【今を生きるすべての人に刺さる言葉を歌にのせて】シンガーソングライター ReNにインタビュー! | COLORweb学生編集部

【今を生きるすべての人に刺さる言葉を歌にのせて】シンガーソングライター ReNにインタビュー!

みなさんこんにちは!みょんです🐰

今回は、シンガーソングライターのReNさんにお話を伺いました。

 

今回のインタビューのキーワードはズバリ、

「表現」「チャンネル」「ライブ」

この3つに注目して、さっそくインタビューを見ていきましょう!

 

【シンガーソングライター ReNとは?】(公式HPより引用)
10代でイギリスにプロスポーツ選手を目指し渡英。大怪我による挫折を経験の後に武者修行中にラジオで聞いていたUK ミュージックに感銘を受け、20歳からシンガーソングライターの道を志す。
ライブではギター1本でステージに立ち、研ぎ澄すように奏でるアコースティックギターの1音1音をループステーションやエフェクターを駆使して重ね合わせ、バンドサウンドを紡ぎ出す演奏スタイルは見る者を魅了してやまない。
ストレートに突き刺さり且つ渡英経験を活かした和洋折衷でハイブリットな歌詞とジャンルレスなサウンドは多方面からの共感を獲得し、また国境を越えて評価を受けている。

 

Q. まずはReNさんの学生時代について教えてください!

A. 学校では結構いたずらが好きな学生だったと記憶しています(笑)。ただ、学生時代はスポーツが軸で、10代から20歳までは、モータースポーツのプロの世界を目指していました。学校で友達とワイワイするのが好きだったのでそういう青春をみんなで味わいつつ、休日はレースの世界に行く日々を送り、どっちかというと忙しくしていましたね。学校に行きながらも、自分の人生はモータースポーツにあると思って過ごしていました。

この時から、自分軸があり人生で打ち込める目標があったっていうのは、自分にとって良かったなと思います。

 

 

Q. その軸は高校を卒業してからもぶれることはなかったですか?

A. ぶれなかったです。もちろんレースから音楽の世界に変わりましたが、基本的にレースをやっていた時から「自分がスキルアップしていっていることを常に味わっていたい」タイプの人間でした。

レースの場合は車を速く走らせることが目標ですが、人の印象に残るような運転がしたいだとか、人に勇気を与えられるような存在のドライバーになりたいだとか、そういう「表現」の部分で自分の個性を示したいという思いはずっとありました。

 

怪我をして道が変わってしまったものの、追いかけているものはずっと変わっていないです。なにかを追いかけていると自分自身が満たされますし、そこに自分を動かす根源があると思います。だから、なにかを追いかける人生が、自分が好きです。

レーサーで成功したとしても、もっと上を目指していたと思いますね。

 

それと、学生時代から音楽を聞くのがめちゃくちゃ大好きでした。自分のモチベーションを上げてくれるのも音楽で、普段友達と過ごしている時に聞いてきた音楽と、もうひとつ自分を鼓舞するために聴いていた音楽は、今もずっと自分の中のフォルダにあります。

世界観の強い海外の楽曲や自然と自分の心境に合うものをよく聴いていて、それが今では自分のルーツになっています。

 

 

Q. 学生時代にやり残したことや学生に向けて「これだけはやっておけ!」というお話はありますか?

A. 怒られまくるってことをもっとやっておけばよかったなと思います。要はちょっと「はみ出てみる」ってことかな。若い時にしかできないことに、どんどんトライしていくのがいいと思います。

 

自分自身を振り返ると、もっと生々しくても良かったのかなと思います。学生時代も20代でも色々考えすぎる時期はあって、その時期をやばいやばいって思っちゃうこともあると思うけど、悩んでいること自体が人生を謳歌しているなって後々気づいてきて。「悩んでいる」=「向き合っている」っていう証拠だと思います。答えを出せないことにもどかしさを感じるかもしれないけど、年齢を重ねて自分なりの答えがだんだん宿ってきた時に、「こういうことだったんだね」っていつか絶対気づくと思います。

 

自分は今まで飛び抜けて色々なことをしてきたつもりですが、そんな僕でも「もっとやっておけばよかったな」と思います。

 

 

Q. 楽曲を制作する際は、どのような思いで曲に向き合っていますか?

A. 正直、人に「こんな曲もう聴けないよ」って言われたら、それはもうそこまでだと思います。ただ、自分の形のない想いのようなものを残せるということに意味があって。人間の思っていることとか、汚い部分というか、いたらない部分を逆にアートの世界で残せた時に表現者は強くなると思っています。

 

今の世の中は、シリアスになっちゃう出来事に振り回されてしまうことも多く、僕らが10代の頃とは時代が変わったんだなと感じます。でも、今の若い子って冴えているし、色々見えていると思うんですよ。そういう若いエネルギーたちが世の中を変えていくんだなと感じるし、その中に自分も立っていたいと思っています。

絶対にこのままじゃ良くないぞって時は、絶対にヤング(若い世代)の人たちがなにかを起こす時だと思っています。そこに自分たちが後から付いて行くんじゃなくて、同じ目線で立っていたい。アーティストとして音楽を作ることで「チャンネル」としてなにかを訴えていきたいなって思います。

 

 

Q. 新曲にはどのような思いを込められましたか?

A. 新曲を書いたのは1年くらい前になります。

(世の中には)とにかくうんざりする出来事がいっぱいありますよね。それに振り回されている僕らそれぞれに嘆きがあると思うんです。ハッピーな世の中とは裏腹に、そういう嘆きが混在して増えていって、自分はそこを見ないで音楽の世界に逃げるってことができなくて。みんなに気づいてほしいことを歌にしているんじゃなくて、みんなが気づいているけど誰も言わないことを「そうだよね」って確認し合いたくて書きました。

 

去年1年間は、実際ライブに来てくれたみんなと歌って、自分の感じる違和感がみんなにもあるのかなと反応を見ながら活動してきました。

それを繰り返して、新たに自分の言葉を追加したりアレンジを加えたり、今やっと完成したんですけど、6分半以上の曲になっちゃって(笑)。これはまずいぞってことになり、どうにか4分半に抑えました。

嘘偽りなく歌っている世界なので、ポジティブに捉えてもらえたら嬉しいです。 

 

Q. ReNさんにとってライブとはどんなものでしょうか?

A. ライブは大事にしていて、ライブをやるために音楽を書いているみたいなところがあります。

ライブって自分の音楽を大事にして聴きに来てくれる人たちとのコネクションがあると思います。ライブを重ねる中で、みんながライブに何を求めて聴きに来てくれているのか、逆に僕に何を届けに来てくれているのか探していますね。そのピントが合ってきた時に、そこでしか味わえないみんなとのつながりが回収されるのがライブだと思います。

ライブをすると、確実にみんなと会話をしたような感覚になれます。その感覚は僕だけじゃないと確信していて、僕が作り出すライブだし、みんなで作り上げるライブでもあるので。ソロだからこそ自由にライブ作りできるし、みんなが求める曲の中で想いを伝えられる。それこそファンとひとつの「チャンネル」を作っている感じがします。

 

 

Q. ReNさんの今後の夢や目標を教えてください!

A. まずは自分の音楽の幅を広げていくことですね。みんなにまだ見せられてない「ReN」の芽が少しずつ開いてきているので、音楽を通して新しい世界をもっと追求していきたいと思います。

 

それと、来年で10周年を迎えるので、もっと音楽の中でいろんなことを表現したいと思っています。音楽を作っている時ってものすごくポジティブな感覚になれますし、ジャンルを設定せずに自分が心躍るものを素直に追いかけて、納得のいくものを作っていきたいですね。

そして、今の規模をどんどん広げつつ、老若男女が飛び跳ねるような大きなライブを仙台でできたらなと思います。

 

 

【New Digital Single】

Riot

 

仙台ライブのお知らせ】

2025年ライブツアー仙台公演決定!

 

公演:Riot Tour -今こそ立ち上がれ!-

日程:2025年5月18日(日)

時間:OPEN 17:00 / START 18:00

会場:仙台darwin

詳細:http://ren-net.com/news/news250218-2.html

 

取材を通して、ReNさんにとって「ライブ」は「生き様そのまんま」なのだと感じました。

ライブ特有の熱い空間、アーティストとファンとの一体感を感じるたまらない心地良さを思い出し、ReNさんの作るライブが気になって仕方ありませんでした。

取材終了後は握手をしてくださり、音楽には留まらない熱いパワーをたくさんもらい元気が出ました!ものの考え方や捉え方は一つではないし、なにが正解かは分からないけど、今できることを精一杯やってみようと思いました。

 

ReNさんの仙台ライブは5月18日(土)に行われます。

ReNさんが作り出す音楽の世界観を皆さんもぜひ、味わってみてください!

ReNさん、貴重なお話をありがとうございました!

 

 

Write:みょん

Photo:きつねこいなり