今をときめくバンド神聖かまってちゃんーちばぎん脱退前貴重インタビューも!ー | COLORweb学生編集部

今をときめくバンド神聖かまってちゃんーちばぎん脱退前貴重インタビューも!ー

 
みなさんこんにちは!まどちんです。
今回は、エレクトロニカやドリーム・ポップのジャンルを操り、10代・20代の若者から圧倒的支持を得ているバンド『神聖かまってちゃん』のメンバー、ちばぎんさん(Ba.)(以下:ちばぎん)とみさこさん(Dr.)(以下:みさこ)のお2人にインタビューしてきました!
 
 
●神聖かまってちゃんとは?
2008年結成。の子(Gt/Vo.)、ちばぎん(Ba.)、mono(Key.)、みさこ(Dr.)の4人組バンド。
ネット上での活動から知名度を上げ、メジャーレーベルへの移籍、テレビ出演など活動の幅を広げている。
2018年に実写映画化されたマンガ「恋は雨上がりのように」で、原作者・眉月じゅんが執筆するにあたり着想を得た名曲「フロントメモリー」。また、テレビアニメ「進撃の巨人 Season2」のED「夕暮れの鳥」などなど、皆さんもどこかで聴いたことある曲が多いのでは?
 
 
今回インタビューをさせて頂いた、ちばぎんさん(Ba.)は2020年1月13日(月・祝)の東京・Zepp DiverCity TOKYOでのライブをもって神聖かまってちゃんを脱退されます。そして脱退直前となる1月8日(水)には、通算10枚目のアルバム「児童カルテ」をリリース。4人でのラストアルバムとなる「児童カルテ」についてはもちろん、学生時代のお話やこれからの抱負など、たっぷり聞いてきました!
また私まどちんは、このインタビュー前日にSENDAI CLUB JUNK BOXで行われた仙台ライブに参戦してきました。仙台へ対する想いも伺うことができました!
 
それでは、ちばぎんさん脱退前の貴重なインタビュー、是非ご覧ください!
 
 
Q1:結成のきっかけは?
みさこ:元々私以外の3人が通っていた幼稚園が一緒なんです。なので、だいたい幼馴染ですね。
ちばぎん:かまってちゃんの始まりは、monoくんとの子がバンドを組んだのがきっかけです。最初はmonoくんがドラムで、の子がギター&ボーカルをしていて、の子が急にキーボードが欲しいと言い出して。monoくんに「お前キーボード弾けるらしいな!」と言って担当をキーボードに変えたんです。それで「うちのバンド、ドラムがいなくてライブできないんだよね」となって(笑)。ドラムのヘルプとして急遽参加したのが、俺が加入したきっかけですね。
少し経ってまたの子が、「今度は女性メンバーが欲しい!」と言い出して、「インターネットのバンドメンバー募集の掲示板でドラムを探してきた!」と(笑)。「ベースじゃないんだ」と思ったんですけど、結局俺がベースになってみさこちゃんがドラムに加入したのが今の4人体制の始まりですね。
 

 
みさこ:私が加入した時、ちばぎんはベースすら持ってなかったんですよ(笑)。
COLOR:え!新しく購入されたんですか?
ちばぎん:そうですね。この4人体制になって生まれて初めてベースを触りました。ギターの知識はまあまああったので、多少ピック慣れはしてたんですけど。なので、このバンドが10周年ってことで俺のベース歴も10周年を迎えました(笑)。
みさこ:私はさっきちばぎんが話していたとおり、インターネットで拾われました。プロフィールに載せた「影響を受けたアーティスト」のジャンルがバラバラだったんですけど、そのプロフィールを見たの子さんが「趣味が合うと思うので1度会えませんか?」って。「これに趣味合うやつおらんだろ!」って思って、かなりびっくりしました(笑)。実際に会ってみると、邦楽ロックに加えてゲーム音楽、アニソン、アングラミュージック好きなのが4人とも少しずつ被っていて、「なるほどね」と思いましたね。それで良いなと感じました。
最初に会った時はmonoくんが女の子慣れをしていなくて、一言も喋らないんですよ!挨拶もしたか覚えてないくらいで。逆に、の子さんがマシンガントーク過ぎて(笑)。「このバンド大丈夫かな」と思いつつも、ちばぎんに会って「あ、普通の人もいる」と安堵感が生まれました。なにより音楽性が合っていたので、すぐ正規メンバーで加入することにしました。自分の居場所になるだろうなと感じたのが大きかったです。
 
 
Q2:今回のニューアルバム「児童カルテ」にはどんな想いが込められていますか?
ちばぎん:基本的に僕らは作品に対して「今回はこういう想いを込めよう」ということはしないんですけど、コンセプトの部分でギターロックの激しさと、ホーリーな世界観の2面性があると思っています。今回のアルバムはホーリー寄りを前面に出したかったので、その考えはありましたね。
みさこ:そうだね。今回はダークメルヘンっぽさのある曲が多いです。
ちばぎん:ホーリーな面のアルバムとしては、完成された作品だと思っています。
みさこ:わりと歌詞がめちゃくちゃどリアルで、日常を生きている方々に刺さる曲が多いと思います!
 
Q3:バンド・個人でこれから挑戦したいことは?
ちばぎん:えーなんだろうな(笑)。少し前に上の娘の運動会の、保護者参加のリレーに参加して全力疾走したんです。全力疾走するのが久々過ぎて脚が絡まるという(笑)。来年は是非リベンジしたいです。
みさこ:私は半分エンターテイメントでもいいので、結婚したいですね(笑)。
ちばぎん:なんだよ、エンターテイメントとして結婚って(笑)。
みさこ:結婚をみんなどうやってしてるのか分かんなくって。
COLOR:ちなみに理想のお相手は?
みさこ:面白い方がいいです!(笑)。1回とりあえず笑ってくれるような。あれ、面白いってなんだろう…。
ちばぎん:いや、知らんわ(笑)。
 
Q4:どんな学生生活を過ごしていましたか?
 

 
ちばぎんみさこ:あんまり聞かれたことなかったねー!
ちばぎん:中学生の時は結構ストレスをため込んでいましたね(笑)。
みさこ:私も様子がおかしかったですね(笑)。今考えると、感覚が人とズレてたのかなと思います。でもそれはそれで良かったなと感じています。
私、千葉の中学校出身で、当時、制服のスカートを膝くらいまで短くするっていうブームがあったんですね。みんな膝丈でスカートを履いてるんですけど、私はそうする必要性を感じなくて、スケバンくらい長くして履いていました(笑)。
そのくらいの年齢って、「みんなと同じことをしていないと不安」みたいな感覚があって、やっぱりそこから少しはみ出ると目立っちゃうんですよね。だから私は浮いていたほうだと思います。
でも大学に行って今まで出会ったことがないような人がたくさんいて、今までは超狭い世界で生きてたんだなって思いました。色んな人が集まっている中で、「音楽」の共通項があってみんなで一緒にバンドをやるのが面白かったですね。
 

 
ちばぎん:俺は小学生時代はあんまり目立たない平均以下くらいの子でしたね。高校生になったら友達100人作ろうって思って高校に入学したんですけど、今でも付き合いのあるような友達はほとんどいないです(笑)。そして短大時代は遊び歩いてました。大学の授業のほとんどは代返で済ましてて(笑)。茨城は朝9時にパチンコ屋が開くので…。
みさこ:あれ、なんかクズの匂いがする(笑)。
私は四年制の大学だったので、レポートとかも理系と比べると少なくて今まで学生生活を取り戻すかように、青春してました。
 
Q5:11月10日の仙台公演を終えられて、今の心境は?
みさこ:仙台最熱ライブが更新できたと思います。
ちばぎん:いやー!熱かったねー!会場内がほんとに暑くて酸素が薄くて、最高でしたね。
みさこ:アンコール3曲目の「肉魔法」が超ロングバージョンになって、の子さんがダイブしたんですけど、泣ける曲じゃないのに泣いている方が沢山いらっしゃって嬉しかったです。あとでエゴサしました(笑)。喜怒哀楽のその先に感動が生まれたんじゃないかなと思っています。
COLOR:私も後ろのほうで見ていたのですが、会場が熱くて酸素も薄くて。会場が1つになっている実感がありました。
 
Q6:ライブ前のルーティーンはありますか?
ちばぎん:円陣を組むとか、一緒に体操するとかそういういわゆるルーティンみたいなものはうちは全くしないですね。ただただみんなバラバラに過ごしてます(笑)。俺はライブの日は入念なストレッチをしてますね。
みさこさんなんかは、ライブ会場のフロアをひたすら走ってますよね。他の2人はぼーっとしてます(笑)。
みさこ:の子さんはライブする街を探索してから来たりとか。
ちばぎん:そうだね。の子さんは近くにあるスーパー銭湯とかを見つけて、入ってから会場に来たり結構しますね。の子さんアクティブなんで。
みさこ:各々ほどよく自由に過ごしてますね。私はよく楽屋からインターネットの生配信をやってます。
 
Q7:仙台の印象は?
みさこ:仙台のお客様は自分の感情を素直に出してくださる方が多いですね!
ちばぎん:確かに。自分たちのコンディションがいい時にたまたま公演が重なるのか、仙台は「良いライブが出来たな」っていう印象がずっとありますね。その中でも、昨日(2019年11月10日仙台公演)はさらにいつもの1つ上のライブが出来たんじゃないかと思います。
 
 
みさこ:ライブではみんな激しいのに、仙台の街並みは落ち着いていて。私も結構あるんですけど、みんなの中でもしっかりオン・オフがあるんだなと感じて、勝手に共感しています(笑)。そういった意味では仙台と私の中で、通ずるものがあるなと!あと、牛タンが好きです!
COLOR:お!牛タンはもう食べられましたか?
みさこ:まだ今回は行っていなくて。でもお昼に「ほそやのサンド」に行ってきました!牛タンは食べれていないんですけど、満喫しています。
ちばぎん:俺はmonoくんと利久の牛タンを食べました。ホテルからめっちゃ近くて。
みさこ:厚切りの牛タン、味噌と唐辛子に入ってるやつ美味しいです…。信じられないくらいの白米の量食べちゃいます。
ちばぎん:あいつは美味いなー。
COLOR:牛タン愛がとても伝わります!
 
Q8:最後に仙台の学生に向けてメッセージをお願いします!

ちばぎん:こんなにパっとしない学生生活を送っていた俺らじゃあんま言うことないけどね(笑)。
 
 
みさこ:でも、パッとしてない学生生活でもパッとしてる学生生活でも、その後の自分の人生に凄く影響すると思うんです。今を生きることって今後の自分を決めることだと思うので、逆に今取り戻したいことがもしあるならちゃんと取り戻したほうが良いと思います!それくらい、自分を探しながら頑張ってほしいと伝えたいですね。
ちばぎん:自分が通っていた高校の玄関口に「私たちは打ち込む」って書いてある「打ち込み石」、とにかく巨大な岩があったんです。
みさこ:え、シュールだね(笑)。
ちばぎん:今考えると、良い言葉だなと(笑)。打ち込むって一生懸命やることだと思うんですけど、一生懸命やった結果が失敗に終わったり、何も残らなかったりしても一生懸命やったという事実が経験になるので、ただの遊びでもいいから一生懸命やって欲しいですね。
そして仙台のみなさんには「私たちは打ち込む」の言葉を胸に抱いて生きていって貰いたいなと思います(笑)。
COLOR:ありがとうございました!!
 

ちばぎんさん脱退前に貴重なお話をお聞きすることが出来ました。
4人でのライブもあとわずかとなりましたが、神聖かまってちゃんが生み出す唯一無二の音楽にこれからも目を離せません!!
ちばぎんさんが戻ってきて、また4人のライブが観れることを1ファンとして心よりお待ちしています。
 
↑犬ポーズしました~!
 
そして、2020年1月8日(水)にリリースされたニューアルバム『児童カルテ』絶賛発売中です!
 

詳しくは神聖かまってちゃんの公式ホームページをチェック!
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【 kamattechan.com 】
 
Interview: まどちん
Write: まどちん
Photo: machico編集部