COLORメンバーにパケ買いした本を聞いてみた! | COLORweb学生編集部

COLORメンバーにパケ買いした本を聞いてみた!

 

みなさん、こんにちは。
あっかです。

いきなりですが!みなさんは「パケ買い」したことはありますか?
カバーやパッケージに惹かれてついつい購入してしまう行動です。
私は…あります。パケ買い、恐ろしくないですか?いや、無駄遣いなんて全然、思ってないですから…( ˘︹˘ )。

結局、大満足するのでまたやってしまうんですよね。
まあ、私のパケ買い事情は置いておいて。

今回はCOLORメンバーに本のパケ買いについて聞いてみました。
答えてくれたのは、むーちゃん、おぶし、じょんじょんと私の4人です。

いよいよ全国的に梅雨入りして、お出かけが思うようにできない季節になりました。そんな時のおともとして、気になった本を手に取って読んでみたり、本屋さんでパケ買い、やってみたりしてください。一目惚れ、大事にしていきましょう!




〇むーちゃんらしい選書!りんごについて考えてみたくなる⁉

まず答えてくれたのはむーちゃん。


『リンゴの文化誌』著:マーシャ・ライス/訳:柴田譲治 


Q1どうしてその本に惹かれたの?
私は、農業系の本のコーナーをよくチェックするのですが、いかにも教科書!というような見た目のものや植物の写真が表紙のものなど、堅い雰囲気の本が多い中、イラストが表紙のまるで小説のような装丁のこの本に目を奪われました。

Q2読んでみて印象は変わった?
もちろん小説だと思って読んだわけではないので(笑)、印象が変わったということはありませんが、農業に興味がなくてもリンゴが好きな人なら目を留めてしまうような本が農業のコーナーにあるところが良いなあと思っています。

Q3その本のおすすめポイントは?
文化誌という名前のとおり、リンゴの食文化や宗教的・芸術的な背景など、とにかくリンゴに関わるあらゆることがまとまっています。文化的内容にとどまらず、栽培や生物学的な内容側面などの記述もあります。

Q4好きなところ、語りたいところは?
”リンゴ”といういち植物を食べもの、研究対象、あるいは絵のモデルなど、さまざまな目線で見られる本です!同じシリーズに「ベリー」や「桜」などもあるので自分になじみが深いものから読んでみるのもよさそうです。

農業のコーナーと聞いて、文系の私は「そのコーナーを見に行ったことすらない…」と気づいてしまいましたが、リンゴの絵と文化誌というワードが表紙にあり、私も内容が気になりました。いろんなコーナーを見て新たな分野との出会いを求めてみようかと思いました!

〇女の子の悲しそうな表情が気になる!辻村深月さんの小説。
 

おぶしが紹介してくれた本です。


『子どもたちは夜と遊ぶ』著:辻村美月/イラスト:笹井一個


Q1どうしてその本に惹かれたの?
最初は、好きな作家さんの本だったので手に取りました!表紙の色合いは鮮やかかなのに、対照的に女の子の顔が悲しそうだったのでどんな本なのか気になりました。

Q2読んでみて印象は変わった?
表紙を見た時は爽やかな青春群像劇のようなものなのかなと思っていましたが、その予想は裏切られました。ジャンルでいうと推理小説に該当するような本です。残酷なシーンがあるのも予想外でした。

Q3その本のおすすめポイントは?
おすすめポイントとしては、作品のボリュームがあるところです。上下巻合わせると1000ページほどあるので、本を読むのが好きな方におすすめです。私は、本をすぐに読み終わってしまって寂しくなってしまうことが多いのですが、この作品はボリューム感があるので、連続ドラマを見ているような感覚でじっくりと楽しむことが出来ました。

Q4好きなところ、語りたいところは?
「連続殺人の動機について」、「登場人物に暗い影を落としているものは一体何なのか」を考えながら読んでいると、ページをめくる手がついつい止まらなくなりました。伏線を回収しながら進む物語に驚かされること間違いなしです。事件のシーンは何ともいえぬ不快感がありますが、読み終わってみるとほっとするような、救われたような気持ちになります。ぜひ読んでみてほしい本です。

ボリューム感のある推理小説…。読みごたえがあるのはうれしいですよね。個人的に暗さを感じる表紙は手を伸ばしづらいのですが、この女の子には目が離せなくなる魅力を感じます。

〇綺麗な花火とテロリストの文字が釘付けになる本!
 

続いてじょんじょんが紹介してくれた本です。


『屋上のテロリスト』著:知念実希人/イラスト:loundraw

 

Q1どうしてその本に惹かれたの?
もともと夜景が好きだったのでびびっと来て購入しました!あと、「テロリスト」という怖そうなタイトルイメージと、奥の空に綺麗な花火が浮かんでいるイラストが対照的で興味を惹かれました。

Q2読んでみて印象は変わった?
表紙からは高校生二人が登場する青春ストーリーなのかと想像していましたが、読んでみると、学生二人が東西に分断された日本を統一させようとするお話で、スケールの大きさにびっくり!!

Q3その本のおすすめポイントは?
後半のスピード感のある展開は読んでいてワクワクします!そして、なぜこの二人がタッグを組むことになったのかが最後に明かされるので注目して読んでみてほしいです✨

Q4好きなところ、語りたいところは?
この本は、私が高校1年生の時に学校のビブリオバトルで紹介したものです!
(ビブリオバトル:参加者が決められた時間内で本をそれぞれ紹介、ディスカッションし、読みたいと思った本に投票するゲーム感覚の書評合戦)
普段はあまり小説を読まないのですが、今考えればビブリオバトルの題材にするくらい好きな本だったんだなと思います(笑)。それもあって、今まで読んできた本の中でも特に思い入れがある本です。

鮮やかに打ちあがる花火と特徴的なタイトルの文字。思わず手に取って見たくなります。じょんじょんの紹介を聞いてびっくり!スケールの大きさや展開と内容もとても気になりますね。

〇色褪せないワクワクがある本。潜水艦に惹かれる!
 

最後に私、あっかがパケ買いしてしまった本です。


『海底二万里』著:ジュール・ヴェルヌ/訳:村松潔


Q1どうしてその本に惹かれたの?
お話自体は図書館で借りて読んだことがあり、好きな本の一つでした。ある日、古本屋さんでこの表紙と目が合い、「ノーチラス号が描かれている!カッコ良い!」と一目惚れして購入しました。

Q2読んでみて印象は変わった?
内容は知っていたので印象は変わっていないです。もう一回読んでもワクワク感は色褪せず、よりこの話が好きになりました。

Q3その本のおすすめポイントは?
表紙に潜水艦のノーチラス号が描かれており、挿絵もあるため、海底の世界や人物の想像がしやすく読みやすいと思います。東京ディズニーシーにノーチラス号があることは有名ですが、その船の冒険譚を知ることができるので、ディズニー好きにもおすすめです!

Q4好きなところ、語りたいところは?
ネモ船長がカッコ良い!!!謎に包まれたノーチラス号を作ったネモ船長。彼の信念を持ち行動する姿がカッコ良いんです。また、全てを海底で調達し、生活している場面は現実でも出来るのではないかと思うほどで、未知への憧れが止まりません。海底の恐ろしさを感じる場面もありますが、冒険心くすぐられる話に読み進めるのが止まらなかった記憶があります。
*読み飛ばしても良いです
(ノーチラス号に一回で良いから乗ってみたい...!でもクラーケンは怖いかもしれない。でも大きな窓から海底の姿を見てみたい...。え!ディズニーシーにノーチラス号があるんですか⁉︎このことを知ってから私の夢の一つにディズニーシーに行ってノーチラス号とネモ船長の肖像画に会いに行くという夢が出来たんです。なんと、ジュール・ヴェルヌの「地底旅行」を..以下略。)

…。失礼しました。止まらなくなってしまいましたね。まあ、興味が出たら読んでみてください。( •̀ ω •́ )✧

〇まとめ
いかがでしたか?印象が最初と変わらないものもあれば、驚く内容のものもある。本って最後まで読まないとどうなるか分からないのも魅力の一つですよね~。
ぜひ、友達や家族とパケ買いしたものを紹介し合ってみてください。未知の世界が広がるかもしれないですよ!語るのが止まらなくなった人がいたら時間が許す限り聞いてあげてくださいね(笑)。
私も新たな出会いを求めて久しぶりに本屋へ行こうと思いました。

Write:あっか
Photo:むーちゃん、おぶし、じょんじょん、あっか