『ヴィーガン・ベジタリアン・ハラル メニューフェア』 試食会に行って来ました!! | COLORweb学生編集部

『ヴィーガン・ベジタリアン・ハラル メニューフェア』 試食会に行って来ました!!

みなさん、こんにちは!いのっちです!

 

今回は、仙台市内の飲食店や宿泊施設3店舗で開催中の『ヴィーガン・ベジタリアン・ハラル メニューフェア』についてのお知らせです!

 

◯フェアの目的

新型コロナウイルスが収束し、仙台を訪れる外国人観光客が再び増加することを見込んで、仙台市内の飲食店や宿泊施設の外国人受入環境を整えておくため、仙台市が主催するイベントです。

 

ここで、フェアの目的をより理解しやすくするため、世界の食文化について触れたいと思います!

 

【世界の食の多様性の例(▼ほんの一部です)】

ハラール(イスラム教徒。豚肉、アルコールなどを摂取しない)

コーシャ(ユダヤ教徒。豚肉、一部魚介類を摂取しない)

ベジタリアン(肉魚を食べない人々)

ヴィーガン(肉魚に加え、蜂蜜、乳製品、卵など、すべての動物性食品を口にしない人々)

 

私たち日本人にはあまり馴染みがないかもしれませんが、世界の約40%の方々が、食に関する強いルールを持っています。

 

日本国内でも最近は健康志向の高まりが影響し、ベジタリアン、ヴィーガンと言った言葉を耳にすることが多くなったのではないでしょうか。

 

このような食に関するルールを持つ方々が、コロナ禍が終わり観光で仙台を訪れた際に、ストレスなく仙台の食を味わってほしいという願いが込められた試みです。

 

私はフェア参加店の中から、ウェスティンホテル仙台のレストラン シンフォニーさんで行われた仙台の伝統野菜を楽しむヴィーガンランチ「SENDAI TRADITIONAL」試食会に参加させていただきました!ここからはその模様をお届けします!

 

◯試食の前に…

試食会の前に、今回のフェア参加店への助言やメニューに関するアドバイスを行った、フードダイバーシティ株式会社の守護さんから、食の多様性に対応するためには何が大切か、というテーマのお話がありました。

その中で特に印象に残ったのは、料理を提供する側の負担を増やさず対応を進めようというお話です。

通常、飲食店では、従来のアレルギー対応や数多くあるメニューへの対応だけでも手一杯になっていることが多く、そこに追加で上記にあげたような食のルールを全て網羅して料理を提供することは非常に手間がかかります。

 

そこで、極力負担を増やすことなく食の多様性に対応するためには、“提供してはいけないもの・食べられないもの”に着目するのではなく、みんなが食べられる共通の食材(たとえば野菜・果物やきのこ類など)を意識することで、仕入れや下準備など調理場の負担をそこまで増やすことなく、食の多様性に対応しやすくなるそうです!

 

◯実食レポート

ウェスティンホテル仙台で提供されるフェアメニューは、仙台地域で古くから栽培されている仙台伝統野菜をふんだんに使用したヴィーガン料理をお楽しみいただけるランチコースです。

メニューはこちら。

 

 

前菜

MIYAGIベジタブルカフェ

提供された瞬間、視覚的に楽しむことができました。

野菜をこのような形で味わえるのは、非常に新鮮だと思います。

 

スープ

山形県舟形町産マッシュルームのコンソメと根菜の煮込み

ずいき(からとりいも)と里いものニョッキ せりの香り

印象的なのはずいきと里いものニョッキで、マッシュルームのコンソメスープとの相性が非常によかったです。

 

メイン料理

 

仙台白菜と多賀城市産古代米のオモニエール

白ごまとみかんのソース(上写真左)

柑橘系のソースとの相性も抜群で、中に包まれている古代米とともに、食感、風味も楽しめました。

 

仙台まがりねぎのブレゼ 柚子のエキューム

春菊のソースとミヤギシロメ大豆の味噌ソース トリュフ添え(上写真右)

まがりねぎの甘さがしっかりと生かされており、春菊のソースや柚子の後味、風味も楽しめる一品でした。

 

デザート

にこにこベリーと宮城野ゆばのミルフィーユ仕立て

仙台雪菜と青りんごのアイスクリームソース

さっぱりとした味わいでデザートにふさわしい一品であり、カラッと揚げられたゆばもいいアクセントでした。

 

視覚、嗅覚、味覚すべてにおいて楽しめるコースでした!ウェスティンホテル仙台の提供情報はこちらです。ぜひチェックしてみてください!

 

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▼提供期間

2022年1月19日(水)~2月28日(月)

▼時間

ランチ 11:30~14:30(14:00ラストオーダー)

▼料金

5,200円

▼フロア

26階

▼ご予約・お問い合わせ

022-722-1234(代表/10:00~20:00)

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このイベントを通して、日本国内ではなかなか触れることのない文化や価値観を知ることができました。また、アフターコロナでの更なるインバウンドの高まりを、万全な状態で迎えられるよう備えることが、今のコロナ禍にできることなのかなと感じました!

みなさんにも、ご当地の食材をより新鮮な形で堪能できるこのイベントを楽しんでいただければと思います!

 

そのほかの店舗の情報はせんだいタウン情報machicoの特集ページをチェックしてください!

https://machico.mu/special/detail/1985

 

write&photo:いのっち