【宮城の学生必見!】タダ飯が飲食店を救う!?「#ゴチです」プロジェクトって知っていますか? | COLORweb学生編集部

【宮城の学生必見!】タダ飯が飲食店を救う!?「#ゴチです」プロジェクトって知っていますか?

みなさん、こんにちは!!いかちゃんです🌼
突然ですが、宮城県に住んでいる学生のみなさん!ご飯をゴチそうになりませんか?
え、どういうこと?と思ったそこのあなた!
『「#ゴチです」プロジェクト』を活用すると、なんと無料で飲食店のおいしいご飯が食べられちゃうんです!

 

【「#ゴチです」プロジェクトとは…。】
 
“学生たちが、腹ペコだ”を合言葉に、コロナ禍で経済的に困窮する学生たちに、大人たちが力を合わせておいしいゴチそうを届ける、ペイフォワードアクション。飲食店を利用する大人たちからの一口500円の「ゴチ」を、学生にお弁当などの形で提供する。

 

地元を離れ1人暮らしをする学生にとって、こんなにうれしい取り組みは他にないと思います。これはCOLORweb学生編集部として発信せずにはいられない!と思い、「#ゴチです」プロジェクトの広報担当をされている栗原さん(以下栗原)と金井さん(以下金井)にお話を伺ってきました。


それではご覧ください!!

 

・なぜこの取り組みを始めたんですか?
 栗原:まずはこの取り組みを始めた背景についてお話したいと思います。現在コロナウイルスの影響を受けて、学生の4割が親からの仕送りやアルバイトが無くなったことによって収入が減っていること、学生の2割が中退を検討していることを知りました。そして、緊急事態宣言が出されてから、宮城県外出身の学生は帰省もできず、このままでは最悪の場合生死にかかわると思いました。もっと事態が悪くなりどうしようも無くなってしまった結果、地元に帰る選択肢を取ってしまった場合、クラスター発生が起きかねませんよね。そんな現状から、困窮する学生を助けつつ、地域のクラスター発生を防がなくてはならないと思い立ったのが背景です。
また、学生が困窮する一方で、飲食店の売り上げがかなり落ちている状況にあります。コロナウイルスによって地元の飲食店が無くなってしまうのも防ぎたいという想いもありました。この2つの問題をうまく仕組みを作って解決できないかと考え『ペイフォワ―ド』という仕組みに着目しました。ペイフォワ―ドとは、社会的弱者の人に対して経済活動の中で助け合えるシステムのことで、アメリカやヨーロッパなどでは日常的に行われているんです。このシステムを応用したのが、「#ゴチです」プロジェクトになります。
COLORweb:すごい…!素晴らしい取り組みをされていますね!インスタグラムで初めて見た時、学生の私も知っているような飲食店が多く参加している印象を受けましたが、どのように加盟店を募っていますか?
 栗原:学生を助けながらも飲食店の利益も出したいというこのプロジェクトの想いに共感してもらえる飲食店を1件ずつ回ってご協力をお願いしています。現在では、20店舗ほど賛同してくださっています。
COLORweb:なるほど、まずは仙台で加盟店を増やしていくイメージなのでしょうか?
栗原:そうですね、ペイフォワ―ドという仕組みが、学生・大人・飲食店のそれぞれに受け入れてもらえるのかどうかと受け入れてもらうためにどんな仕組み作りが必要なのかまだ見えていない状態です。だからまずは、仙台市内でリスクや親和性が見えてきたところで県外や東北まで広げていきたいと思っています。

 

・将来の展望は?
栗原:理想としては、規模を拡大していきたい気持ちはありますが、学都仙台とうたっている仙台市に『学生にやさしい街』というエリアブランドを定着させたいと思っています。ペイフォワ―ドが当たり前にあるような街になるといいな~。
COLORweb:仙台市がそんな街になったらとっても嬉しいですね。
栗原:『ペイフォワ―ド』の仕組みで日本の未来を支えていく学生を街全体で支えられたらいいなと思います。現状、「#ゴチです」プロジェクトのターゲットは学生と飲食店ですが、ゆくゆくは状況に応じた様々な方々に、サービスが行き届くシステムになると、もっと明るくて楽しい未来ができるんじゃないかなと思います。

 

COLORweb:では、例えばコロナウイルスが落ち着き、学生対象でなくなるとしても利用してもらえるように方向転換していきたいという想いもあるんですか?
金井:そうですね。今は、多くの加盟店ではお弁当という形で『ゴチ』が提供されていますが、ゆくゆくはビール1杯やおつまみサービスなどバリエーションが増えていくのもありかな~と思っています。少し概念的になってしまいますが、『ある程度ゆとりのある人が何かを通じて誰かに何かを還元する』という形で柔軟にやっていきたいと思っています。状況によって形は変わっていくと思いますが、世の中に優しい循環を作り出せたら良いな、と思っています。その循環を当たり前のものにできたらもっといいですよね。
COLORweb:なるほど…。優しい循環のきっかけを作り出しているというところもすごくいいですね。


・仙台の学生に向けてメッセージをお願いします。
金井:もっともっと「#ゴチです」プロジェクトを学生の皆さんに知ってもらって、利用してほしいです。実は、大人から預かった500円の『ゴチ』は学生の皆さんがゴチになった、つまりお弁当をもらった段階で初めて飲食店の売上になります。『学生たちにご飯を届けるだけではなく、飲食店の売上にも貢献したい』というこのプロジェクトの目的は、学生さんが使ってくれた瞬間に達成されるんです。自分は対象外かも、金銭的にまだ大丈夫だという方にも気にせずにどんどん利用してほしいです。ゆくゆくは、ゴチになった学生が大人になった時に、今度は「ゴチ」する側になるという循環ができるといいなと思います。
COLORweb:是非、利用させていただきたいです(笑)。まだこの取り組みを知らない友人に対しても広めていきたいです!!
栗原:お願いします!学生の皆さんが実際に利用するとなると『申し訳なさ』や『自分はその対象外』のような気持ちを抱いているそうなんです。学生からすると何もしてないのにゴチになっていいのかという気持ちがハードルになっているようで…。ただ、先ほどもお話しましたが大人からの「ゴチ」がそのお店に入ったとしても、実際に学生に利用されない限り利用した飲食店の利益は生まれないんです。学生の皆さんが、『ゴチ』になってご飯を食べることで飲食店を救うことができます。だから、『タダ飯が飲食店を救うヒーロー』のようにとらえて利用してほしいです。
COLORweb:もっと前向きにとらえてほしいってことですよね。
金井:はい、どの加盟店のメニューも本当においしくて、普段は学生なら食べられないようなものが提供されているんですよ。だから少しラッキーぐらいの気持ちで利用してほしいです。
COLORweb:そうですよね、自分が社会の役に立っているという経験ってあまり実感できないですが、タダ飯を食べることが街の経済を救うという経験は気軽に社会の役に立っていると感じられるきっかけになりますね
金井:そうですね!申し訳なさを払拭してタダ飯が経済を救う意識をもってほしいです。学生皆さんの社会貢献の第一歩としても利用してもらえるとありがたいです。

 

栗原さん、金井さんありがとうございました!!!
今回は、オンライン取材という形で取材させていただきましたが、コロナウイルスによって困っている学生や飲食店を支えたい強い思いがお二人から伝わってきました。何よりも、私達学生が『タダでご飯を食べる』だけで、飲食店を救うことができる、それが社会貢献になる経験はきっと貴重な体験になると思いました。こんな優しい循環を仙台市が中心となってもっともっと多くの人に体験してほしい、知ってほしいと思いました。

ちなみに、提供されている『ゴチ』はこんな感じです!


見ているだけで美味しそう…。まだまだ紹介しきれない『ゴチ』があります!是非インスタグラムをフォローして要チ ェック!!
繰り返しにはなりますが、学生のみなさん!思う存分ゴチになりましょう(笑)。

Write いかちゃん