ARABAKI ROCK FEST.24出演アーティストインタビュー!【鉄風東京 大黒崚吾さん】 | COLORweb学生編集部

ARABAKI ROCK FEST.24出演アーティストインタビュー!【鉄風東京 大黒崚吾さん】

 


 
みなさんこんにちは、きよぽんです!
ARABAKI ROCK FEST.24に出演された鉄風東京(Vo/Gt)大黒崚吾さんに、

学生編集部のきよぽんがインタビューしました。

 

鉄風東京とは? (鉄風東京公式サイトより引用)
仙台を拠点に活動する、平均年齢21歳の4ピースオルタナティブロックバンド。エモのエッセンスを感じるアルペジオと等身大の歌詞、疾走するギターサウンドが特徴。結成から現在に至るまで、ライブを大事にするスタイルで活動している。写真左からSougo(Gt) / 大黒崚吾(Vo/Gt) / 颯(Dr) / muku(Ba)。

4月に発売されたシングルARABKI ROCK FEST.参加前のお気持ち5月18日(日)開催のFLYING SON FES.2024についてなど、たくさんのことをお聞きすることが出来ました。鉄風東京の魅力満載です!
早速インタビュースタート!


-それでは始めさせて頂きます、まず結成についてですが、バンド名の由来について教えてください!


大黒:最初ナンバーガールって言うバンドのコピーバンドをしていたんですね。そのバンドで「鉄風 鋭くなって」という、自分たちがバンドを始めるきっかけになった曲があるんですよ。そこから鉄風をもらって、その後に東京とつけました。東京って付いているのが格好いいなと思って(笑)。そこに、「何かの中心になれるように」、という意味を込めて「鉄風東京」という名前になりました。

-音楽、ロックバンドに興味を持ったきっかけは何でしょうか。


大黒:最初にロックバンドを聞いたのは、5個上の姉貴が、俺のウォークマンにパソコンからRADWIMPSの曲を入れてくれたのがきっかけで。そこからロックバンドを聴くようになったんですよね。4枚目のアルバムだったかな?それを聞いて、バンドって格好いいなって。姉貴もバンドが好きだったのでいろんなバンドを教えてくれて、自分でも調べるようになりました。
 


-なぜ自分でバンドをやろうと思ったのですか。


大黒:普通に幼稚園小学校で歌うのが好きだったんですよね。アメトークのギター芸人の回を見て、ギターってこんな簡単に始めて良いんだと思ったんです。それで中1の冬に、お年玉全部を使ってアコースティックギターを買いました。バンドが好きだったので、グループでやりたいと思いバンドを始めましたね。

-ライブで各地を回られて、地元仙台の魅力は何だと思いますか。


大黒:そうですね、観光するにはどこか物足りないんですけど、住むのにはめっちゃ良い街だと思っていて。例えば、コンビニ店員に「ありがとうございます」とか言って「どうも」と返されるのが、他の県へ行って当たり前じゃないんだなと思いました。その場を大切にしている人が多いから、空間がすごい居心地が良いんですよね。喫茶店だったり飯屋だったり、追い出そうとする人がいないから。お互いに気を遣ってないけど、お互いに気を遣わせないというか。仙台人がつくってきた街がすごい好きで。全国を回ってみて、一番好きなのは変わらず地元の仙台ですね。

-全国を見て、学生におすすめしたい所はどこでしょうか。


大黒:僕は宮崎がめっちゃ好きで。仙台に人柄が似ていて、良い意味でその町にいる人全員がめっちゃのんきで。日本なのにヤシの木めっちゃあるし、みたいな(笑)。僕の一番憧れているKOTORIっていうバンドのボーカルの方だったり、好きな芸人さんとかも宮崎出身だったり、ライブハウスの店長もめっちゃ優しくて。ご飯も美味しいし、過ごしやすいところだし、なにより心がざわってなる瞬間がないので、仙台の人は宮崎がすごく肌に合うと思います。

-4月10日配信シングルのSing Aloneについて、「もう誰にも奪えやしないよ」という歌詞が繰り返されていて印象に残りました。どんな想いでこの曲を作ったのですか。


大黒:コロナ禍前とコロナ禍後をテーマにした曲になっていて。というのもコロナ禍にはじめたバンドで、コロナ禍からライブに来るようになった観客の人も多いんですね。たとえばライブハウスで一緒に歌えなかったり、皆でもみくちゃになれなかった人たちなんですよ。僕が憧れた、バンドをやろうと思ったきっかけになったバンドたちは、いわゆるライブハウスっていうもみくちゃになるものをしていたので。そのDNAをもらってバトンを受け継ぎたい、そういうライブハウスを残したいっていう思いで書いたんですよね。
それで、Sing aloneは一人で歌うという意味なんですけど、早口で言うと全く逆の、シンガロングで「一緒に歌う」っていう意味になるんです。コロナ禍の歌えなかった状況はもう打破したものなので、僕の憧れたライブハウスを、奪われたくないし、奪わせないっていうのを、お客さんも一緒に歌ってほしくてこういう歌詞になりました。



 
・鉄風東京「Sing Alone」Official Music Video
https://www.youtube.com/channel/UC63ZXuXkA3S4eEYX3B6Axgg

-作詞作曲をされていますが、どのように曲を作っていますか。


大黒:情けない話ですけど、最近はレコーディングの締め切り前にガーってやっていたり(笑)。メロディーや構成などは家で思いつくことはあまりなくて歌詞を思いついたときは、高校生のから続けているんですけど、歌詞をiPhoneのメモ帳にずらーっと書いているんです。思いつくときは割と外ですかね。朝起きて、移動しているときに結果的にこうだったってなるんです。例えば機材車だったり、今思うと多いですね。

-ライブでうれしかったり、楽しかったりする瞬間はどこでしょうか。


大黒:自分が好きなバンドのお客さんが、自分たちのライブの時に拳を上げてくれたり、楽しんでくれているとすごく嬉しいですね。僕は3、4年前までライブキッズだったんですが、今ステージに立つ側になって、好きなバンドと共演するとき、目の前にしているお客さんは3年前に横にいたお客さんだから、同じものが好きな人に届くのが一番うれしいですね。好きなものが同じだから厳しく見られることもあるんですが、そんなお客さんにはまったときが一番嬉しいですね。

-ARABAKI ROCK FEST.の参加を前に、今の気持ちを聞かせてください。


大黒:自分たちにとっても大きいフェスで、宮城を代表するフェスだと思うので、今年出させてもらえるというのが嬉しいです。僕たちが出る日に、仙台在住のバンドがいなくて。アラハバキステージの会場の一番初めに歌うトッパーで、仙台を代表して歌えるっていうのがすごく嬉しいですね。ただ、1つ不満を言うとするなら、2日目に、同じく仙台出身で同期のバンド「EverBrighteller」が出るんですね。僕らの方が先に出演が決まっていたのに、僕らがアラバキ出ますよと言ったときより周りの反応がすごく良いのがすげえ悔しくて(笑)。初日は俺らがあっためておいたぞといえるくらい、1000倍良いライブをしたいですね(笑)。 



-アラバキ当日のパフォーマンスが楽しみです!次に、5月18日開催のFLYING SON FESはどんなFESにしたいですか。


大黒:僕目線ですけど、仙台で音楽やバンドが氷河期な時代があったんです。仙台出身のバンドが示さないと、仙台という街は面白くならないと思っていて。メジャーアーティストのライブにゲストで出させてもらったときにも、仙台は集客が厳しいという話をしていて。仙台が東北6県の中心と呼ばれているのに、ツアーなどで飛ばされるのが自分の中で悔しくて。仙台でもロックバンドを楽しめるというのを示すためには、大きいものが必要だと思ったんです。そこで自分たちのホームの名前を借りて、仙台には「5月にフラサンフェスがあるよね」って言われるように、去年から育てているという感じです。

-ありがとうございます、次に今後の目標について教えてください。


大黒:音楽で生きていくのはもちろん大事です。それで具体的な目標となると、仙台っていう街にキーワードがあると思っていて。全部僕は「FLYING SON」で学んできたので、FLIYNG SONというライブハウスを聖地にするというのが僕たちの目標です。「仙台のバンドといえば鉄風東京でしょ。仙台のライブハウスといえばFLYING SONでしょ。」ってなったらいいなと思います。自分が上に上がると同時に、自分たちがお世話になったライブハウスを知らしめたいです。

-最後になりますが、学生に対してメッセージをお願いいたします!


大黒:仙台の人は気を遣うイメージがあって、やりたいことと、やらなきゃいけないことのギャップに苦しんでいる人が多いと思っています。。でも好きなことをやるって、その字面だけでかっこいいじゃないですか。絶対に何に対しても苦しい部分はあると思うんですけど、学生の時に、ちょっとくらい夢見ても良いんじゃないかと思います。やってみて上手くいかなかったら、親孝行して、幸せに生きていけば良いと思うんですけど。やりたいことを人の目を気にせずにやれば、いろんなことにつながっていくと思いますね。僕も学生の歳ですが、仙台の学生は好きなことをやって、ちょっとだけ後悔しつつ楽しく生きていってほしいですね、好きなことをやってください!

-ありがとうございます!

 

……………….
ARABAKI ROCK FEST. 当日は、全身で思いを伝えるようなステージで、途中、仙台についての思いを熱く語り涙をこらえる場面もありました。客席にマイクを向けて観客と一緒に歌うなど、会場は盛り上がりました。「仙台のバンドとして」という言葉から、地元仙台に強い思いを持つバンドだと思いました。私も、周りを気にしすぎず、好きなことに自信を持って取り組もうと思います!
 

インタビューに登場しました、5月18日(日)「鉄風東京 presents FLYING SON FES 2024」の詳細は以下からご覧になれます!
https://tepputokyo.jp/live
4月10日配信シングル「Sing Alone」については以下からご覧になれます!
https://tepputokyo.jp/discography

鉄風東京公式サイト:https://tepputokyo.jp/

鉄風東京公式X:https://twitter.com/teppu_tokyo
鉄風東京公式instagram :https://www.instagram.com/teppu_tokyo/


Write:きよぽん
Photo: ARABAKI ROCK FEST.24 Photo by Team SOUND SHOOTER