0⇄1プロジェクトvol.1インフルエンサー・とりさん「私の“好き“でこのまちの魅力を伝えたい」
こんにちは!mameです。
今回は皆さんに特別なお知らせがあります!
この度、仙台市役所とCOLORwebがタッグを組んで、
このまちに暮らす若者の新しいチャレンジ「0⇄1(ゼロイチ)」を紹介・応援するプロジェクトが始動しました!
これから全5回にわたって
いろんな方の新しいチャレンジ「0⇄1(ゼロイチ)」を紹介していきますので、
記事の投稿を楽しみにしていてください!
早速ですが、記念すべき1回目は、
インフルエンサー兼利府町の地域おこし協力隊として活動する
「とりさん(本名:平嶋愛さん/以下、平嶋さん)」にインタビューをさせていただきました。
写真右から、ころちゃん(COLORweb)、平嶋さん、mame(COLORweb)。平嶋さんが普段から仕事場として利用しているという「tsumiki 利府町まち・ひと・しごと創造ステーション」でインタビューを実施しました。
平嶋さんが活動を始めたきっかけや、
自分とこのまちのために新たにスタートした挑戦についてのお話などを伺ってきました。
それでは、インタビューをご覧ください!
目次
・とりさん(平嶋愛さん)プロフィール
・0.インフルエンサーになるまで
・⇄. インフルエンサーから地域おこし協力隊への挑戦
・1.これからのこと
とりさん(平嶋愛さん)
プロフィール
SNS総フォロワー数8万人超えのインフルエンサー。
Instagram、TikTok、個人ブログで仙台・宮城のグルメ&おでかけ情報を発信している。
インフルエンサーの活動を続けながら2024年6月から利府町の地域おこし協力隊としても活動をスタート。
現在は利府町在住。
Instagram: https://www.instagram.com/sendai.no.torisan/
ブログ: https://torisanlog.com/sendai-gourmet/
0.インフルエンサーになるまで
―インフルエンサーとして活動するようになったきっかけを教えてください。
もともとは副業がしたかったのがきっかけです。
前職がIT企業のセキュリティエンジニアで、
昼夜問わずの業務が続く日も多くあったため
「40年間この仕事を続けるのはつらいなあ…」と感じていたのですが、
自分の生活もあるので辞める勇気もなくて。
そんなときに、ネットで小さな副業をビジネス化していく方法があるという情報を見て、
最初は副業としてブログをはじめました。
書いた記事に広告が付くことで収入を得られるのですが、
毎日2時間くらいを費やして記事を書いても、
半年間でたった3,000円しか収入が得られませんでした。
ほかの副業にもいろいろ手を出してみたのですが、どれも続かずつまずいていた時に、
Instagramでもフォロワーを増やせばビジネスになることを知りました。
こうしてInstagramを始めてみたのですが、これも最初から上手くいったわけではなくて。
ジャンルが異なるアカウントを5∼6個を運営してみて、
やっと今のアカウントにたどり着きました。
―そんなにいろんなジャンルに挑戦されていたのですね!
なぜ仙台・宮城のグルメ・スポットを発信するアカウントに落ち着いたのですか?
自分が継続することのできる分野だったからというのが大きいです。
以前、副業をしている方々の交流会に参加した時に、
「とりあえず継続すること」と「具体的な目標を立てること」が大切というアドバイスをいただいて。
うまくいかなかったアカウントは、自分の趣味やライフスタイルを考えると、
継続が難しい分野だったことに気が付きました。
私は普段から宮城県内の飲食店やおでかけスポットにはよく行っていたので
これなら継続することができると思い、今のアカウントに力を入れ始めました。
アドバイスをいただいた通り、
漠然としていた目標をより具体的かつ現実的な「フォロワー500人」「週3投稿」などにしてみました。
そうやって小さな目標をクリアし続けたことで、
今ではインフルエンサーと呼んでいただけるようになりました。
―インフルエンサーとして活動をスタートされたきっかけは、
ご自分の人生やキャリアを考えたことだったと思いますが、その当時、
「このまちがもっとこうなったらいいな」と考えていたことはありますか?
私は新潟出身で、仕事の配属をきっかけに仙台に移り住んだ身ですが、
宮城の人とお話すると「宮城にはなにもないよ」と言う方が多くて。
新潟出身の私からすると全然そんなことはなく、たくさん魅力があると思うんです。
なので、自分がまちの情報を発信することで
「こんなにおいしいお店や楽しい場所があるんだ」と、
このまちの魅力を知ってもらって、ハッピーになってもらいたいと感じていました。
そして結果的に、このまちに住み続けたいと思ってほしいと考えて発信を続けてきました。
⇄.インフルエンサーから
地域おこし協力隊への挑戦
―インフルエンサーとしての活動が軌道にのり始めてからも、大変だったことはありますか?
本業との調整が大変でした。
セキュリティエンジニアの仕事が忙しく、定時で帰ることができなくて、
残業後に投稿をすることがほとんど。
SNSで紹介してほしいと依頼があった店舗との打ち合わせがある時は時間休をとって行くこともありました。
そういう入り組んだ調整が必要で、苦労しました。
―そういった苦労もあった半面、
インフルエンサー活動を通じて地域に貢献できたと感じたことはありましたか?
はい。やはり投稿を見てくれた方からのお声や、
一度紹介したお店から再度依頼がくるといった反響が一番うれしくて、
仙台・宮城の魅力を知ってもらうことに貢献できているなと感じます。
特に印象に残っているのは、仙台市若林区にあるはちみつ専門店を紹介したときですね。
効果測定として、「投稿を見た」とお店の方に伝えるとソフトクリームが半額になる施策を打ったのですが、
その結果、約1,000人もの方が自分の投稿を見て足を運んでくださって。
「はちみつを知る機会になった」「常連になった」というお声はもちろん、
そこからまた違う商品を紹介することになったのもすごくうれしくて、
やりがいを感じました。
実際の投稿はこちら:https://www.instagram.com/p/Cr8BP3sv8fj/?img_index=1
―インフルエンサーとして活動する傍ら、
今年の6月から利府町の地域おこし協力隊に就任されたそうですね。
そのきっかけを教えてください。
インフルエンサーとしての活動で、フリーランスや起業家の方と出会ってお話を聞くと、
全力で自分のやりたいことをやっていて楽しそうだなと憧れがあったのですが、
いきなり自分で起業する自信がなくて1年くらい考えていました。
そんな中、とあるイベントで利府町の協力隊の方とお話する機会があり、
起業支援を受けながら、協力隊として活動していく制度が魅力的だったので、
利府町の地域おこし協力隊になることを決めました。
また、そのときお話した方が生き生きしていて積極的で、将来のビジョンもしっかりしているのがかっこよくて、
それに憧れたのもきっかけの一つだと思います。
―地域おこし協力隊としてはどのような活動をしていますか?
利府町の地域おこし協力隊には6つのプロジェクトがあって、
そのうちの1つの「よく眠れる町」プロジェクトに取り組んでいます。
元々利府町は「十符(とふ)」と呼ばれていたのですが、
その「十符」は、平安~鎌倉時代に使われた
すげ草という草を使った寝具「十符の菅薦(とふのすがこも)」
(参考:利府町HP
https://www.town.rifu.miyagi.jp/gyosei/soshikikarasagasu/syougai/bunka/5178.html)のことで、
そういう歴史的な背景と、現在の利府町が周辺地域のベッドタウンと呼ばれている背景を掛け合わせて、
今も昔も人々の眠りを支える町「よく眠れる町」として利府町をシティプロモーションするようなプロジェクトです。
まだ始まったばかりなので、具体的に言えるような活動がないのですが、
利府町を眠りの町として盛り上げるようなメディア立ち上げやイベント実施、商品開発などをしたいなと思っています。
また、利府町では総合計画で「みんなの夢が叶う町」を掲げているので、
「よく眠れる町」「みんなの夢が叶う町」の2つを掛け合わせて、
よく眠れて、よく夢を見られる町、みんなが挑戦したり夢につながったりする町にもなるといいなと思っています。
―インフルエンサーと地域おこし協力隊の活動はどのように違いますか?
関係者の多さですね。
インフルエンサーの活動だと全部自分で決めて進めていくことがほとんどなのですが、
地域おこし協力隊での活動はたくさんの方と関わることになります。
それぞれ違った苦労がありますが、
自分が思っていることを進めるだけでなくいろんな方とディスカッションをして進めていく中で、
目的が外れないように伝えながら進めなければいけない大変さがあります。
地域に貢献できるという部分は共通していますね。
―地域おこし協力隊としてのやりがいはどんなときに感じますか?
エンジニアの仕事は目的が明確で、それに対してタスクをこなしていくものでした。
地域おこし協力隊はどうイベントを企画していくか、どうプロモーションするかなど、
目的や物事の本質を自分自身で考えたり、メンバーとディスカッションしたり、
今まであまりやってこなかった「思考を深め・広げる活動」ばかりなので、
より充実感があります。
また、地元の方にインタビューする機会もあって、
昔から住んでいる方ならではの貴重なお話が聞けたときは協力隊としての責任感ややりがいを感じました。
1.これからのこと
―平嶋さんはこれから、仙台・利府をどんなまちにしたいですか?
「みんなが語れるまち」
利府も仙台も「なにもないよ」と言う方が多くて、県外に出て行ってしまう人が多いけど、
気づいていない、語られていないだけで、むしろたくさんあると思います。
「こういうのがあるから東京からきて!」とみんなが語れるようになると、
結果的にこのまちに住んでもらえると思っていて。
条件面はたしかに東京に劣るかもしれないけど、
今までつなげてきた文化や人はこのまちにしかないものなので、
そういうことを語れるまちになるといいなと思います。
―インフルエンサーまたは地域おこし協力隊として、
今後どのような活動をしていきたいですか?
自分自身がいろんな人と出会って刺激をもらったことで価値観が変わったので、
情報発信だけではなくもう一歩踏み込んで、
イベントやオンラインコミュニティのような形で皆さんが交流できる場を作りたいです。
そういった活動を通して、皆さんの宮城での暮らしがよりハッピーになったり、
ここに住み続けたいと思う人が一人でも増えたらうれしいですね。
―最後に、新しいことにチャレンジする若者に対してアドバイスをお願いします!
私は新しいことにチャレンジする時、
「副業で独立する!」「フォロワー1万人を目指す!」など目標を高く設定しすぎて、
いざやってみるとその目標が途方もなく遠く、
自分の理想と現実のギャップに辛くなって諦めてしまうことが多かったです。
今の自分の状況をしっかり理解して、
まずは小さくても良いので、自分が越えられそうな目標を作って、少しずつ達成していくことが大切だなと思います。
小さな成功を積み重ねることで自信もついてきますし、いつの間にかずっと遠くまで来ていることに気づけるはずです。
自分を信じて、一歩一歩前に進んでいってください!
私自身もまだまだですが、お互い頑張りましょう!
―ありがとうございました!
いかがでしたでしょうか。
平嶋さんが人と出会って価値観が変わったように、今回お話を聞けたことで、
私自身も視野や価値観が広がるような刺激をたくさんいただけました。
この0⇄1プロジェクトは、記事を見てくださった方にもきっと多くの影響を与えるものになっているはずです!
次回は、東北に宇宙の魅力を届ける学生団体「杜宙実行委員会」さんのインタビューです。
こちらも大変興味深い内容になっています(^^)
ぜひご覧ください!
「地域おこし協力隊」の制度について興味を持った方や詳しく知りたい方はこちらを参考にしてください♪
▼総務省HP
https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_gyousei/c-gyousei/02gyosei08_03000066.html
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若者の「ゼロイチ(0⇄1)」を紹介・応援する
SENDAI 0⇄1 PROJECT。
この記事を読んで
「こんなことをしている人がいるんだ〜」
と感じてもらうのも「ゼロイチ(0⇄1)」。
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Write:mame
Photo:COLORweb編集部