【同世代インタビュー】女優・歌手 水谷果穂
NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」、NHK「スニッファー 嗅覚捜査官」などで女優として活動してきた水谷果穂さんがこの夏シンガーとしてデビュー!シンガーデビューに対する本音や新曲への気持ち、普段はあまり見られない私生活のことまでインタビューしました。
み:水谷果穂さん
な:なっつ
の:のぶ
―――――女優、歌手活動について
な:まずは、歌手デビューおめでとうございます!
デビューシングル「青い涙」に収録されている「青い涙」と「恋のレシピ」はどんな曲ですか?
み:ありがとうございます。「青い涙」は、“幼いころの夢を叶えられるのは大人になった自分だから、いつも前を向いていこう”という思いがこめられた曲です。これから自分自身も大人になるんだという思いと重なって、歌っていくうちにどんどん好きになっていった曲でもあります。「恋のレシピ」は、明るくかわいらしい曲です。
な:「青い涙」のMVは夏らしくてとても素敵でした!
み:ニューカレドニアという島での撮影でした。無人島でも撮影したのですが、とてもきれいな場所でした。
な:歌手活動を新しくスタートされた中で、歌うときに大事にしていることや心がけていることはありますか?
み:気持ちをこめることを大事にしています。これまで女優の活動をやってきていたので、それも生かせたらいいなと思っていて、聴いてくださる方に寄り添えたり、心地よい声を届けられるように心がけています。
な:ボイトレなどの練習は大変でしたか?
み:「青い涙」は最初はキーが出せなかったんです。それでも練習を重ねてキーが出るようになって、目に見えて効果が出たので、そこは大変だったけど楽しい面でもありました。
な:では女優として大変なことや、楽しいことについても聞かせてください!
み:大先輩の方や共演者さんの前では、緊張してしまうんです。振り返ると、思い切りやった方が失礼ではないってわかるのですが、どうしても緊張して小さくなって目立たないようにしてしまったり・・・悔いが残る部分が多いです。楽しいことは、いろいろな役を演じる中で、その役の人生や見方を通じて、新しい世界を発見することです!
な:うわ~、有名な方の前では緊張しますよね!では、お仕事に対しての今の気持ちについて教えてください!
み:このお仕事が自分の職業だなと思えるようになったのは最近です。高校生になってから仕事を始めたので、学業と両立していたため、地元静岡では女子高生、東京では夢のようなお仕事というイメージをもっていましたが、東京でひとり暮らしをはじめてから、職業としてこのお仕事に向き合うという自覚がでてきました。
な:今は一人暮らしなんですね!やはり故郷は恋しくなったりしますか?
み:そうですね。家族が好きなので、会いたくなったり、一人暮らしがさみしくなったりします。
な:お仕事の中でも特に、女優の活動に対してはどのような思いがありますか?また、挑戦してみたい役はありますか?
み:お芝居は大変な中でも役になりきることが楽しい、お芝居があるからこそ歌手にもなれたと思うので、お芝居が今は大すきです。真面目な役やおとなしい役が多いので、これからもしできるなら、もっとはじけた役にも挑戦してみたいです!
な:この世界に入ってからもらった言葉の中で、印象に残っている言葉はありますか?
み:そうですね。今の事務所のオーディションを受けたときは、そこまで女優になろうとは思っていなくて。でも、最終オーディションのときに「果穂ちゃんは今からならなんにでもなれるんだよ、あこがれる人や、好きな女優さんみたいな人だったり、どんな人にでもなれるんだよ」って言ってもらえて。それで頑張りたいなと思って夢が膨らんで。最初に「できるんだよ」って背中をおされたその言葉はすごく大事に思っています。
―――――自分自身について
な:水谷さんらしさとはズバリなんですか?
み:背伸びをしないことですね(笑)。ライブなどでも等身大で話すことが多くて、役を演じているときは自分の言葉で話す場面がほとんどないので難しいですけど、背伸びをしないようにしています。普段、まわりには何も考えてなさそうっていわれますね(笑)。
な:おっとり系なんですね!
み:ボーっとしている、ってわけではないけど、表面の活動をやめてしまう癖があるみたいです。
な:(大笑い)
な:休日はなにをしているんですか?
み:休日は、人に会いに行くことが多いです。一人暮らしで誰かとしゃべりたくなってしまいます。
な:静岡と東京ではやっぱり違います?
み:そうですね。地元では交通手段が自転車だったんですけど、東京は電車なので細かい時間の管理が違うなと思いますね。
な:なるほど、なるほど。今ハマっているものはありますか?
み:収集癖があって、今は紙を集めています。紙袋や銀行の封筒とか、ワッペンとか・・・。それと食品サンプルにもハマっていて、今もリュックにピーマンの肉詰めの食品サンプルがついているんですけど。(あとで見せてくれました)今は担々麺の食品サンプルを作っています。
な:作っているんですか?!(驚)。
み:はい。興味をもちまして。やっています(笑)。
な:興味を持つとすぐやっちゃうタイプなんですね~。
―――――仙台について
な:仙台のイメージは何かありますか?
み:小さいころに七夕まつりで犬の風船を引いていた記憶があります(笑)。最近になってそれが仙台のことだったんだと気付きました。
な:あははっ、犬の風船の散歩が仙台のイメージなんですねっ。
―――――同世代として
の:20歳になってやってみたいことはなにかありますか?
み:そうですね。これまではドラマや映画の打ち上げでも二次会に参加できなかったので。これからは大人の世界に入るのでその部分も楽しみだったりします!
な:わかります(笑)。では、最後に同世代として、仙台で頑張る学生にメッセージをお願いします。
み:いろいろ考えてしまう時期だとは思いますが、その都度その都度悩みながら、周囲の人に助けてもらいながら、あきらめないで。これからお互いに頑張っていきましょう!!
まさに等身大!!飾らない方だと、話していて思いました。インタビューしている中で、水谷さんをどんどん応援したくなりました。場所や環境は違えど、同世代の方が頑張っている姿を見るのはすごく刺激になるな~と思ったなっつでした。
【デビューシングル「青い涙」】
2017年7月12日 発売
収録楽曲:M1.青い涙M2.恋のレシピM3.青い涙(Acoustic ver.)M4.青い涙(Instrumental)M5.恋のレシピ(Instrumental)
Interviewer:なっつ、のぶ
Writer:なっつ
Photo:のぶ