0⇄1プロジェクトvol.3 てらいく「やりたいができる居場所をつくる」 | COLORweb学生編集部

0⇄1プロジェクトvol.3 てらいく「やりたいができる居場所をつくる」

 

 

こんにちは、あっかです。

この度、仙台市役所とCOLORwebがタッグを組んで、このまちに暮らす若者の新しいチャレンジ「0⇄1(ゼロイチ)」を紹介・応援するプロジェクトを実施中です!

 

 

全5回にわたって、いろんな方の新しいチャレンジ「0⇄1(ゼロイチ)」を紹介していきます!

第3回となる0⇄1プロジェクトは、学生ボランティア団体「てらいく」の2人にインタビューしました!

てらいくとは?



「てらいく」は、子どもたちの学びを支援する仙台市の学生ボランティア団体。月に2回以上、若林区の児童館で宿題のサポートや運動指導を行なっています。
設立から1年ながら、仙台市のユースチャレンジ!コラボプロジェクト(※)にもチャレンジするなど活動の幅を広げています。

※ユースチャレンジ!コラボプロジェクト:若者団体から身近なまちづくりに関する事業の提案を募集し、 仙台市役所と若者団体が協働で取り組む制度。

 

「てらいく」さんのInstagram↓


 

目次
てらいくとは?
てらいくのメンバー紹介
・奥平悠大さん 東北学院大学地域総合学部 地域コミュニティ学科  2年
・五十嵐大地さん 東北学院大学法学部 法律学科  2年
0.    てらいくってどうはじまったの?
⇄. 現在の活動と次のイベントに向けた挑戦
1.    これからのこと


てらいくのメンバー紹介

 

 

 



奥平 悠大(おくだいら ゆうだい) 
東北学院大学 地域総合学部 地域コミュニティ学科 2年
幼い頃、地域の方々が積極的に子どもの学びに携わってくれたという経験から、その恩返しの気持ちで、子どもたちと関わるボランティア活動をはじめ、「てらいく」を設立。 



五十嵐 大地(いがらし だいち)
東北学院大学 法学部 法律学科  2年
奥平代表の昔からの親友。彼の志を尊重し、はじめはその手助けをするためにボランティア活動に参加。穏やかでムードメーカー的な人柄は、奥平代表のリーダーシップを補完し、副代表として「てらいく」という団体を支えている。



0.    てらいくってどうはじまったの?



 
―活動を始めたきっかけはありますか?

奥平さん最初は漠然と子どもたちのために何かしたいと思っていたんです。そう思うようになったのは、僕たち自身が地域の人に良くしてもらったから。「おかえり」といってくれる環境で育って、僕たちも何かやりたいなと思ったときに書道をしていた経験を活かせないかなと。
大学の先生に相談をし、連坊の児童館の方を紹介していただいて活動が始まりました。

五十嵐さん:悠大が誘ってくれて、最初は友達3、4人でスタートしたんです。僕自身、書道は得意ではないんですけど、子どもや地域と関わることはできる!と思って活動に参加しました。

奥平さん:子どもたちと触れ合っていくうちに書道だけでなく、交流していく居場所や地域のつながりを作れたら良いなと思うようになりました。地域と大学生、大学生と小学生、小学生と地域という三角の関係がてらいくによって出来たら良いなと思っています。


―どうやってメンバーを集めたんですか?

五十嵐さん:授業の中で「地域貢献に取り組むボランティア団体」として紹介をしてもらい、学校内でも知名度が上がってきて、やってみたいという人がちょっとずつ増えていきました。




 奥平さん:現在は43名で活動を行っています。東北学院大学、東北福祉大学、宮城大学、宮城学院女子大学、仙台大学の5つの大学の人が所属しています。
僕は毎回の活動にしっかりと参加してくれる人たちを仲間にしたいので、入る前にヒアリングをして幽霊部員のような存在がいないようにしているんですけど、ちゃんと全員参加し続けてくれています!

―活動が軌道にのるまで悩んだことはありましたか?

奥平さん:僕は大地が副代表になってくれたのもあって楽観的に考えていましたね。ダメだったらダメで、支え合いながら活動をしていこうと思っていました(笑)。



 
五十嵐さん:「てらいく」が、ちゃんと5年後も続いていく団体にしていきたいと思っていたので、どうしたら続けられるのか1年生が入ってくれるまで不安でしたね。
自分たちが作った団体なので、ノウハウや意志の強さまで引き継がなければいけない。なんとなく活動するのでは意味がないので、そこはどう後輩たちに伝えていくかは今も課題ですね。


⇄現在の活動と次のイベントに向けた挑戦


―現在力を入れて取り組んでいることは何でしょうか?


 
 

奥平さん:11月2日に、「みんなでパフォーマンス!!―大学生と小学生による筆の共演―」というイベントを行う予定で、その準備ですね。大学生と小学生が一緒になってみんなで1つの書道作品を作り上げ、それを保護者や地域の方に見に来ていただきます。
昨年の冬に加入した方が書道パフォーマンスで全国大会に出場したという経験があり、それを活かしたいと言ってくれたので「じゃあ、やろう!」と。



 
応募はこちらの応募フォームから


―イベントの狙いはありますか?

奥平さん:普段の活動から心がけていることではあるんですけど、参加者同士が年齢関係なく言いたいことを言い合えるような場になれば良いなと思っています。大学生と小学生ってイベント以外では関わる機会がないと思っているので、少しでもそんな場にしたいですね。
また、これを機に、イベントに参加してくれた子どもたちが定期の活動に参加してくれるようになったら良いなと思っています。



 
五十嵐さん:小学生って何か体験する機会自体が減ってきているので、てらいくがそれを作ってあげられたら良いなと思います。子どもたちって小筆だけでも大興奮してくれるんですよ!大きい筆を使ったらもっと楽しんでくれるだろうなって思います。機会の提供の面でも役立っているのかなって思います。

―学生だけでそんな楽しそうなイベントを企画できるなんてすごいですね!

五十嵐さん:実は学生だけでなく、周囲の大人の力も借りていて。
このイベントは仙台市の「ユースチャレンジ!コラボプロジェクト」に応募し、採択いただくことができました。

経済面でのサポートはもちろん、私たちにはない広い視野でアドバイスもいただき、イベント実施までの道筋を明確に描くことができたので、応募して本当によかったと感じています。


―ユースチャレンジ!コラボプロジェクトはどのように知ったのですか?

奥平さん:活動を始めた時からお世話になっている大学の先生に紹介していただきました。

五十嵐さん:去年は、仙台市若林区の「わかばやし若者まちづくりプロジェクト支援事業」の助成金を使っていたんですけど、今年はもっと大きな挑戦をしたいと思い、自由度の高いユースチャレンジ!コラボプロジェクトを使おうと思いました。

▼わかばやし若者まちづくりプロジェクト支援事業について

 

―てらいくの活動の中で印象に残っていることや、やりがいを教えてください。



 
五十嵐さん:字の練習が終わった後に、習った字を使って、「教えてくれたおにいちゃん、おねえちゃん、ありがとう」と書いてくれたり、「いつも来てくれるてらいくがうれしい」と書いてくれたのが印象に残っていますね。子どもたちの中でもてらいくが1つのイベントとして定着しているのが分かって嬉しかったです。

奥平さん:それは泣くぐらい嬉しかったです(笑)。
また、子どもは素直なので表情ですぐ分かることも、やりがいのひとつです。最初は警戒されているなって感じていたんですけど、最近はいたずらしてくれるくらいになって、活動しててよかったーと思いましたね。他のメンバーも子どもが好きな人が多いので、子どもと関わるのがやりがいとよく聞きます。



―子どもたちと仲良くなるコツってあるんですか?

五十嵐さん:年が離れているとどうしても俯瞰して見てしまうと思うんですけど、同じ目線の遊び相手として立っています。宿題も「これ、難しいよね~」と言ってあげることで、お兄ちゃんも悩んでいたんだと身近に思ってもらえると思います。

 

―てらいく内のメンバーも、1人1人が個性を活かして楽しく活動されているなと感じます。

奥平さん:てらいくは、新しくできた団体なので、自由度が高いんです。だからこそ、僕としてはみんなの長所を活かしてほしい。皆のやってきたことや長けていることを活動に活かしてもらって、それをみんなでサポートしていく形をとりたいと考えています。


1.    これからのこと

―これからどんな仙台(若林区)にしたいですか?



 
「「つながり続ける街です!」」

奥平さん:ここまでやってきたことを終わらせたくないという気持ちが強くて、地域の人たちも協力してくれているので、期待を裏切らないようにしたいですね。てらいくと地域、大学生と小学生。つながりが続くと良いなと思います。

五十嵐さん:すべてにおいて横にも縦にもつながって1つのチームとして在れたら良いと思います。

―これからやってみたいことはありますか?



 
奥平さん:僕は、活動場所を増やしていきたいです。昨年は、連坊だけだったんですけど、人数が増えたのに伴って荒町でも活動をしています。現状は2か所が精一杯なので、人数が増えてきたら3,4か所と活動場所を増やして、僕たちの地元の蔵王でも活動したいですね。
いろんな人にてらいくを知ってもらえたら良いなと思います。

五十嵐さん:今向き合っている子どもたちとのつながりを深くしていく、地域とのつながりを深くしていくことが大事かなと思います。団体は自然と大きくなっていくので、中途半端にならないように芯をもって活動していきたいです。

―これから活動をはじめる方に向けてアドバイスはありますか?

奥平さん:自分がやりたいと思って熱量をもって始めたことは、頑張っている姿を周りの人がどこかで見てくださっていて、頑張った分だけ周りの人がサポートしてくれると思います。だから、自分1人で頑張り抜くではなくて、いろんな人の力を借りながら一歩ずつ進んでいけば達成できるんじゃないかなと僕は思います。

五十嵐さん:誰かに頼るのは難しいと思いますが、意外とそうじゃないということが実際にやってみてわかりました。



 
奥平さん:自分たちがやりたいことだから自信をもって「これやりたいんですけど、どうしたら良いと思いますか?」と先生に相談したことから僕たちの活動は始まったので、自分の気持ちに素直になっていろんな人を頼ることが大事だと思います。



 
今回はお話を聴かせていただきありがとうございました!
団体の仲の良さがお二人の空気感からもひしひしと伝わり、だからこそ小学生を楽しませることができるんだなと感じました。小学生に体験や交流する機会を与えたり、大学生にも地域や小学生と交流する場をつくる「てらいく」さん、これからもつながり続ける街を目指して頑張ってください!


「みんなでパフォーマンス!!―大学生と小学生による筆の共演―」は、若者団体から身近なまちづくりに関する事業の提案を募集し、 仙台市役所と若者団体が協働で取り組む制度「ユースチャレンジ!コラボプロジェクト」 の令和6年度採択事業です。詳しくは下記 URL をご確認ください。

 

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Write:あっか
Photo:COLORweb編集部、てらいく提供