ギターを武器に、思いを伝える!女性シンガーソングライター「カノエラナ」さんインタビュー | COLORweb学生編集部

ギターを武器に、思いを伝える!女性シンガーソングライター「カノエラナ」さんインタビュー


みなさんこんにちは!みさみさです!

今回は、夏に2nd single「セミ」をリリースする歌手「カノエラナ」さんにインタビューをしてきました!

◎カノエラナって…?
1995年12月4日生まれ。佐賀県出身のシンガーソングライター。2015年にTwitterで30秒弾き語り動画を公開したことで、「30秒弾き語り動画の女王」とネット上で話題に!現在もオリジナル曲のみならず様々なジャンルの曲の弾き語り動画を投稿しています。
そして2016年8月にメジャーデビュー。独特な着眼点から生まれる歌詞と、その世界観に合わせて色とりどりに変化する歌声と圧倒的な歌唱力で、同世代を中心に支持を集める注目の女性アーティストです!

 


 

今回は、8月7日にリリースする新曲「セミ」に込めた思いや、実は人見知りだったというカノエラナさんが、人前でパフォーマンスできる理由まで、様々なお話をしてくださいました。


さっそくご覧ください!



カノエラナさんご自身について


Q.名前の由来を教えてください。
「カノエラナ」という名前は、両親の名前を別々の形で取り入れています。「カノエ」が母の旧姓で、「鹿江」と書いて「かのえ」と読みます。「ラナ」は父がもともと私につけたかった名前です。でも、「呼びにくいやんか」という理由で却下されたのですが、私は気に入っているため、「ラナ」という名前で活動しています。

Q.カノエラナさんの曲は1曲1曲異なる特徴がある印象を持ちました。曲作りはどんなアーティストから影響を受けているのですか?
私は、普段からジャンル問わず、いろんなアーティストのいろんな曲を聴いています!なので、私もいろんな曲をいろんな声で歌っていたいなと思っているから、いろんな曲やアーティストに影響を受けていると思います。

Q.「30秒弾き語り動画」はどんなきっかけで始められたのですか?
当時私は、ライブ活動を始めたばかりだったので、SNSを通して私のことを知ってもらえたらいいなと思ったのがきっかけでした。やってみたら反響が大きて、始めた当時のTwitterのフォロワーさんは800人くらいだったのですが、一気に8万人くらいに増えました!
 


Q.「30秒弾き語り動画」に投稿される曲はオリジナル曲が多いのですか?
いえ、そんなことはありません。初投稿曲は、童謡の「チューリップ」でした!「さいた~さいた~♪」の曲です!普段は、CM曲など少しふざけた感じの曲も投稿したり、自分のオリジナル曲をアップしたりします!

Q.シンガーソングライターを始めて、以前より成長したと思う部分はありますか?
人と話せるようになったことです。私は、もともと人と話すことが得意ではなく人見知りだったので、他人としゃべる時に何枚も壁を作ってしまって、目を見て話すこともできませんでした。それが今はだいぶ良くなってきたと思います。

Q.人見知りだったなんてとても驚きました!それでも、人前で歌うことに抵抗はなかったのですか?
歌うことが私にとっては自己主張のツールでした。ギターが武器のように感じて、持っているだけでステータスが上がった気持ちになります。なので、ライブをやるときも、「私の歌を聴けー!」くらいの気持ちで演奏しています!

地元佐賀県、それから、仙台について


Q.佐賀県のいいところを教えてください。
私にとっては唯一の故郷なので、佐賀県でライブをすると、お客さんが「おかえり!」と言ってくださって、とても温かい街です。お祭りも大好きで、すごく熱い街だなと思います。いつ歌を歌っても誰も怒らないですし。

Q.素敵な街ですね!地元にはよく帰られるのですか?
実家には、できるだけ仕事と関係ない時に帰りたいと思っていて、よく帰省しています。
私の家族はとても仲良しで、私自身も全く反抗期がなく、「お父さん嫌い!」という時期がありませんでした!今も、家族のグループLINEで頻繁にやり取りするくらい仲良しです。

 

Q.仙台に来られるのは何回目ですか?何か仙台の印象がありましたら教えてください!
仙台に来るのは5回目くらいです。仙台といえば、ずんだシェイクです!仙台に来た時には欠かさず飲みます!私にとっては「ずんだシェイク」が、全国ご当地シェイクNo.1だと思っているくらいすごく好きです。あと、むすび丸さんも好きです!どこかにいると必ず写真を撮ります(笑)!

新曲「セミ」について


Q.「セミ」の歌詞に出てくる学生時代は、何かに悩まれていたのですか?
当時は悩んでいなかったのですが、今振り返ってみると、道に死んでいるセミを2時間も眺めていたので、すごく深い闇を感じています(笑)。それが今、音楽活動をしている時の自分と重なって、「SOS」というか…、誰かに見つけてほしいけれど、どうせ誰も見つけてくれないという私の考えすぎる部分を、過去の自分と照らし合わせて作った曲です。

Q.「SOS」というのは、どういったことに対するサインなのですか?
率直に言うと、自分が音楽活動をしている中で、曲を聴いてくださる方に届けられているものがまだ少ないと思っています。私がセミみたいに同じ場所で鳴いているからなのかな?と感じる、「ブラックカノエ」の部分が出てきているなと思います(笑)。

Q.2年前にはすでにこの曲が完成していたとのことですが、このタイミングでリリースされた理由を教えてください。
ずっとリリースしようと思っていたのですが、なかなかタイミングを見つけられませんでした。本当はファーストシングルのタイミングで「セミ」をリリースしようと思っていたのですが、季節的に今がいいなと思い、今回リリースすることになりました。
それから、環境が変わったことで、私のやりたいことが以前よりも自由にできるようになったので、「今からこういう音楽をやっていきます」という意思表示の意味も込めています。





最後に。
Q.これからの夢を教えてください。
今まで以上にラフに、そして今までやれなかったことを貪欲に実行していきたいと思います。私は作品を作り続けて、ライブで皆さんに届けていくことを続けていけば、何とかなるのではないかなと思います。

Q.今後チャレンジしたいことを教えてください。
私はアニメが好きなので、アニメの歌の作詞作曲など、何らかの形で作品に関わって、ちょいと爪痕を残せたらいいなと思っています。

Q.学生におすすめしたい曲を教えてください。
やっぱり「セミ」です。「頑張れ」とか「大丈夫だよ」という言葉が、私はあまり好きではないので、その言葉以外で、どうしようもない感情になった時に、相手を励ますことができるのが音楽だと思っています。この曲は、そういう部分を噛み締めてもらえるのではないかと思います。


最後は、ご一緒に写真を撮っていただきました。





最初から最後までとても丁寧に対応してくださり、時より佐賀県訛りでお話されたり、ご家族思いな一面が見られたりなど、素敵な方だということが短い時間でも伝わってくるインタビューでした。

そして実は、私みさみさは、取材日の翌日に行われたカノエラナさんのライブ「猪鹿超絶ぼっちツアー」にも参加させていただきました!!

「ギターが武器になる」というカノエラナさんの言葉通り、小柄な体からは想像がつかないほど力強いパフォーマンスに圧倒されました。
パワフルなステージの中でも、一つ一つの曲に込められた思いがストレートに伝わってきて、思わずウルっときてしまう場面もありました。
「人と話すことが苦手だった」というカノエラナさんにとって、歌うことで自分を表現し、聴く人たちとコミュニケーションを取る手段なのだということを痛感したライブでした。

カノエラナさん本当にありがとうございました!!

カノエラナさんHPはこちら!↓
https://www.kanoerana.com/

Interview&Write:みさみさ
Photo:せんだいタウン情報machico編集部