0⇄1プロジェクトvol.4 仙台まちづくり若者ラボ「まちをつくるのはわたしたち」
こんにちは!おぶしです。
この度、仙台市役所とCOLORwebがタッグを組んで、このまちに暮らす若者の新しいチャレンジ「0⇄1(ゼロイチ)」を紹介・応援するプロジェクトを実施中です!
全5回にわたって、いろんな方の新しいチャレンジ「0⇄1(ゼロイチ)」を紹介していきます!
第4回目となる今回は、「仙台まちづくり若者ラボ」に参加中の3名にインタビューしました!
■目次
仙台まちづくり若者ラボとは
仙台まちづくり若者ラボの参加者紹介
0. まちづくりってなんだろう?参加前のわたしたち
⇄. 現在の「アイデア」と「アクション」
1. これからの目標・理想の仙台
仙台まちづくり若者ラボとは
仙台まちづくり若者ラボの参加者紹介
0. まちづくりってなんだろう?参加前のわたしたち
⇄. 現在の「アイデア」と「アクション」
1. これからの目標・理想の仙台
仙台まちづくり若者ラボとは?
「学都・仙台」の強みを生かし、若者の感性やアイデアを積極的に取り入れる環境づくりを進める仙台市が企画・主催するプログラム。若者の自由な発想を仙台のまちづくりにつなげるため、若者自らが「自分ごと」として関われるテーマを設定してワークショップとフィールドワークによる実践的なプログラムを実施。まちづくり活動の担い手となる若者の発掘・育成を目指しています。(仙台市ホームページより)
今年度は、42人の参加者が「文化芸術」「観光」「ビジネス」「こども・教育」「スポーツ」「食」の6つのテーマに分かれて活動中。
▼詳しい活動内容はこちら
仙台まちづくり若者ラボの参加者紹介
石毛 宗一郎(いしげ そういちろう)さん 社会人
千葉県出身。東京の大学を卒業後、不動産業界へ就職。今年の春から転勤を機に仙台へ赴任。職場の先輩の紹介で活動に参加。仙台まちづくり若者ラボでは、文化芸術チームに所属。
及川 紗知(おいかわ さち)さん 宮城教育大学4年
宮城県大崎市出身。大学教授の紹介がきっかけで活動のことを知る。2023年度に引き続き今年で2年目の参加。今年度はビジネスチームに所属。
鹿股 優月(かのまた ゆづき)さん 東北学院大学1年
山形県出身。大学入学を機に、今年の春から仙台で暮らし始める。大学の掲示板で仙台まちづくり若者ラボの存在を知り、活動に参加。観光チームに所属。
0. まちづくりってなんだろう?参加前のわたしたち
―活動に参加しようと思ったきっかけはなんですか?
石毛さん 私は、土地の購入からオフィスビル等の建築、またその営業や管理までを一貫して行う不動産ディベロッパーという職種で、まさにまちの開発に関わる仕事をしています。そのため、まちに寄り添った建物を建てる上で仙台のことをもっと知りたいと思ったのがきっかけです。
鹿股さん 私は純粋に「面白そうだな」と思ったのがきっかけです。今年の春から仙台に住み始めたので、まずは仙台のことを知りたいと思ったことが一つ。社会人の方も含め、いろいろな人と交流したいと思ったのもきっかけです。とはいうものの、実は高校生の時から社会活動には参加したいと思っていて…。まわりから「意識高い系」に思われるんじゃないかと心配でなかなか勇気が出なかったんですが、大学生になったので自由にやりたいことをやってみようと思い応募しました。
―参加する前にやりたいことは決まっていましたか?
鹿股さん 最初は全く決まっていなかったので、設定されているテーマ(若者ラボでは参加申込をする際に希望の活動テーマを選べます)のうち自分が一番興味のあった「観光」を選択しました。仙台を知る第一歩として「観光」というテーマが一番合っているかなと。
―及川さんは昨年度に引き続き2年目の参加ですが、もう一度参加しようと思った理由はありますか?
及川さん 昨年度参加してみて、「まちづくり」と一言にいってもいろいろな捉え方があることに気付きました。今年も「また違った視点でまちを見てみたい」と思い2回目の参加を決めました。昨年は大学でも学んでいる「教育」のグループに参加しましたが、今年は全く違う分野にチャレンジしてみようと思い、教育と一番関わりのなさそうなビジネスを選びました。
―活動に参加する前はまちづくりに対してどのようなイメージを持っていましたか?
石毛さん 不動産関係の仕事を通じて感じていることとして、まちづくりは、企業や行政が協力してやっと形になるものなので、正直「泥くさい」イメージがあります(笑)。でも若者ラボの活動は仕事で行うまちづくりとはまた違い、いい意味で無責任に、自由に意見を出し合いながら楽しめるのではないかと思い参加しました。
鹿股さん 私は全く具体的なイメージがついていなくて、「まちづくりって何だろう?」というところからのスタートでした。活動について調べてみると堅苦しいことをやっているわけではないとわかり、「自分でもできそう」と興味が湧きました。
及川さん 参加する前はまちづくりと聞くと行政の方がするイメージを持っていました。一般市民である私たちがする「まちづくり」とは何だろうと思ったことも、参加に踏み出すきっかけだったと思います。
―お三方とも最初のきっかけは純粋な関心・興味だったんですね!
⇄. 現在の「アイデア」と「アクション」
―今はどのような活動をしていますか?
石毛さん 私たち文化芸術チームは、仙台のアーケード文化について調査しています。初めて仙台に来た時に、多くの人がアーケード内を歩いている光景がすごく印象的で。多くの学生が就職のタイミングで仙台から首都圏に出て行ってしまうことを耳にしたので、「学生」をメインターゲットに仙台のアーケード文化を通してもっと仙台の良さを知ってもらおうという活動をしています。
鹿股さん 観光チームでは、地元の人でも観光したくなるような場所を見つけ出そうというところから活動をスタートさせました。仙台は都会なのに「観光する場所がない」とよくいろんな方がおっしゃっていますよね。でも実際にはそんなことは全くなくて。ライトアップしている仙台城跡にいったり、仙台市科学館に足を運んだり、仙台の食について調べたりしながら、「友達や家族が仙台に来た時に観光案内できるようになる」ことをゴールに活動しています。
及川さん ビジネスチームは「起業」に焦点を当てて活動しています。グループのメンバー全員がこのテーマに関心があるということで決定したのですが、まずは私たち自身が起業について理解するための調査をしました。そして今は、仙台駅前や錦町公園で「起業にどんなイメージを持っているか」や「実際に起業を考えたことがあるか」などの情報を街頭インタビューしています。目標は100人です!仙台の人が起業についてどんなイメージを持っているのかを明らかにし、私たち自身の起業に対するイメージの変化とともにどのように発信していくかを考えているところです。
―活動の中で達成感を掴めた瞬間はありますか?
及川さん さまざまな調査を行う中で、仙台で実際に起業をしている方はもちろん、起業を支援している方も多くいることが分かりました。そんな中、「私たちがビジネスをテーマにこのまちに還元できることはなんだろう」という点を長く議論しました。長い間迷いましたが、まずは街の人にインタビューをしてみて、その結果得られたことから私たちなりのアクションを行おうという結論まで漕ぎつけた時に、目標が見えた安心感がありました。
―「自分たちに何ができるか」を考えるのはとても大変なことだと思いますが、だからこそやりがいも感じられるんですね。
―先ほどは、活動参加前のまちづくりに対するイメージをお聞きしましたが、参加したことで何か変化はありましたか?
及川さん まちづくりは行政の方々が行うものというイメージでしたが、それはまちづくりのほんの一部であったと気がつきました。みんなで試行錯誤したり、自分の意見が形になったりする中で、「まちをつくっているのは市民なんだ」と感じることができました。「私にもできることがあるんだ」と思えるのが、活動をしていて楽しい点だと思います。
石毛さん まちをつくるのは人であるというのはその通りですよね。道路や建物をつくっても結局は人がどう使うかでまちは変わってくるので。仙台のアーケードにも、まちの歩きやすさというのが表れていると思います。独りよがりにならず、人が使うところまでイメージしてまちづくりをしていくことが大切だと思います。
鹿股さん まちづくりに関わってみた今のイメージは「明確な答えは出ていない、でも楽しい」です(笑)。まだまだ模索中の部分も多いですが、大学1年生の私でもまちづくりに関われるんだという気づきはとても大きくて、前よりも身近なものに感じられています。
1. これからの目標・理想の仙台
―これから仙台をどんなまちにしたいですか?
仙台に来る前は、正直なところ数ある地方都市の一つ、と捉えていました。しかし実際来てみるとアーケードや青葉通、定禅寺通と個性あふれるメイン通りがあって、毎週末のようにまちの至るところでイベントがやっていたりして、歩いていて楽しいまちだなと思うようになりました。今まで住んできたまちの中でこんなに楽しそうに人がたくさん歩いているまちはなかったです。そんな仙台の良さをまちづくりに生かしていきたいと思います。
鹿股さん 「安心・安全な街」
山形出身の私としては、仙台は「都会で憧れの土地」でした。それと同時に、都会だからこその治安の悪さもあるのではないかと不安に思いながら仙台での生活をスタートしました。しかし住んでみると全く治安の悪さは感じませんでした。私のように地方からくる学生のためにも、観光で仙台を訪れる方のためにも、これからも安心・安全なまちであってほしいと思います。ただ都会なだけではないことをアピールしていきたいです。
及川さん 「居たい場所を見つけられる街」
ずっと仙台・宮城に住んでいると、まちの風景が当たり前になりすぎて、その土地の魅力に気づきにくくなると思います。だからこそ、このまちに暮らす人たちには、自分のお気に入りの場所を見つけてほしいなと思ったんです。
「メディアテークのお気に入りの席で本を読もうかな」「時間があるからあそこの通りに行ってみようかな」と物理的に好きな場所を選択したり、「若者ラボに参加してみようかな」などと活動のコミュニティを選択したり、「自分の居場所」を選べるまちってすごく素敵ですよね。みんなが「ここで過ごしたい」と思える場所をいくつも持てるまちになっていったらなと思います。
石毛さん・鹿股さん・及川さん 3人の意見をまとめると、「愛着を育てる街」です!
―今後もまちづくり活動に参加する予定はありますか?また、まちづくりに興味を持っている方へのアドバイスもお願いします!
及川さん 私は現在も若者ラボの参加者の方に紹介してもらった活動に行ったり、そこでつながった方からまた別の活動を紹介してもらったりと、連鎖的にいろいろな活動に参加させてもらっています。今は参加する側ですが、将来的には自分がそういったワークショップを企画できたらなという思いもあります!
また、まちづくりに興味があってもなかなか行動できない方が多いと思いますが、不安だったら私が一緒に行きます(笑)!初対面の人と活動したり、行ったことのない場所に行く時ことはとても緊張すると思うのですが、知識やスキルがなくても自分の「やりたい気持ち」さえ持っていれば大丈夫です◎
鹿股さん 実際に参加してみて、不安なくのびのびとやりたいことができているので、興味のあるものがあったらまた積極的に参加していきたいなと思います。高校時代の私のように周りの目を気にして行動できない人もいっぱいいると思いますが、私たちが若者ラボで楽しんでいる様子をたくさん発信することで、そんな方々の勇気にもつながったらうれしいです。
石毛さん 私もまた同じような活動があればぜひ参加したいなと思っています。学生の方々たちと一緒に活動したことで、自分の頭がいつの間にか固くなっていることに気が付きました。リスクばかりを考えるのではなく、勢いを大事にしながら自由にアイデアを出せる場は仕事にも生きると思うし、このようなつながりを大切にしたいなと思いました。一歩踏み出せず悩んでいる方がいたら、肩肘張らずに自分の直感を大事にして参加してみてほしいです!
今回、同世代の方々が自分の純粋な興味を出発点としながら、まちづくりに真摯に取り組んでいる姿を見て、刺激を受けました。お三方ともまちづくりを「自分事」として捉えて、活動されているのが良く伝わってきました。若者が協力して理想の仙台をつくっていけるといいですね。COLORwebも頑張ります!
参加者の方々からお話いいただいたように、興味さえあれば参加できる事業です!次回の募集は次年度となりますが、迷っている方は一歩踏みだしてみましょう。
12月2日には、仙台市市民活動サポートセンターを会場にアクション報告会が開催されます。
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若者の「ゼロイチ(0⇄1)」を紹介・応援するSENDAI 0⇄1 PROJECT。
この記事を読んで
「こんなことをしている人がいるんだ〜」
と感じてもらうのも「ゼロイチ(0⇄1)」。
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SENDAI 0⇄1 PROJECT、第5回もお楽しみに~!
Write:おぶし
Photo:COLORweb編集部