【2月4日(土)に仙台で単独ライブを開催!】お笑い芸人「ゾフィー」にインタビュー! | COLORweb学生編集部

【2月4日(土)に仙台で単独ライブを開催!】お笑い芸人「ゾフィー」にインタビュー!

 

みなさん、こんにちは!おすずです。
今回は、なんと!
2月4日(土)に仙台市シルバーセンターで、ゾフィー傑作選ライブ「ZOBEST」を開催する、

お笑い芸人「ゾフィー」のお二人のインタビューをお届けします!
私おすずとことっちょのお笑い大好きコンビで、楽しいお話をたくさん聞かせていただきました。


○ゾフィー
グレープカンパニー所属。2014年に結成されたお笑いコンビ。
キングオブコント2017、2019年ファイナリスト。
YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/channel/UCw2AIP_0OmgYqgAJU1jOH-g
 

 

○メンバー
上田 航平(写真左)
Twitter:https://twitter.com/zoffy_ueda
Instagram:https://www.instagram.com/zoffy_ueda/
アメブロ:https://ameblo.jp/zoffynoueda/

サイトウナオキ(写真右)
Twitter:https://twitter.com/zoffy_x
Instagram:https://www.instagram.com/zoffy_x/
アメブロ:https://ameblo.jp/zoffyx/

今回は、お二人のコントへの想いから、ゾフィー傑作選ライブ「ZOBEST」の見所までを、徹底的にインタビュー!
お笑い大好きの私たちにとっては、本当に夢のような時間でした。
それでは、お腹が痛くなるほど笑ったインタビューの様子をお楽しみください!

 

【“他者”になってお笑いをやりたい】

―本日はよろしくお願いします!

お二人:よろしくお願いします!
 
―私、ゾフィーのお二人が大好きで。特に野球部のネズミ講のネタが大好きなんです!
https://www.youtube.com/watch?v=9k3gQ-GSlz8
(野球部のコントはこちらから)

上田航平さん(以下上田さん):え~!ネズミ講が好きなんですか!?お若いのに~!
 

サイトウナオキさん(以下サイトウさん):あれおじさんウケはめちゃくちゃいいんですよ。

―そうなんですか(笑)!?私は、お二人のコントが大好きで、お二人からもコントへの熱い想いが伝わってくるなと感じています。
お二人が漫才ではなく、コントに力を入れるようになったきっかけをお聞きしたいです。


上田さん:漫才って、自分に自信があるというか、自分のことが好きな人ができると思うんですよね。

俺らは自分じゃないものになってお笑いをやりたいっていう気持ちが強いんです。

他者になりたいっていうのが強いからコントをやっているっていうのはありますね。

昔、さまぁ~ずさんにも何で漫才じゃなくてコントなんですか?って聞いたことがあるんですけど、

(漫才は)恥ずかしいからって言っていましたね。

―漫才の方が恥ずかしいんですか?

上田さん:できる人はできると思いますけど、漫才の方が恥ずかしいです。

―お二人はもともとコントをやりたいと思って芸人さんになられたのでしょうか。

上田さん:僕の場合は、もともと劇団をやっていて、それがにっちもさっちもいかなくなって。

最終的にお笑いをやっていた先輩にお笑いをやらないかと誘われた感じです。
だからスタートはやけくそでした(笑)。そのときはもう25歳だったので、もういいやって。
 
サイトウさん:いや、人生捨てるの早い(笑)。25歳ってまだまだ夢や希望があるはずなのよ(笑)。

―サイトウさんも色々な経歴をたどってこられたと思いますが、その中でコントを選んだきっかけがあれば教えてください。

サイトウさん:僕はもともと漫才もコントもやりたかったんです。ゾフィーを組む前は漫才もやっていましたし。
 

上田さん:下手くそだったんだよな!下手くそだったから消去法でコントを(笑)。
 

サイトウさん:下手くそじゃねーよ!俺は漫才もできるんですよ。だって俺は自分のこと好きだから(笑)!!
 
ただネタを書いているのが上田さんなので。上田さんがコントしか持ってこないっていうね。

俺は歌ネタとかリズムネタとかもやりたいです!

―リズムネタを作られる気はありますか(笑)? 

上田さん:いや~。まあ良いのが思いついたらですかね(笑)。
 

サイトウさん:俺は流行りそうな物をやりたいですけどね。ミーハーですから(笑)。

【ネタのヒントは常に探しまくる】

―ネタ作りを行う上で、ヒントにすることがあれば教えてください。

上田さん:すべてがヒントですよね。(ヒントを)常に探しまくるしかないです。
 

サイトウさん:ふ~ん。

―ふ~んとか言ってますけど(笑)。

上田さん:ふ~んだって!相方が!いつも感謝してますだろ!
 

サイトウさん:良いんだよ!気持ちはあるけどわざわざ書かなくて(笑)!

―しっかり書いておきます(笑)。日常生活でヒントを探しているということですかね?

上田さん:僕は映画が好きなので、映画からヒントを探すことが多いかもしれないです。

だから映画は、まともに見てないですよね。

「うわ~、緊迫してきたぞ。どうなるんだ~?ここでなんて言ったら面白いかな」とか。

―映画見ているときも展開を予想したり、自分だったらどうするかを考えたりしているということでしょうか。

上田さん:そうですね。ドキュメンタリー番組とかあるじゃないですか。そこで本当に苦労している人が出ていても、この人が本当はこうだったら?とか考えちゃいますね。
 

サイトウさん:本当にそういう見方するよね。
 

上田さん:うん。だから性格は歪んでいきますよね(笑)。

【コンプライアンスの問題について】

―最近ではコンプライアンスの問題をよく耳にしますが、ネタを作る際もコンプライアンスは意識されているのでしょうか。

上田さん:いや~、ここ数年は特に(コンプライアンスが)厳しいですからね。気にしないでやっているとすぐ言われちゃうんですよ。だから色々な人のネタの炎上とか見ているとびっくりしますよね。
 
―テレビの制作側からコンプライアンスの指摘があることも多いのでしょうか。

お二人:めちゃくちゃ言われてますよ。
 

サイトウさん:台本を何度も直したりとかね?
 

上田さん:そうそう。

―もともと思い描いていた形とは異なる形になってしまうこともあるのでしょうか。

上田さん:う~ん。まあストップがかかることも多いですよね。
 

サイトウさん:全部が全部じゃないですけどね。攻めてくれる番組とかもありますし。

【活躍の場所はどこでも良い】

―テレビのコンプライアンスも話題になっている中で、最近はYouTubeや各SNSなど、テレビ以外のメディアも数多く出ていると思います。お二人は、テレビ以外での活躍の場も広がっていることについてどう思われますか。

上田さん:(活躍の)場所はどこでも良いんですけどね。やりたいことがやれれば。

でも、テレビはやらせてもらえることがでかいっていうのはあるかもしれないですね。
 

サイトウさん:確かにね。
 

上田さん:YouTubeでやるってなると、セットを借りるのにもお金がかかりますし。

そうなると僕らは家とか道とかでやるしかないじゃないですか。
 

サイトウさん:道は・・・(笑)。
 

上田さん:ねえ?道とか森とかでやるしか(笑)。
 

サイトウさん:(笑)。まあスタジオを借りるとなるとお金もかかるんでね。
 

上田さん:その点テレビはすべて用意してくれますからね。本格的なセットを。

森に行きたいって言えば森のセットを用意してくれますから。
 
サイトウさん:だからコントは(SNSでは)やりづらいと思うんですよ、TikTokでも何でも。テレビの方がやりやすいというか。
でも他に関しては、出方は人それぞれだからそれはそれで良いと思いますよ。

実際に若手芸人でもTikTokで地を固めて、養成所に入ってプロになっている人もいますから。それはそれで良いですよね。

ただ、あれは嫌だよね。バズりに取り憑かれた人。
 

一同:あ~。
 

サイトウさん:(目的が)ちゃんと見えなくなっちゃう人もいますから。

―テレビはテレビ、SNSはSNSでそれぞれやれることが違うから、場所にこだわっているというわけではないということですかね。

上田さん:そうですね。どこでも良いですよね、面白いことがやれるなら。

【“嘘”を示す演技力】

ここで大学のお笑いサークルに所属していることっちょから深い質問が!

―演劇とコントの区別についてどう考えているかをお聞きしたいです。お芝居とコントを明確に分ける基準や定義づけがご自身の中であれば教えてください。

上田さん:よく俺らは演技が上手いって言われますけど、本当には上手くないんですよ。お笑いの中での演技が上手いっていうだけで、本当に自然体にやってしまったら笑いって起きなくなってしまうんですよ。
 
例えば、俺らが(コントで)殴り合いをしているシーンがあったとして、そこで(お客さんが)本気で殴ってるんじゃない?って思っちゃったら変なことが起きても笑えないですよね。だから、ドラマで見るようなクサイ芝居をやっていかないと笑いは起きにくくなりますよね。

―きっとお笑い向きの演技があるんですよね。その辺に関して意識されていることはありますか。

サイトウさん:俺がよく上田から言われるのは、自然っぽくやるなってことです。ギアを二段階くらい上げてやれと言われてやっている感じですね。
 

上田さん:だから、ちょっとでも嘘っぽくないなって思われちゃうと笑えなくなっちゃうのかもね。演技が上手すぎると。

―確かにコントを見に行くとき、“ちょっと変な人を見に行っている”感じはあるかもしれないです。

上田さん:そうでしょ?「変な人来たー!」って言わないにしても、“変な人”を見に来ている訳で。そこで普通の演技をしても、何か面白いことが起きたときに「え?今何が起きたの?」みたいになっちゃうからそこはまた別の演技なのかなと思います。
ちゃんと嘘ですよっていうのを示さないといけないなっていうのはあるんじゃないですかね。

【単独ライブ「ZOBEST」について】
 

―今回の単独ライブ「ZOBEST」は傑作選ライブということですが、傑作選のネタをどう選ばれたのかをお聞きしたいです。

上田さん:そうですね~、ウケる順(笑)?
 

サイトウさん:そんなことない!そんなことない!
 

―この理由で書いちゃって大丈夫ですか(笑)? 

サイトウさん:やめてください(笑)。好きだったとかでしょ?
 

上田さん:まあ、そうですね。僕たちもフィルターがかかっていっちゃうんですよ。

年齢が上がってくると、こういうのが今の時代の流れに合っているのかなとか、若い人はこれ分からないかな?とか。でもまあそういうのは気にせずにやろうかなとは思っています。
 

サイトウさん:で、選んだ理由は(笑)?
 

上田さん:純粋に自分が好きでやりたいネタです!
 

サイトウさん:テレビじゃできないとかもある?
 

上田さん:そうそうそう。だから結果的にそれ(テレビでできないネタ)が多くなるんですけどね。
 

サイトウさん:選んだ結果そのネタだったってことか。昔はできていたのにできなくなったネタとかもありますからね。

―では今回の単独ライブでは、ライブでしかできないものを選んだということでよろしいでしょうか!

お二人:はい!そういうことです!

【人の目なんて気にしなくて良い】

―なかなか言いたいことが言えないとか、周りの目を気にして表現したいことを言えない若者って多いと思うんですよね。そういった若者に向けて何かアドバイスや、こうしたら自分らしさを貫けるのではないかということを、応援メッセージとしていただけると嬉しいです。

上田さん:こう言ったら誤解を招くかもしれないですけど。本当に、人からしたら他人なんてどうでも良いと思うんですよ。悪い言い方になっちゃうかもしれないですけど、本当に他人事なんですよね、実は。

その当人にとってはすごく重要なことかもしれないけど、人からしたら自分の恋愛とか将来の方が絶対重要なわけじゃないですか。自分が置かれている状況をつい主人公目線で見ちゃうから、周りの人が言っていることが全部自分にとって重要なことに思えちゃうんですよ。
 
例えば、お笑いライブでスベるとするじゃないですか。「うわ~最悪だ!こんなにたくさんいるお客さんの前でスベった!」ってなるけど、じゃあこれ1000人見てたとして、この人たちが後々の人生で「あいつスベってたな~」って思い出すことがあるかっていったらそんなわけないじゃないですか。他人が覚えてるわけないのに、勝手に自分の中で重大事件になってしまうから、それは本当に取っ払って良いんじゃないかなって思いますけどね。
そんなにみんな自分に興味ないよっていう(笑)。本当に気にしなくて良いと思いますね。

―その「気にしない」っていうのが難しいです・・・。

サイトウさん:要は結局、人の目を気にしてっていうことですもんね?だから人の目なんて気にしない方が良いっていうことでしょ?
 

上田さん:だって、じゃあ、彼女欲しくて片っ端から告白してる奴がいたとして、それでサークル内で有名になっちゃっても、別にそれぞれがずっとその話を覚えてるわけじゃないしね(笑)。
10年前にテレビでスベったことを、今誰が覚えているかって言ったら、誰も覚えてないだろうしね。逆に誰が有名だったのかも思い出せないし(笑)。
結局他人は覚えてないんだから気にしなくて良いと思いますよ。


―私たちは学生なので、こういったお話も聞けて良かったです!

上田さん:そうですよね~。だって学生の時なんか全部事件じゃないですか(笑)。重大事件しか起きない!

それこそ、告白して振られた、あーもう人生終わりだ!みたいな(笑)。わたしゃ一生彼女できないよ!って絶望したりとか(笑)。
 

サイトウさん:DMで送ったのに返信来ない!うわ~!みたいなね(笑)。
 

上田さん:そういうので落ち込んだりするけど、自分すら覚えてないからね。
 

サイトウさん:そうね。その先ね。
 

上田さん:あれ?そういや振られてたわ!みたいな(笑)。
だから、むしろやりたいことやってた方が良いと思うけどな~。
 

サイトウさん:確かにな~。

―励みになります!

上田さん:俺が劇団やってたときも、好き勝手やって、劇団員もいなくなって、借金まみれで(笑)。

でも今その話を「あのとき最悪だったんですよ~」って話できるじゃないですか。

だから、誰も覚えてないんだっていう前提で(笑)。

―どうせ誰も覚えていないんだから、人目を気にしすぎてやりたいことをやれないよりは、やりたことをやった方が良いということですね!

お二人:ぜっっったいやった方が良い!!
 

上田さん:でも、俺はこいつ(サイトウさん)がスベったところ全部覚えてますけどね(笑)!
 

一同:爆笑
 

サイトウさん:俺は忘れてるんだよ!俺は寝たら忘れるんだから(笑)。
 
上田さん:本人はね?俺は覚えてるから(笑)!
 

サイトウさん:おまえ性格悪いな(笑)!!おまえが覚えてるの嫌だわ(笑)。

―(笑)。では、そろそろお時間ということで。
 

サイトウさん:大丈夫ですか?もしよければ毎月上田に聞いていただければ(笑)。
 

上田さん:毎月ね。コーナー設けてもらって(笑)。「聞け!大学生!」のコーナーを(笑)。
 
―ぜひ連載でお願いします(笑)。

本日は貴重なお話ありがとうございました!


以上、ゾフィーのお二人のインタビューでした!
初めは緊張していた私たちでしたが、お二人の会話のテンポ感と、優しい受け答えのおかげで、

本当に楽しくインタビューをさせていただくことができました。

取材後の写真撮影では、お二人のコントに登場する、腹話術人形のふくちゃんも一緒に写真を撮らせていただき、

最高の思い出になりました!
 

一緒にCOLORポーズもしていただきました!
 

ゾフィーのお二人、本当にありがとうございました!

インタビューの中でも見所を教えていただいた、

ゾフィー全国ツアー「ゾフィー傑作選ライブZOBEST」の詳細はこちらから。https://grapecom.jp/information/news/zobest/

“ライブでしか見られない”お二人の傑作コントは必見です!
ぜひ足を運んでみてください!
 
◆仙台公演
2023年2月4日(土)16:30開場/17:00開演
仙台市シルバーセンター
(JR仙台駅から徒歩約8分、地下鉄仙台駅・広瀬通駅から徒歩約8分)

【チケット料金】全席指定4,500円(税込)
チケットの購入はこちらから!
https://www.edward.co.jp/live/search/detail/648/


Write:おすず
Photo:ことっちょ