの”話し相手“に


―活動を始める上でのハードルはあまりなかったというお話でしたが、これまで活動されてきて、うまくいかなかったこともあるかと思います。活動の中での失敗談があれば教えてください。

中野さん:そうですね、失敗はいっぱいありました。特に活動を始めた最初の頃は、自分たちだけでやろうとか、自分たちだけでできるって思い込んで、他の団体や組織に協力を求めなかったことがありました。その結果、イベントに人が全然集まらないということも…。
―確かに協力者を増やすことって大事ですよね。ですが、色々な団体とか組織の方に声をかけるのってとても緊張しそうです…。

中野さん:僕は話しかけるのだけは得意だと思っているので、そこは大丈夫でした笑。
宮城県の不登校支援ネットワークなど、様々な団体・組織に積極的に協力してもらうように声がけを始めてからは集客面でも運営面でも軌道に乗るようになってきて。

―すごいです…!笑

中野さん:でもたしかに外部の組織とはいえ、「“こどもたちのために”という目的は一緒」と考えてみるとそこまで怖がることでもないのかもしれませんね。

―そういった中野さんのコミュニケーション力がこどもたちと話す上でも活かされているんだなと思いますが、逆にこどもたちと話す上で苦労することはありますか?
 
中野さん:そうですね、こどもたちは本当に一人ひとり違うので、「その子に合わせて関わり方を考えること」が一番大変ですね。

―あ、実は私も塾講師のアルバイトをしていて…!その苦労はとても共感します。どうやってその子にあったコミュニケーションを見つけていくんでしょうか?

中野さん:まずは「自分から心を開くこと」を意識しています。
自分が興味のあることを積極的にたくさん話していくと、どこかでその子との共通点が見つかる。今度はその方向性で話を振ってみると、少しずつ意気投合できて話してくれるケースが多いです。

あとは、「ある意味フラットに、自然に関わっている」と思います。
話を聞くと大変だなと思うこともあるし、聞いてるだけで涙が出るようなこともあります。

だけど、こどもたちが求めているのは純粋に話を聞いてくれたり、対等に話をできる存在であったりすることが多いので、雑談に近い形でフラットに話すことを意識していますね。

―自分から心を開きながら、こどもたちの声を対等に聞く…!勉強になります!
ちなみに、どんな雑談をするんですか?
 
中野さん:恋バナとか推しの話とかもします笑。

―フランク!笑
そういったちょっとしたことでも、話し相手がいるっていうのは安心しますよね。
現在、基本的にオンライン上での活動をしていると思うのですが、オンライン会話にすることもこどもたちにとっては話しやすさや参加しやすさにつながったりするのでしょうか?
 
中野さん:今ってフリースクールとか、こども食堂が数字的には増えているのですが、それでも一定数どことも繋がっていないこどもがいる現状があります。このようなフリースクールやこども食堂になかなか行くのが難しかったり、苦手なこどもたちが安心できる自宅などの場所から参加できるようにしたりするためにオンラインにしています。

―なるほど。オンライン形式にしてらっしゃるのも、こどもたちに安心して参加してもらうための工夫なんですね。

中野さん:実はオンライン形式にすることで、逆にこどもとの距離が近くなる瞬間を体感できるという良さもあります。
利用するこどもの中にはコミュニケーションが苦手で、オンラインでも音声のみ、もしくはチャットのみで参加する子もいるんですが、そういった子が活動を重ねるうちに、「次は声を出してみて良いですか?」と言ってくれたことがあったんですよ。その言葉を聞いて、ここが安心できる環境だと思ってくれたことと、自分の口で何か伝えてみたいと思ってくれたことがすごく嬉しかったのを覚えています。

―そういった経験もやりがいに繋がっているのかなと思うのですが、ずばり、活動のやりがいはどんなところですか?
 
中野さん:こどもたちの人生にとって何かプラスになる可能性を感じる瞬間が嬉しいです。
それが、今日なのか明日なのか、5年後なのか10年後なのかは分かりませんが、1つの笑いでも、この瞬間が彼ら彼女らにとって楽しい時間であれば嬉しいと思っています。

1.    これからの目標

―これまでたくさんのこどもたちと接してきたかと思いますが、この活動を通して、仙台・宮城をどんなまちにしたいと思いますか?

中野さん:「こどもたちが安心できる“居場所”があるまち」です!

僕たちがずっと目指しているのは、宮城県内のこどもたちに安心できる居場所があることと、挑戦したいことを一緒にできる仲間がいることです。この活動を通して、仙台・宮城のこどもたちが安心できる、そして新しいことに挑戦できるような居場所があるまちにしていけたらいいなと思っています。

―なんだか、このゼロイチプロジェクトにも通じるところがありますね!素敵です。
そんな地域にするために、今目指している団体としての姿について聞きたいです。
 
中野さん:こどもたちの居場所作りというのが一番のテーマですけど、関わる人全員が楽しい活動をできたらいいなと考えています。支える側が苦しくなったり辛くなったりして、その姿をこどもたちに見せてしまうことがないように、応援してくださっている企業さんや市民の方、大学生など全員が楽しく面白い活動をできるような団体にしていきたいです。

―確かにサービスを提供する側も楽しめるっていうのは大事なことですよね…。具体的にこれからやっていきたい活動はありますか?
 
中野さん:活動で関わるこどもたちをもっと増やしていきたいです。現在、累計登録が63人ぐらいなのですが、僕たちが目指す数は1000人、1500人です。そのために去年から自治体と連携をしたりしているので、宮城県全域にこの活動を広げていくことができたらいいなと思っています。

1000人のこどもたちが仲間と一緒に新しい挑戦を始めると考えると、すごくわくわくしますね!
 
中野さん:manacoが今ちょうど5周年で、これからさらにいろんな方々の力を借りて活動を広げていきたいと思っています。ホームページのリニューアルをしたり、個人の方が寄付しやすい仕組み企業さんとコラボレーションしやすい仕組みなどを今作っているので、そういった活動をこれからできたらいいなと思ってますね。

5周年を迎えてさらに連携や仕組みづくりに力を入れていらっしゃるんですね。
ちなみに、ホームページで教育に興味がある学生の運営メンバーも沢山いるということを拝見したのですが、学生を巻き込んでいく上で今後力を入れていきたいことはありますか?

中野さん:このmanacoでの活動が、教員や教育関係の仕事を目指す学生にとっても、「居場所」になってくれたら嬉しいですね。

こどもと直接関わることで、大学で学んだ知識を実践的に活かせる場になったり、普段同級生とは恥ずかしくて話せない新しい挑戦について語り合える環境になったり。

過去には仙台市の補助金を受けて教員志望学生向けのプログラムも実施してきました。
学びを行動に移したいと考えている学生さんとも是非一緒に活動を広げていきたいです。
 
―今日はインタビューをさせていただきまして、本当にありがとうございました!
中野さんのお話を聞いて、こどもたちとコミュニケーションを取る上で大切なことや気をつけるべきことなど、大変勉強になりました。これからの仙台のまちがこどもたちにとっても安心できる場所ができるといいなと感じます。
これからの活動も応援しています!
 

 

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Write:はるぴ
Photo:COLORweb編集部、manaco提供