その買い物、実はエシカルかも!エシカル消費を楽しく学ぶイベント「ETHICAL DAY.1」レポ | COLORweb学生編集部

その買い物、実はエシカルかも!エシカル消費を楽しく学ぶイベント「ETHICAL DAY.1」レポ

こんにちは、じょんじょんです。
突然ですが、みなさんは「エシカル消費」って聞いたことはありますか?
初めて聞く。なんか難しそう…。そう思った方も多いのではないでしょうか。

今回は、そんなエシカル消費を楽しみながら知るためのイベント「ETHICAL DAY.1」の取材レポートをお届けします!私とほのりん、あっかの3人で参加してきましたよ♪
 

エシカル(ethical)とは・・・

「倫理的な」という意味の英単語。

人や社会・地域・環境に配慮した消費行動を「エシカル消費」といいます。


今回のイベントで「エシカル消費の専門家」としてお話しいただいたのはこちらの三組の方々。
・尚絅学院大学教授 渡邊千恵子さん
・株式会社Connec.t代表取締役 小口潤さん
・TEA&THINGSプロジェクト学生チーム 石田さん・菅生さん

 


第一部ではこの三組の活動を紹介してもらいながら、エシカル消費への理解を深めていきました!

エシカル消費って何?なぜ必要なの?
渡邊教授は、私たちが消費活動をすることで「エシカルではない」ことがたくさん起きている現状を指摘。物流やインターネットの発達によって、私たちはいつでも簡単に世界中の商品やサービスを買うことができるようになりましたが、その何気ない消費行動が、環境破壊や児童労働などの様々な問題につながっている可能性があるのです。
だからこそ、一人ひとりがフェアトレードやオーガニック商品などを意識的に選ぶことが大切。すべての消費をエシカルに変えることは難しくても、自分のできるところから意識していってほしいとお話しされていました。「何を買うかの一つの尺度」として、エシカル消費を考えていきたいですね。
 

エシカルな商品開発でみんながうれしい!
小口さんは、これまで廃棄されていたマツや柑橘などを使ったクラフトジンを製造・販売しています。食品ロスの問題は世界中で叫ばれていますが、日本国内でも規格外の野菜やまだ食べられるのに捨てられてしまう食材があふれています。小口さんはそんな食材に焦点を当て、農家さんがこれまで捨てていた廃棄物を価値あるものに変える活動をされています。消費者も生産者も地域もみんなにとってメリットのある商品づくりは、とても良い取り組みだなと感じました!


学生メンバーが活躍中!福島のエシカル商品
そして、福島を拠点に活動する「TEA&THINGSプロジェクト」は、傷がついてしまったり見た目が悪かったりして規格外になってしまった福島の果物を原料に使ったハーブティーを製造・販売しています。果物だけでなく、現在はハーブの自家栽培にまで活動を広げ、パッケージには地元の風景の写真を使うなど、まさに「オール福島」で作られた製品は地産地消につながるほか、福島のお土産にもぴったりだそうです!

実際に私たちも会場で試飲させていただきましたが、ふわっと果物の香りが広がるおいしいハーブティーで、これなら簡単にエシカル消費ができそう!と感じました。
 


 
TEA&THINGSの学生チームには福島県内の大学生と高校生が参加しており、ハーブの栽培から商品の製造・販売に携わっています。お二人はなぜこのプロジェクトに参加したのか、お話を聞いてみました。

石田さん(上写真左):「専攻が農学部なので、食品の生産・販売に携わりたいと思って参加しました。」
菅生さん(上写真右):「地域の活性化やまちづくりに興味があり、この活動が地域振興になっていると感じたからです。」

お二人は最初から「エシカルなことをしよう!」と思っていたのではなく、自分のやりたいことがたまたまエシカル消費に結びついていたのだそうです!たしかに、自分の興味があることだったら気軽にエシカルな行動ができそうですよね。

TEA&THINGSのホームページはこちら
TEA&THINGSのInstagramはこちら


そして第二部。ほやアイドルとして活動する萌江さん、宮城を盛り上げるインフルエンサーの宮城のらむちゃん、タレントの渡辺花さんが、専門家である三組に質問するトークセッションです。
 

「若い人が今からできることは?」という質問には、「最初はエシカル消費についての情報を知ることから始めましょう。そして実は、自分がすでにやっていることの中にもエシカル消費が隠れていることに気付いてください」という答えが。いきなり何かを変えることは難しいので、無理なくできる小さなことからつなげていくのが大切なのだそうです!

特に印象的だったのは、「エシカル消費は自分ひとりだけじゃなくてみんながうれしくなるものなのだと分かりました!」という渡辺さんの言葉。自分の買い物が他の人を笑顔にしていると考えたらなんだかとても温かい気持ちになりますよね!


トークセッションの他にも、エシカル消費についての展示やお振舞いなど楽しいコンテンツが盛りだくさんでした!
・尚絅学院大学 渡邊教授のゼミの研究
 


・宮城大学食産業学群の学生たちが作ったクッキー
障害のある方が働く事業所「ポッケの森」や地域の方々と商品開発を行い、だれ一人取り残さない社会の実現を目指しているそうです。会場では、おいしい焼き菓子が配られ大人気でした♪
 

・エシカル消費に関するアンケート
あっかがシールを貼っているのはエシカル消費について気づきを得られるアンケートです。意外と自分もエシカル消費に取り組んでいることを自覚できました!
 


取材を終えて
 
ほのりん 「『エシカル消費』という言葉は今まで聞いたことが無かったのですが、無意識に日頃からエシカル消費をしていたことに気づきました!これからは無意識ではなく意識的に、自分が買うものを選択していきたいです!」
あっか 「イベントを通じて、まずはエシカル消費の情報を知ることが私たちにできる第一歩だと教えていただき、気楽に始めてみようと思いました!」
じょんじょん 「環境にやさしいから、などの理由ではなく、自分たちがいいと思うものを選ぶことがエシカル消費につながる社会になっていけばいいなと思いました。そのために、自分もできることから始めていきたいです!」

以上、エシカル消費イベント「ETHICAL DAY.1」の取材レポートでした!
みなさんもまずは「エシカル消費」を知って、今日からできることを実践してみませんか?

 

 

Write:じょんじょん

Photo:ほのりん、あっか、じょんじょん