ROTH BART BARONインタビュー! | COLORweb学生編集部

ROTH BART BARONインタビュー!

こんにちは!ゆかぽんです!
突然ですが、皆さん『ROTH BART BARON』という2人組フォーク・ロック・バンドをご存じですか?

 

ROTH BART BARONとは?
三船雅也(vo/g)、中原哲也(dr)による2人組フォーク・ロック・バンドです!サマソニ、フジロックなど大型フェスにも出演し、活動範囲は国内のみならずアメリカ・アジアにも及び、独創的な内容とフォーク・ロックをルーツにした音楽性で世代を超え、多くの音楽ファンを魅了しています!
今回は、そんな海外でも活躍されているROTH BART BARONのvo/g三船雅也さんに
COLORメンバー3人がインタビューしてきました!
それでは、さっそくご覧ください!
三船さん→以下、三船
みさみさ→以下、みさみさ
もっちー→以下、もっちー
ゆかぽん→以下、ゆかぽん
 
ニューアルバム『けものたちの名前』について
みさみさ:11月20日にリリースされたニューアルバム「けものたちの名前」に込めた想いを教えてください!
三船:想いか・・・うーん、なんか、日常で森とか自然とか人間以外の話題に触れることが減ったと思ったんだよね。朝起きて一発目に目に入るニュースが果たして「人間のニュース」ばかりでいいのかなって。
もっちー:なるほど・・・。
三船:子供たちと触れ合う機会があったときに、今生きている人たちは子供の時の感性を忘れて、「ちゃんとしなければいけない」という「幻想」をずっと信じているなって感じて。だから、そういうところを少しスウィッチして「けもの」という考えに言い充てられないかなと。あと「名前」っていうのは、名前を付けるっていうことはすごくモダンな行為だと思って。しかも、ここ何千年かで僕たちが作ったすごいシステムでしょ?
そういう新しいものと昔からある純粋なものを合わせて一つにしたアルバムです!

 

みさみさ:今のお話を聞いて、現代の世界観にいろいろな疑問を抱いていると感じたのですが、三船さんにとって理想的な世界とはどんな世界ですか?
三船:理想的な世界か・・・。逆にみんなは何が理想ですか?
みさみさ:人間の醜い部分が出ない世界ですかね(笑)。
もっちー:私は他人と比べてどうとかすごく気にするから、あまり他人に干渉されない世界のほうが生きやすいかなって。SNSを見ていると「誰が何を言った」とか、上げ足を取りすぎていると思いますね。もっと自由に生きたいです。
ゆかぽん:私は、言いたいことがあっても我慢しているときがあるんですけど、本当はどんな時でも家族や友達といるときのありのままの自分でいたいです。
三船:なるほど・・・。他人に干渉するなよという気持ちはすごくわかる。例えば、髪を染めてはいけないとか「いけません」という言葉がたくさん並ぶと「自分らしくあっちゃいけない」と思ってしまって、それでみんなが窮屈になっている。自分で自由なことをやった結果、駄目だと言われることが多い世界だなって思うんだよね。
みさみさ:ありがとうございます。次の質問なのですが、今回のアルバムの中で特に学生に聞いてほしい曲があれば教えてください!
三船:全部どんな年代の人にも合うように出来てます!でもあえて1曲選ぶとしたら、「iki」かな。
この曲には13歳の女の子にもボーカルとして参加してもらっていて、学生とかそういった肩書を超えて全員のために歌ってる。この曲は特に、みんなの心の奥底の「けもの性」に入り込むことができるようにデザインしているので、みんなのことを置き去りにしない音楽だと思ってます!
 

ROTH BART BARON 三船さんご自身について
もっちー:三船さんご自身についてお聞きしたいのですが、ミュージシャンになろうと思ったきっかけについて教えてください!
三船:高校を辞めて、引きこもっていた時期があったんです。そんな時、お小遣いを握りしめてレンタルCD屋さんに行って日本の曲から海外の曲まで、一からCDを全部借りて聴いた。映画も全部借りて観て、お店に置いてある作品をコンプリートしちゃったんだよね(笑)。
みさみさ:えー!すごいですね!
三船:そう。それをきっかけに人生の中で何かやり切ってから死にたいって思ったんだよね。その時に映画か音楽どっちかやろうって考えて大学で映画の勉強をしたあと音楽を始めました。ライブは全然していなかったんだけど、運よくレコード会社の人に声をかけてもらって。それからずっと音楽の道に!
もっちー:どんな学生時代を過ごしていましたか?
三船:ただやんちゃでした(笑)。中学生の時は部活が厳しくて365日中360日くらいテニスしてましたね。
みさみさ:えー!すごい!(笑)
三船:大学も映画の勉強をしたくて受けたんだよね。でも、3年くらい人と話さず引きこもっていたから、人との距離感が分からなくて(笑)。でも、友達が出来て、いい仲間と出会えた学生生活でした。
 

 
ライブについて
もっちー:チケット料金を見ていて学生料金(¥1000)が設けられているのが不思議だなと思ったのですが、それはどうしてですか?
三船:お菓子買うのを10回我慢すれば買える値段にしてみました。
もっちー:あー!なるほど!
三船:自分の経験から、学生時代に見たものはずっと覚えているなと思っているんです。チケット代が高いという理由で見る機会を失うのはもったいないと思うし、ちょっと気になるなっていう人にも来てもらいたかったんだよね。もしかしたら僕たちのライブを見て、何かに目覚める人がいるかもしれない。その一人に懸けてみたくて、その窓口を入りやすくしてみたという感じです。
もっちー:初めてライブに参加する人がいたら、おすすめの楽しみ方などはありますか?
三船:まずは体調を万全にしてきてください。あとは人の目を気にせずに、踊りたくなったら踊っていいし、お酒が飲みたかったら飲んでもいい。「自由でいること」に準備をして来て欲しい!
もっちー:今回のツアーに込められた意気込みや想いなどがあれば教えてください!
三船今回のツアーは全部で18公演まわるんですが、仙台って熱いお客さんが多くてライブがすごく盛り上がるんだよね。
もっちー:へぇ~!そうなんですね!
三船:ライブはたった1時間や2時間なんだけど1つとして同じ公演はないから、どう楽しくしてやろうかなってすごく楽しみでワクワクしてます。
 

 

最後に
ゆかぽん:今後の目標を教えてください!
三船:シンプルに自分がいいと思える音楽を、自分がいいと思えるペースで純粋に鳴らして世界中を回ることかな。あとは、ツアーでまだ見ていないいろいろな景色を見たいなと思ってます。
ゆかぽん:ありがとうございます!それでは最後に、仙台の学生に向けてメッセージをお願いします。
三船:周りにはネガティブなことしか言わない大人もいて、現代を生きるのは簡単なことではないけれど、自分の幸せや自分の楽しいことに正直になって頑張って欲しいと思います!
みさみさもっちーゆかぽん:ありがとうございました!

 

三船さんありがとうございました!
皆さんいかがでしたでしょうか?
インタビューの中で三船さんが仰っていた「学生時代に見たものはずっと覚えている」という言葉がとても印象的でした!皆さん是非一度、独特な世界観を作り上げる「ROTH BART BARON」のライブへ行ってみてください!
 
ROTH BART BARON
『TOUR 2019-2020~けものたちの名前~』

2019年11月27日(水)
会場:東京都 渋谷 WWW X
2019年11月29日(金)
会場:宮城県 仙台 Darwin
2019年12月21日(土)
会場:台湾 台北 The Wall
2020年2月1日(土)
会場:富山県 高岡 飛鳥山善興寺
2020年2月2日(日)
会場:石川県 金沢 アートグミ
2020年2月7日(金)
会場:福岡県 the voodoo lounge
2020年2月8日(土)
会場:鹿児島県 SR Hall
2020年2月9日(日)
会場:熊本県 NAVARO
2020年2月10日(月)
会場:山口県 岩国 Rock Country
2020年2月11日(火)
会場:会場:大阪府 梅田 Shangri-La
2020年2月22日(土)
会場:愛知県 愛知芸術文化センター 中リハーサル室
2020年2月23日(日)
会場:会場:広島県 福山 Cable
2020年2月28日(金)
会場:北海道 札幌 Sound Lab mole
2020年3月7日(土)『肘折国際音楽祭』
会場:山形県 肘折温泉
2020年3月8日(日)
会場:青森県 八戸 Powerstation A7
2020年3月22日(日)
会場:京都府 磔磔
2020年5月30日(土)
会場:東京都 めぐろパーシモンホール 大ホール
仙台公演:
一般 ¥3,500 + 1drink / 学生 ¥1,000 + 1drink
open/start : 18:45/19:30

「ROTH BART BARON」official site : https://www.rothbartbaron.com/
Interview:みさみさ、もっちー、ゆかぽん
Write:ゆかぽん
Photo:machico編集部