仙台でのライブ直前!【オレンジスパイニクラブ】Vo.スズキユウスケさんにインタビュー! | COLORweb学生編集部

仙台でのライブ直前!【オレンジスパイニクラブ】Vo.スズキユウスケさんにインタビュー!

 

こんにちは、じょんじょんです!

今回は、9月20日に2ndフルアルバム「Crop」を発売したオレンジスパイニクラブのボーカル・スズキユウスケさんにインタビューをさせていただきました!

アルバムの話はもちろん、曲作りや宮城にまつわるエピソードまで…。

記事の最後には仙台でのライブ情報も載せているので要チェックです!!



【オレンジスパイニクラブ プロフィール】  

今年で結成11年目を迎える、茨城県北茨城市出身のバンド。日常を連想させる歌詞やどこか哀愁を漂わせるメロディー、その中に垣間見える熱量やパンクロックの精神がライブシーンのみならず、若者を中心に注目されている(アーティストプロフィールより引用)。愛称は「オレスパ」。
(写真左から)
Ba/Cho ゆっきー
Vo/Gt スズキユウスケ
Gt/Cho スズキナオト
Dr/Cho ゆりと


オフィシャルサイト


Youtube 


Instagram 

 

X (旧Twitter)  https://twitter.com/orangespinycrab



“ボーカル・スズキユウスケ” のルーツ

―バンド結成の経緯について教えてください。

スズキユウスケ(以下、ユウスケ):ギターのナオトが幼馴染のゆっきーとバンドを組んでいたんですが、そのバンドにボーカルが居なくて。そこで歌ってみないかと誘われたのがきっかけですね。その後2014年にドラムのゆりとが入ってきて今の形になりました。

―ユウスケさんは誘われるまでボーカルをされていたわけではないんですね。

ユウスケ:全然していなかったですね。歌うことは好きだったんですけど、シャイだったので人前に出るとかはそんなに…。カラオケで歌うのですら緊張するくらいで。

―えー!全然そんな風に見えないですね!

 

―結成から今までずっとバンドを続けてこられた上でのモチベーションを教えてください。

ユウスケ新しいものができてそれをお客さんに披露する喜びが大きいです。新しい曲から新しい「引き出し」が増えていって…ということを繰り返していくと、続けてきてよかった、続けるしかないって思いますね。


 


―学生時代に何かインスピレーションや「引き出し」をもらったアーティストさんはいましたか。

ユウスケ:バンドを始めたころ、宇都宮のKiNGONSという兄弟でやっているパンクバンドがいてそれを観たり、あとは銀杏ボーイズ、ガガガSPとか。青春パンクがずっと好きでバンドを始めたのが大きいですね。特にTheピーズが一番尊敬しているバンドで、自分たちの曲のルーツになっています。

―具体的には彼らのどんなところからインスピレーションを受けていますか。

ユウスケ:サウンド、シンプルさ、あとは歌詞ですかね。Theピーズって難しい言葉を一切使わないんですよね。本当に生活臭のするところに魅了されます。
 

How to make “オレスパソング”

―ユウスケさんとナオトさんの兄弟で作詞・作曲をされているオレスパ。二人で分担などはありますか。

ユウスケ:それは全くないですね。お互い一から曲を作って、種から育てて花まで咲かすくらいに最後までやりきる感じです。協力して作るとか、こんな曲を書いてほしいと注文することもないし、それぞれが本当に好きな曲を作っていますね。


―ユウスケさんはどんな時に歌詞を思いつくのですか。

ユウスケ:具体的に何かをしてる時ではないんですよね。メロディーが固まってから歌詞を書き始めるので、その曲の仕上げとして、「よし、歌詞を書こう!」って思わないと歌詞って出てこなかったりもするんですけど。一人で家でお酒を飲んでいるときにぱっと出てくる歌詞はシラフの時に見たらすごくダサいんですよ(笑)そういうのは大体ボツになりますね。

―他に作曲で難しい、時間をかけるところはありますか。

ユウスケ:曲の展開ですかね…。aメロを一番と二番で変えるとか、なるべく聞いている人が飽きないようにするのが難しいです。



2nd フルアルバム「Crop」に込めた思い


 
01. ルージュ
02. 君のいる方へ
03. タイムトラベルメロン
04. no reason
05. Crop
06. ハルによろしく
07. ピンクフラミンゴ
08. さなぎ
09. 洒落
10. パピコ
11. レイジーモーニング
12. 9分間
13. hug.



―曲名「Crop」を表題にした理由を教えてください。

ユウスケ:実は、いろいろな人の暮らしに寄り添ったアルバムにしたいという理由でアルバムタイトル「Crop」が先に決まっていたんですが、リード曲のタイトルが決まっていなかったんですよ。どうしよ…ってなった時に、じゃあアルバムタイトルの「Crop」にしようとなりました。

ユウスケ:でも別に投げやりな感じではなくて、ちょっとこの曲は大きく出ようかっていう意味を込めてタイトル曲にしました。

―「暮らしに寄り添った」というコンセプトになった理由を教えてください。

ユウスケ:ずっとテーマが決まらないまま曲を作っていたんですよ。でも今年の春ぐらいからテーマを決めないとまとまらなくなってきて。それで、やっぱり僕ららしい生活の一部を切り取ったようなアルバムにしようと「Crop」というタイトルを決めて、それに沿った楽曲を作っていったという感じです。
 

 

 
―COLORwebは学生をターゲットにしているのですが、アルバム「Crop」の中で学生向けの曲はありますか。

ユウスケ「ハルによろしく」は中学・高校の時の友人に宛てて書いた曲で。学生さんには今の時間を大事にしてほしいというか、自分の学生時代を思い返して大事にしとけばよかったなと思いながら書いた曲です。

 

 

 

 ここで、私じょんじょんのお気に入りの曲「パピコ」について質問してみました。

―「パピコ」はサビの音の上がり方が特徴的だと思うのですが、そのメロディーに歌詞を合わせるのは難しくないのですか。

ユウスケ:どうだろう、ナオトが作った曲だから(笑)でも、難しいと思います。メロディーに歌詞が合わないと、靴のサイズが0.5センチ合わないような、むずがゆい気持ち悪さがあるので。そこにナオトはめちゃくちゃ時間をかけてました。隣で見てて、泣きそうになりながら歌詞を書いてました(笑)

―「パピコ」っていう曲名からずるいですよね。それに目の付け所がすごいです。

ユウスケ:ナオトは天才なんですよ。悔しいけど(笑)

 

 


なじみ深い東北・宮城

―福島でライブをされていたイメージがありますが、東北での思い出はありますか。

ユウスケ福島は特になじみ深いですね。特に福島市といわき市でお世話になっていたので、今日も新幹線に乗って通り過ぎてくるとき懐かしかったです。当時使っていた「club SONIC iwaki」は、一番家から近くて、ずっとそこに行っていました。

―仙台にはライブで何回ほど来たことがあるのでしょうか。

ユウスケ:30回くらい…?いや、それは多すぎた(笑)バンド名を変える前から数えると結構来てます。

 


―ちなみに、プライベートで宮城に来たことは?

ユウスケ:1回だけありますね。当時付き合っていた彼女と、定禅寺通の光のページェントを見に(笑)

―それって楽曲になっていますか…?

ユウスケ:なってないですね…。作ります!作ります!クリスマスソングは出してないのでちょうどいいです!(笑)

 

お客さんの心に残るライブを

―最後に、10月29日の仙台でのライブへの意気込みを教えてください。


ユウスケ:去年も全国ツアーを回ったんですけど、お客さんへの声出しや人数制限があってお客さんも十分に楽しめてないんじゃないかなと思っていました。今年からは声出しもOKになって、心置きなく楽しんでもらえるように僕らも全力でパフォーマンスできたらなと思います。ツアータイトル「見えないものに愛を」のように、来てくれている人の心に届くようなライブをしたいです!

―学生、若い世代へのメッセージをお願いします。

ユウスケ:やりたいことをやればいいんじゃないかな、と思います。好きなことを見つけてやり遂げて、一回きりの人生を後悔しないように楽しんでほしいです!

―本日はありがとうございました!


 

 

 

 


☆ライブ情報☆
2nd Full Album「Crop」Release ONEMAN TOUR 2023 -見えないものに愛を- @宮城
日時 2023/10/29(日) 
会場 仙台enn 2nd 
開場 18:00  開演 18:30
 

write: じょんじょん

photo: みょん