ARABAKI2022出演!【Lucky Kilimanjaro】熊木幸丸さんインタビュー!!
みなさん、こんにちは!つよぽんです。
ARABAKI ROCK FEST.22に出演されたLucky KilimanjaroのVo.熊木幸丸さんにCOLORweb学生編集部のみゆちと2人でインタビューをさせていただきました!
●Lucky Kilimanjaro(ラッキーキリマンジャロ)とは
同じ大学の軽音サークルで出会った6人で結成。
「世界中の毎日をおどらせる」というテーマを掲げ、若者を中心に幅広い世代から支持されるバンド。略称はラッキリ。
メンバーは左上から時計回りにVo.熊木幸丸 Ba.山浦聖司 Syn.大瀧真央 Gt.松崎浩二 Drs.柴田昌輝 Perc.ラミ(敬称略)。
結成から新曲について、これからのツアーについて、そして今を生きる学生へのメッセージ!と盛りだくさんの内容になっております!
今回の記事を読んで楽曲を聴けば、その瞬間からラッキリが生み出すダンスフロアのとりこになっていることでしょう!
明日からの毎日をLucky Kilimanjaroに身をゆだねる準備はできましたか!?
さっそくインタビュースタート!!
―本日はよろしくお願いします!早速になりますが、結成のきっかけを教えてください。
熊木:もともと、大学の同じ軽音楽サークルで、当時よく一緒にコピーバンドをしていたメンバーを誘ったのがきっかけです。
―今のメンバーに声をかけた決め手は何だったのですか?
熊木:実は、その時のことはあまり覚えてなくて、飲み会に行って、気づいたらLINEグループができていたので、たまたまという感じですね(笑)。音楽的なバックグラウンドはLucky Kilimanjaroのメンバーそれぞれ違っていて、音楽的なつながりというより、仲が良かったからみんなでやろうという流れになりました。
―影響を受けたアーティストを教えてください。
熊木:すごく難しい質問ですね(笑)。名前を挙げるとしたら、RIP SLIMEが全曲すらっと歌えるくらいに好きですね。基本的には海外のダンスミュージックをしている人が好きなので、そのような文化とJPOPの文化の融合をすることができないかなと思っています。
―ええっ(歓喜)!私(みゆち)もRIP SLIMEをよく聴きます!!
熊木:ええ、でも世代じゃないですよね(驚)?今の曲は聴かないんですか?
―今流行りの曲も聞きますが、RIP SLIMEは楽曲の雰囲気が好きでよく聴いています!
熊木:へ~!いいですね~!
―ダンスミュージックにこだわる理由はありますか?
熊木:もともと、僕は高校生の時にハードロックやメタルが好きで、シンセサイザーやキーボードは邪道だと思っていた時がありました(笑)。でも、いろいろな音楽を聴いていく中で、今のメンバーたちと「シンセサイザーの入ったバンドがしたいね」という話になり、Lucky Kilimanjaroのスタートにもなりました。そんな風に自分で音楽を作っていると、みんなが踊れる音楽を作ることが向いているな、楽しいなと思うようになって、今の形になった感じですね。徐々に上がっていけるダンスミュージックの持続性や高揚感が好きで、悲しい思いも楽しい思いもダンスに乗せられるいいジャンルだなと思って今も活動しています。
―シンセサイザーが邪道だと思っていたところから、「やってみよう」という風に考えが変わるきっかけはありましたか?
熊木:ギターをやっていたのですが、自分の中で出したいサウンドに限界を感じていた時に、とあるライブでシンセサイザーに出会いました。シンセサイザーはギターには出せない無限な音を出せることから、楽器屋さんでいろいろ調べて始めてみました。僕は、飽き性なんですよ。だから、一つのことを続けていると、何かしらアクション起こしたくなるんですね。常に挑戦です。
―ARABAKI ROCK FEST.22や6月に開催した仙台でのライブ「TOUGH PLAY」の感想を教えてください。
熊木:ARABAKIは今年初めて出演させていただいて、どんなフェスかなと楽しみでした。最初の印象から、ロックなパワーあふれるフェスだと思っていました。けれども、Lucky Kilimanjaroのようなダンスミュージックもルーツにしたバンドも受け入れてくれて、さらにみなさんがパワフルに踊ってくれて、こういうところでも鳴らせてよかったなと思いました。そして、もっとARABAKIのみなさんと踊りたいなと思いました。「TOUGH PLAY」ツアーに関しては、仙台でワンマンを重ねて、ライブで「踊ろうね」といういいグルーヴができているなと感じています。これから、もっと、いいコミュニケーションをライブでしていくことがとても楽しみですね。
―私たちも仙台でのライブを拝見しましたが、とても盛り上がっていましたね!ライブを盛り上げるコツはありますか?
熊木:そうですねぇ、ちょっとわからないなぁ(笑)。でも、Lucky Kilimanjaroは発表会みたいなライブにはしたくなくて、お客さんも含めてダンスフロアであると考えています。ですので、お客さんとのコミュニケーションといいますか、僕らとお客さんとで創るライブにしていこうと思っています。それが、ライブの盛り上がりにつながっているのかもしれませんね。
―仙台の街や人の印象を教えてください。
熊木:ライブの合間に牛タンを食べにいった程度にしか街にはあまり出ていないのですが、アットホームな人が多い気がしますね。タクシーの運転手さんとか、気さくだなと思いました。仙台ならではの温かさを感じましたね。
―牛タン以外に仙台のお気に入り食べ物はありますか?
熊木:Lucky Kilimanjaro のメンバーはずんだシェイクがめちゃくちゃ好きで、仙台に訪れるたびに買っています。僕も大好きです。
―新曲「ファジーサマー」/「地獄の踊り場」のコンセプトやここを聴いてもらいたいというポイントはありますか?
熊木:最近の世の中は心がざわつくことばかりだと思うのですが、複雑に変化していく世の中で、複雑に変化していく自分を認めることができたら、踊る糧になるんじゃないかなと思い書いた曲が「ファジーサマー」です。「ファジーサマー」の聴きどころは、複雑な心の動きをグラデーションのある表現(ビートの変化やシンセサイザーの変化や歌いまわしを変えることなど)で表すことを心がけたのでそこが面白く聴けるのかなと思っています。
「地獄の踊り場」も、「ファジーサマー」と同じような考え方で作った楽曲になります。どんな方でも、調子のいい時期と悪い時期が周期的に存在すると僕は思っています。たとえ悪い時期であっても、それらを受け入れて味わえる音楽をLucky Kilimanjaroで作りたいと思って書いた楽曲です。「地獄の踊り場」は、皆さんのダンスしたい心に呼び掛けたいと思って作ったので、聴いたままに感じてもらうのが一番かなと思っています。
―秋ツアー「YAMAODORI2022」についての意気込みを教えてください
熊木:春ツアー(「TOUGH PLAY」)では、お客さんとのグルーヴを感じることが多くありました。秋ツアーでは、よりダンスミュージックをわからないという人でも気軽におどれる場所やコミュニティをLucky Kilimanjaroとして作っていきたいです。そうした思いから「YAMAODORI2022」を組んでいます。みんなに自由に踊ってもらうにはどうしたらいいかと考えて、創っているので、踊るって何かなという方やダンスミュージックをあまり聴かないという方にこそ遊びに来てもらいたいなと思っています。
―今後、Lucky Kilimanjaroとして挑戦したいことはありますか。
熊木:日本の音楽シーンでは、まだまだ踊ることがマイノリティーだと感じることがあります。踊ることって、本当は日常にリンクしているし自然なことなんです。それを僕たちの音楽で伝えていきたいですね。Lucky Kilimanjaroがいたから、踊ることを手に入れられたから、より人生が楽しいねという空気を作っていきたいです。
―話は少し変わりますが、熊木さんは学生のころ、どのように過ごしていましたか。
熊木:大学生の頃は本当にお酒を飲むことと楽器を弾くことしかしてこなかったので、褒められるような学生ではなかったです(苦笑)。バンドを始めたのも大学生の終わりくらいで、大学生の時はただひたすら遊んでいました(笑)。
―バンドづけではなくて、遊んでいたということで(笑)。
熊木:自分で曲を作って、バンドをするのもLucky Kilimanjaroが初めてです。それまでは、コピーバンドをしていて。それこそ、大学生のころはフェスやクラブに行ったり、お酒を飲んだりするしかしてこなかったです(笑)。ですから、参考にはならないかな(笑)。
―学生時代のメンバーとの出会いや活動が、今のご活躍につながっているように感じました。今を生きる学生にアドバイスを教えていただけますか?
熊木:今は特殊な状況であるので、適切なアドバイスかはわからないのですが、みんな、なにかしらつながりを求めているので、気軽に声をかけて、自分から飛び込むことがいいきっかけになると思います。自分から行動しているうちに自分が自然に続けられるものに出会えたり、仲間に出会うことができたりするので、そのようなことを学生のうちにしてほしいなと思います。
―最後に、学生に対してのメッセージをいただけますか!
熊木:僕は学生のころお酒を飲んだり、楽器を弾いたりすることしかしてきませんでしたが、そういった中でも、常に自分が楽しいことを探して行動していました。そうして、今、音楽を届ける立場になれているので、学生のみなさんには、時間を忘れるくらい熱中できるものを探し、出会ってほしいなと思います。インターネットでも得られるものはありますが、自分の体験はとても大事なので、新しい体験をどんどん手に入れてほしいなと思っています!
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コロナ禍によってなかなか行動できない日々が続き、「何もできなかった」という後悔を抱える大学生や若者は少なくないと思います。そうした苦しい時期に生きる今の学生にアドバイスをいただきました。Lucky Kilimanjaroの楽曲は「踊る」中にも、アンニュイさや憂いといった人の内面の苦しさを感じることがあります。苦しさなどの悪いものすらも、「踊る」エネルギーに変化させるLucky Kilimanjaroの楽曲から、これまでのどんな経験も、きっかけをつかむための行動のエネルギーになるんだと思って、自分から一歩を踏み出していきます!
今回の記事からLucky Kilimanjaroの楽曲に出会い、「踊る」ことをより身近に感じていただければ嬉しいです!!
以下、今回のインタビューに登場しました新曲「ファジーサマー/地獄の踊り場」
「ファジーサマー」
https://www.youtube.com/watch?v=OJ0p0qTJW18
「地獄の踊り場」
https://www.youtube.com/watch?v=O4AMpzy4tIQ
そして、秋ツアー「YAMAODORI 2022」についての詳細はこちらからご覧になれます!
http://luckykilimanjaro.net/live/
Lucky Kilimanjaro公式サイト:http://luckykilimanjaro.net/
Lucky Kilimanjaro公式Twitter : https://twitter.com/Lucky_klmnjr
Lucky Kilimanjaro公式instagram: https://www.instagram.com/luckykilimanjaro/
Write:つよぽん
Interview:つよぽん、みゆち