俳句を作ってみようの会
最近は徐々に肌寒くなり本格的に秋から冬に季節が変わっていくのが感じられますね。
こんにちは、しょーたくです。
皆さんはこのご時世、秋をどのように過ごされたのでしょう。
紅葉に行ったり、新しい本を買って読んだり、仙台の方ならはらこ飯を食べた方もいらっしゃるかもしれませんね。
秋といえば、〇〇の秋というフレーズ。食欲の秋や読書の秋、芸術の秋など、1年の下半期、少し落ち着いて今まで見れてこれなかった風景や新しいことでに挑戦する季節なのかもしれません。
今回、僕がCOLORwebのミーティング中「芸術の秋らしいことをしたい!俳句を作ってみよう!」と言い出したことから、秋の俳句をCOLORメンバーで作ることになりました。参加してくれたのはげんちゃん、ふぢわら、すぎちゃん、まどちん、僕の5名。
ただ何も説明のないまま作ってきてもらうのはあまりに無責任なのでガイダンスの場を設け、メンバーに俳句について簡単な説明をし、期間を一週間に定めその間に秋の季語を使った俳句を一人一つ考えてきてもらうことにしました。
一週間後…
ちょうど一週間後はハロウィンの記事でハロウィンパーティをすることになっていたのでそれと合わせ、メンバーの作ってきた句をお披露目することにしました。
それではいってみましょう!
一人目はふぢわらさんです。
「風なびく 君の前髪 金木犀」
ふぢわらコメント
「仙台の街を歩いていたら、金木犀がたくさん植えてあっていい香りだなと思っていたら友達の前髪が揺れていてこの句を思いつきました。」
まさに秋らしい句ですね。やはり秋の代名詞として金木犀はかなりメジャーのように感じます。
二人目はげんちゃんです。
「秋風や 肌を突き刺す 帰り道」
げんちゃんコメント
「帰路に着いているとき、特にこの時期は少し寒くなってきていて、寒さから肌に突き刺すというのもあるし、友人と過ごした時間の余韻や将来の不安とか焦りという意味でも肌に突き刺さるという感じで作りました。」
なんだか少し哀愁のある句ですね。秋の少し肌寒い風に少し早足で家路を急ぐげんちゃんが想像できます。
三人目はすぎちゃんです。
「秋の日と 思えば今日は 雨降りや」
すぎちゃんコメント
「最近は天気が良かったり悪かったりと忙しくそうで、そういったイメージで作りました。秋の日は晴れていて、晴れていたと思ったら次の日は雨でというような。最後は「雨降りけり」にしたかったけど字余りになってしまうので仕方なく「や」を入れました…」
なるほどといった句ですね。僕は話を聞くまでてっきり今日も晴れているのかなとカーテンを開けたらすごい雨降ってる!というような想像をしていました。意外と作者と違うイメージの句もあったりするのかもしれませんね。それはそれで面白いのかもしれません。
四人目はまどちんです。
「林檎剥く 思い出すのは 祖母の手かなあ」
まどちんコメント
「秋の季語として林檎を使いました。
一人暮らしになってから自分で林檎を食べようと思うと、ふと祖母がよく林檎を剥いてくれたのを思い出します。その描写を俳句にしました。」
ほっこりする温かい句ですね。林檎から祖母の手を想起させるのは、まどちんがおばあちゃん子だったからなのでしょうか。
最後は僕しょーたくになります。
「宵闇や かぜにとけゆく 白煙」
しょーたくコメント
「この句を思いついたのは深夜2時過ぎに近所のコンビニから出てきたときなのですが、明るい店内から出たら、辺りは暗闇で自分の吐いた白い息さえも夜の暗闇に混じって消えていく様がまるでとけてゆくように見えたことからこの句ができました。」
いかがだったでしょうか。
俳句というものは奥が深く、悪戦苦闘するメンバーもいれば意外とパッと出るメンバーもいたりと様々でした。ただ季語や切字を使いつつ短い言葉で想いを伝えるというのは大変な作業です。言葉選びや言葉と言葉のつながりなど、こういった芸術に触れることも今のご時世で心を豊かに保つ一つの楽しみなのかもしれませんね。
以上、しょーたくがお送りしました。
Write/photo : しょーたく











