芸工大の卒展に行こう!~想像(創造)力に触れる1日~
芸術学部、デザイン工学部、そして大学院生による、大学での制作活動の集大成となる卒展。期間中は作品の展示だけでなく、様々な体験が出来るワークショップや、第一線で活躍する著名人のトークイベントも開催されます!アートやデザインの枠を超えた発見があることも、芸工大の卒展の醍醐味なのではないでしょうか。
東北芸術工科大学企画構想学科の卒展ポスター
今回は、卒展に先立ってデザイン工学部企画構想学科4年生の西塚さんにインタビューをしました!自らの学科と展示について、また、他学科の展示の様子についてもお話を伺いました。
デザイン工学部企画構想学科西塚さんへのインタビュー
Q1.企画構想学科とは、どんな学科ですか?
A1. 広告や広報、映像やホームページといったコンテンツ企画、企業や商品のブランド戦略など、周りを幸せにする「企画力」と「実践力」を学ぶ学科、という説明をよく聞きます。
ですが、私自身4年間学んだ経験からだと、人やモノを魅力的にする裏方のプロを育てる学科なのかなと感じています。
Q2.展示の内容と、これまでの作業の中で記憶に残っているエピソードなどがあれば教えてください。
A2. 高校時代バイオリンやチェロ等で演奏をする弦楽合奏部に所属しており、自分の感情をあまり表に出さないと言われる認知症の方に向けて演奏会を企画する機会がありました。その際、多くの方が泣いて笑って拍手して、感動して下さいました。この経験から、もっと多くの人に弦楽に触れて欲しいと思い、東京の出版会社と協力し、弦楽の伴奏で歌う新しい歌のレッスンのイベントを行いました。当日は120名の方の参加があり大盛況でした。
展示ではイベントの様子の映像や、弦楽器の体験、実際に弦楽によるコンサートも実施します。
Q3.今年度や前年度の他学科の展示の様子で、印象的なものがあれば教えてください。
A3. 今年度だと、プロダクトデザイン学科の「書き時計」、ネットで有名ですよね(笑)
前年度だと、同じくプロダクトデザイン学科の展示なのですが、全員が全員の作品を詳しく説明できる体制を作っていて、自分の作品を見せるだけではなく、お客様の対応までしっかりしてるなあと感動しました。他の人の作品なのに、自分が作ったように説明をしていて全員で運営をしているんだという姿が印象的でした。
Q4.この記事を読んでいる人達へ向けて何か一言お願いします!
A4. 企画構想学科の展示は、企画という「見えないモノ」の展示です。
それをどうすれば伝えることができるか?
「全てはあなたのために」。企画をするに当たって一番大事なこの思いを、全員が展示に込め、それぞれが思い思いの形にしています。
芸工大の卒展は、無料で楽しめる美術館のようなものです。
ちょっと立ち寄るだけでも、デートでも、純粋に興味がある方も、是非お越しください。
西塚さん、お忙しい中ありがとうございました!
見に来てくれる人に作品やアイディアを通して自分の想いを伝える卒業制作展。想像と創造の世界に触れてみることで、あなたも今後に繋がる何かを得ることができるかもしれません…!ぜひぜひ、遊びに行ってみてくださいね!!
東北芸術工科大学
〒990-9530
山形県山形市上桜田3-4-5
卒展HP:http://www.tuad.ac.jp/sotsuten/
芸工大卒展Twitter:@tuad_sotsuten
企画構想学科卒展Twitter:@kikakusotsuten
Photo:東北芸術工科大学企画構想学科
Writer:みっちゃん