特別企画「この一冊。」
秋といえば、食欲の秋。
秋といえば、芸術の秋。
秋といえば、スポーツの秋。
「秋といえば、○○の秋。」というフレーズに、みなさんは何を当てはめますか?
今回、COLORメンバーは○○に「読書」を当てはめました。
「秋といえば、読書の秋。」
それでは、COLORwebメンバーおすすめの4冊をご紹介♪
あゆみ’s select 「グラスホッパー」 伊坂幸太郎 著
「明日からちょっと、頑張ってみようかな。」
この本を読み終えた直後は、こんな気持ちになりました。
殺し屋の話で、想像もしたくないような残酷なシーンも多々あるこの作品。
それなのに、なぜか少しだけ元気になる。ほんのわずかだけど、勇気をもらえる。
『僕は生きてるみたいに生きるんだ。』なんだか心打たれる、作品で一番好きなセリフです。
もえ’s select 「ホリー・ガーデン」 江國香織 著
果歩と静枝を巡る大人の友情と恋愛を描いた作品。
読者の心をつかむのは、話の大きな展開ではなく、彼女たちが送るごくありふれた日常生活です。
だから彼女たちに共感を得たり、一度目はただ読み流していた場面が二度目では心に深く残ったり。
また、この話の独特の雰囲気をつくりあげているのが、江國香織さんが綴る文章です。
繊細で、美しくて、難しい……。
何度も読み返したくなり、その度に感じるものが変化する。
若い女性に人気な江國香織さんの作品、ぜひ読んでみては?
赤坂’s select 「わるい本」 アランジ・アロンゾ 著
この本は、アランジ・アロンゾという作家が描いた「わるい本」という絵本です。
表紙に一目惚れして購入したので、中身を見た時は驚きました。
「わるもの」をはじめとするキャラクターたちは、それぞれ人の“悪い部分”の名前が付いています。
(うそつき・いじわるなど……。)
本を読んでいるうちに、「これって私と似ているかも!」と、普段気づかない自分の“悪い部分”も見えてきたり……。
みなさんも、自分の中に住んでいる「わるもの」を見つけてみてはいかがでしょうか?
なあさん’s select 「今日は、心を見つめる日」 衛藤信之 著
心理カウンセラーの方が、「幸せ」や充実した日々を送るための方法について書かれた本です!
いわゆる、自己啓発本のようなもの。と言っても、怪しい感じではありませんよ。
すんなり自然と言葉が入ってくる優しい文章で、ほっこりします。
なんだか疲れている、悩んでいる時には特にオススメの一冊です☆
さてさて今回は4冊紹介させて頂きました。
気になる本はありましたでしょうか?
活字初心者のわたしは、「わるい本」のタイトルと絵に惹かれました。
秋が深まる今日この頃。
お気に入りの一冊を片手に過ごす秋はいかがですか?
Writer:かーぽん
Photo:せっきー