
0⇄1プロジェクトvol.5 仙台リファッションデー「服からはじまる地域のつながり」
みなさんこんにちは!みょんです🐰
現在COLORwebでは、仙台市役所とタッグを組み、このまちに暮らす若者の新しいチャレンジ「0⇄1(ゼロイチ)」を紹介・応援するプロジェクトを実施しています!
全5回にわたって、仙台を盛り上げる多くの若者たちを紹介してきたコンテンツですが、今回で最終回を迎えます。(セカンドシーズンもあるかも…?!)
最後にご紹介するのは、服の交換を通じて地域のつながりを作る「仙台リファッションデー」さんです!
実は私、取材をする前から仙台リファッションデーさんの活動に興味を持っていました!
「服の交換会ってなに?」「どうして学生が?」などの疑問を、インタビューを通じて明らかにしながら、若者が地域を動かしていくリアルな姿をお届けします。では、インタビューを見ていきましょう!
目次
仙台リファッションデーとは?
メンバー紹介
0. 仙台リファッションデーのはじまりと参加のきっかけ
⇄. 現在の活動とイベントの様子
1. 仙台リファッションデーが目指すこれから
仙台リファッションデーとは?
子供から大人までより多くの人に衣替えを楽しんでもらいたいという想いから、着なくなった服を持ち寄り、服と服の交換をすることで、地域と人のつながりをつくる新しいイベントを開催しています。仙台の大学生・高校生が中心となってイベントの企画・運営を行い、企業からの協賛や地域の支援により活動の幅を広げています。
メンバー紹介
東北大学法学部4年 後藤慧篤(ごとうえるま)さん
仙台リファッションデーでは広報を担当している。
元々イベントの運営が好きで、大学祭の実行委員では広報の班長を務めた経験も。
活躍の場は学内だけでなく、仙台リファッションデーをはじめ、ジャズフェスの運営にも参加するなど、仙台のイベントに熱心に取り組んでいる。
0.仙台リファッションデーのはじまりと参加のきっかけ
―団体発足のきっかけを教えてください。
後藤:元々は地元企業である株式会社THECLO(ザクロ)が「仙台初の共有クローゼットを作る」というビジョンを掲げて、一緒に事業を運営してくれる人を募集していたんです。そこに学生が集まり始めたっていうのが、現在の「仙台リファッションデー」の始まりです。
―「共有クローゼットを作ろう」というビジョンは、まさに「みんなで服をシェアしよう」という発想だったんですか?
後藤:「服」というのは手段でしかないと思っていて、根幹にある目的としては、仙台でいろんな人が集まれる場所を作りたいという想いがありました。服は人が生きるために欠かせない“衣食住”の一つなので、たまたまそこに着目したという感じですね。
私は大阪出身で、大学進学のために仙台に越してきました。仙台は4年目になるんですけど、いまだに仙台の友達と話す時は「仙台って遊ぶ場所が少ないよね」ということが多くて、私としても“ふらっと集まれる場所”“みんなの遊び場”が増えたらいいなという想いがあったので、そのビジョンにすごく共感できました。
―では、後藤さんが団体に加入したきっかけは?
後藤:元々私の友人が仙台リファッションデーで活動していたことでInstagramを通じて団体を知り、最初は来場者として服の交換会に行きました。その時に「おもしろいイベントやっているな」と思い加入することにしました。
大学では学祭の実行委員をするなど、元々イベントの運営が好きだったというのもありますし、こういった“服のシェア“という新しい発想に惹かれました。イベントには毎回幅広い年代の方が来ていて、私自身も温かい気持ちになれたんです。そんなイベントの雰囲気がすごく好きで、こういう場所が増えたらいいなと思いながら活動しています。
⇄.現在の活動とイベントの様子
―改めて現在の活動内容を教えてください。
後藤:“服の交換会”をはじめとした「Sendai Re:fashion Day」というイベントの企画や協賛集め、当日の運営などを行っています。イベント前は週1回ミーティングを実施。メンバーは東北大生が多いのですが、高校生も1人参加してくれています。
―服の交換会は年間で開催する回数は決まっているんですか?
後藤:基本的には衣替えの季節にやろうということで、年に3〜4回、我々が主催のイベントを開催しています。今年は外部のイベントに出させていただくケースもあって、今年9月に開催された「SENDAI SDGs Week」や仙台市が主催するイベントにも出させていただきました。団体としてのビジョンとも重なりますが、私たちがイベントを開催する目的は大きく3つあって、①衣替えを楽しんでもらう ②地域のつながりを創る ③SDGsの貢献につなげるということを意識しています。
衣替えって結構憂鬱というか、めんどくさいと思うんですが(笑)、そんな衣替えの時期にイベントが開催されていたら、「衣替えの時期だからあのイベントに行こう!」という前向きな気持ちになれる方もいると思います。そうやってイベントに人が集まることで参加者同士のつながりができて、ご近所さん同士の付き合いができたりして。仙台中のつながりが生まれる場所になったらいいなと思います。
そして最後に、服の廃棄を減らす活動を通して、いろんな方から「その活動いいね」と言ってもらえることが多いんです。それをきっかけに企業に協賛していただき、活動が大きく広がることにもつながります。実際に、ブックオフさんが在庫として抱えている服を提供してくださったり、さまざまな地元企業が協力してくださっています。企業だけでなく参加者の方も使わなくなった服を誰かにあげることで、自分も新しい服を手に入れることができるというみんながwinwinのマイナスがないイベントになっていて。そんなふうに人にも地域にも環境にも良いイベントであり続けたいと思っています。
―イベントの来場者の方からはどんな反応があるんですか?
後藤:イベントの最後にアンケートを書いてもらっているんです。そのアンケートの中で、10代や20代の方の意見としては、そもそも服が好きな学生が多くて、「自分が捨て切れなかった服を持っていき、違う服と交換できる」というイベントの仕組みに興味を持ってもらえているなという印象を受けました。また、アンケートを書いてもらっている時にお話しすることがあるんですが、「こういうイベントを開いてくれてありがたい」「損がないイベントだから、もっといろんなところでやってほしい」と言っていただくことも多くあります。やっぱりそういうふうに言ってもらえるとうれしいですね。
Writer’s memo
実は今年の8月31日に行われたイベントにCOLORwebのころちゃんが取材に行っていました!学生から大人まで幅広い年代の方で賑わっていた会場には試着室も用意されており、実際に選んだ服を試着することができます。
縁日や地元のカフェのお菓子販売まで用意されており、服の交換以外にも地域の方々が楽しめるブースがたくさんありました!
―そういうお声があると、地域の方々の役に立てているという実感が得られますよね。活動やイベント運営で苦労したことはありますか?
後藤:活動では、メンバーのモチベーションの維持ですね。そもそもメンバーは8名程度なので、人数が足りずやりたいことができない点は課題だなと感じています。
―そのような課題にはどのように向き合っていますか?
後藤:今いるメンバーがやりたいことをやるようにしています。例えば、「イベントの時に縁日を開いて、小さいお子さんに遊んでもらいたい」と言ったメンバーには「じゃ、やろう!」というようにしています。本当に自分が何をやりたいのかを考えて、そのためにどういうことをするのかという段階まで決めてミーティングをしています。それこそ、対面で集まってみんなでわちゃわちゃ話しながらミーティングをする機会を増やして、みんなのモチベーションを維持していますね。
―団体を運営していく上で、他にも心がけていることはありますか?
後藤:あとは、いろんな人と繋がる機会を逃さないようにしています。新しい人とつながることで、「あれやろう!」「こんなこともできたらいいな!」が実現していくことを実感しているからです。だから、いろんな人との接点を増やすようにしています。また、お客様としての目線やInstagramを見ているユーザーの視点など、いろんな角度からイベントの在り方を考えることも大事にしています。
1.仙台リファッションデーが目指すこれから
―これから仙台をどんな街にしたいですか?
“みんなで衣替えを楽しめる街”
後藤:やはり、自分たちならではの活動として「衣替えを楽しんでほしい」という想いが第一にあります。そこに加えて、“みんなで”を付けたのは、学生や家族、地域の皆さんが遊びに行ける場所、なんなら衣替えじゃなくてもふらっと行って立ち寄れるような場所を作りたいという想いからです。そんな場所が増えていけば、大学だけの友達だけじゃなくて、仙台市という大きな括りでつながれる、楽しめる街になると思います。
―今後の展望について教えてください。
後藤:イベントとしての認知はまだまだなので、「衣替えの時期だからSendai Re:fashion Dayに行こう」という人を増やしていきたいです。仙台中の人にそう思ってもらうことが目標です!
―これから地域の活動に参加したいと考えている学生にアドバイスをお願いします。
後藤:「最初の一歩」はすごく勇気のいることだと思います。ですが、我々のように少人数でやっている団体もありますので、そういう団体なら参加しやすい方もいるのかなと思います。また、こういう活動をされている皆さんは、意欲を持ってチャレンジしようとしている人のことを温かく迎えてくれることを、私自身実感してきましたので、一歩を踏み出すことをためらわなくて大丈夫だよと伝えたいです。最初は僕のように「イベント運営が好き」とか興味本意でもいいので、まずは始めてみることが大事ですね。
今回は貴重なお話をありがとうございました!
目標に向かって活動する仙台リファッションデーさんの姿は、私たち学生の背中を押してくれるだけでなく、地域にフレッシュな風を運んでくれると思います。Sendai Re:fashion Dayが新たな遊び場として、地域とつながっていく様子がとても楽しみです!
仙台リファッションデーのメンバー募集は随時受け付けているそうです。応募方法は下記ホームページに記載のメールアドレスか、InstagramのDMへ。まずは活動の様子を見学したい方も気軽にご連絡してみてください!
↓ホームページ
https://www.cirkyun.com/articles/2024-07-26.html#google_vignette
今回の記事を読み、イベントや活動に興味を持った方は気軽にフォローしてください!
https://www.instagram.com/refashion.day_official?igsh=d2o3b2F0Yjh1M3dt
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若者の「ゼロイチ(0⇄1)」を紹介・応援する
SENDAI 0⇄1 PROJECT。
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ここまで読んでいただきありがとうございました!
「なにかをしなければいけない」というよりも「好き」という真っ直ぐな気持ちが、地域や人々を勇気づける。そんな若者たちであふれる仙台で、一緒にチャレンジしてきましょう!
Write:みょん
Photo:COLORweb編集部、仙台リファッションデー提供