仙台いろは~vol.9「り」かしつのオルガン(理科室のオルガン)から「Dottore」へ | COLORweb学生編集部

仙台いろは~vol.9「り」かしつのオルガン(理科室のオルガン)から「Dottore」へ

仙台はおいしいもの、偉大な人物、素敵な観光地が多く存在する都市です。
多くの人に宮城・仙台の良さをもっと知ってもらいたい、仙台の基本から応用まで、いろんなあれこれを皆に知ってもらいたい!
そうして立ち上がったのが企画、その名も「仙台いろは」
宮城・仙台の魅力あるモノ・ヒト・コトをいろは順に紹介していきます。
前回の「ち」>>地底の森ミュージアムの引き続き、「り」かしつのオルガン(理科室のオルガン)を雰囲気を受け継ぐ「Dottore」をご紹介します。

  
  

 
■あの懐かしい空間へ

旅館「岩沼屋」の裏から回り、入店した瞬間わたしたちからは感嘆の声が「あ!この雑貨たち、理科室のオルガンで見たことある!」
使い込まれた感のあるイスやテーブルたち、小さな黒板消しに聴診器、体重計など理科室を想い起こさせる、あの雰囲気が迎えてくれました。

 

 

 
 

 
 

 

この棚に見覚えのある方もいるのでは?

 

これらの雑貨や家具はオーナーの佐藤さんが元々使っていたもの、また長い期間をかけて集めたものだそうです。

■秋保の自然でいただく石窯ピッツァ

 

 

 

「なぜ仙台市の外れにお店を?」と思う方も多いはず。実はここ秋保はオーナーの佐藤さんが生まれ育った地であるからです。
自分にゆかりのある土地で、街なかでは作り出せない落ち着いた環境でお客様を迎えることができる。
そして佐藤さんの息子さん大志さんが薪で焼くことにこだわった、大きな窯から生み出されるピッツアをお客様に提供するのにこの自然はぴったりなのです。
 
   

 

 
●マルゲリータ ¥800
●4種のチーズ(トマトorクリームソース) ¥850


こちらは少し小さめカフェサイズのピッツァ。たくさん頼んでみんなで色んな味をシェアできるのがうれしいですね。もちろん普通サイズのピッツァも提供されています。

手にとってびっくり。生地が掌からこぼれてしまいそうな柔らかさ。ふわんふわんでもちもちの生地は100%国産小麦と天然酵母から作られています。

わたしたちが特に気に入ったのは、「4種のチーズのピッツァ」モッツアレラ・ゴルゴンゾーラ、タレッジョ、パルミジャーノのチーズがたっぷりと使用されており、お好みではちみつをかけて頂きました。チーズの塩気、クリーミーさにはちみつのとろーりとした甘さが加わって思わず満面の笑顔になってしまいます。

■再開を願う声

 


 
お話を伺った佐藤大志さん

大人気であった「理科室のオルガンが閉店するにあたって、多くのメッセージが届きました。お店に置いていた寄せ書きノート、そして設置していたBOXにはなんと100人のファンの住所やアドレスが書かれている紙が集まりました。
佐藤さんの元へは「いつかまた再開してほしい」「寂しい」など再開を待ち望む声、憩いの場所を求める声が絶えず届いたそうです。



「Dottore」として再出発する際に、ファンの元へ事前に告知した際にはわずか半年で以前のお客様がいらっしゃったそうです。どんなに場所が遠くなろうとあの雰囲気をまた味わいたい。それほど待ち遠しいものだったんですね。


温泉街の雑木林で今日も大きな窯からはおいしそうな香りがただよい、古めかしいけどなじみ深い空間が待っています。
みなさんもぜひ一度訪れてみては?

 

 

Pizza&Cafe 森のオーブン Dottore(ドットーレ)
住所 太白区秋保町湯元字釜土1
電話 022-797-5681
営業 11:00 ~18:30(L.O. 17:30) / 水曜、第三木曜 定休
HP:http://www.dottore2013.com/
【アクセス・駐車場について】
『秋保温泉岩沼屋様』の駐車場内に、ドットーレ専用駐車場をお借りすることが出来ました。(ナビでは『岩沼屋』で検索して下さい。)
岩沼屋様入り口より案内の看板を設けてあります。
駐車場より右手に見える雑木林の一軒家が当店となります。
ご不明な点がございましたらお電話でお問い合わせ下さい。