カラスタ ~コーヒーマスターへの道 前編~

こんにちは!COLORweb学生編集部のたんちゃんです!
若者の生活をより楽しく、充実したものにするための企画「Colorful Life Style」、略してカラスタ。
第1回目は、若者にとって身近なコーヒーの楽しみ方をプロの人達から教えて頂きます!
普段はインスタント派という人、コーヒー豆の魅力をとことんお伝えします!
みなさん、コーヒーはお好きですか?
COLORweb編集部員にも、コーヒーが好きで毎日飲んでいる人もいれば、普段はあまり飲まないという人もいます。
家だとインスタントで済ませてしまう、コーヒーをあまり飲んだことが無い、興味があるけど何から始めていいのか分からない…
悩みや疑問を持つ人達って沢山いますよね。
今回は、誰もが足を運んだことのある店『スターバックス』の協力のもと、COLORweb学生編集部員のために特別コーヒーの勉強会を開催して頂きました!
今回教えてくださったのは、スターバックス コーヒー 仙台クリスロード店でコーヒーマスターの田村拓美さん、アシスタントの榊枝夕実さんです。
コーヒーを知り尽くしたブラックエプロンのコーヒーマスターに、コーヒーの魅力を直接教えて頂ける貴重な機会!
コーヒーの勉強会が開催された場所は、スターバックスの仙台オフィス。
どんなお話が聞けるのか、楽しみです!
・コーヒーの木から1杯のカップまで
勉強会はコーヒー豆の話からスタートしました。
そもそも、みなさんはコーヒー豆ってどのように育てられているのか知っていますか?
黒い色をした、1粒のコーヒー豆。
コーヒー豆は、みなさんご存じの通りコーヒーの木から栽培されています。
このコーヒーの木は、コーヒーベルトと呼ばれる北回帰線と南回帰線の間にはさまれた赤道地帯でほとんど栽培されています。実は石油に次ぐ産業で、世界中のコーヒー豆が取引されているんだそうですよ!

「コーヒーの原産はアラビア半島とエチオピアといわれています。その後、オランダ人によってアジアに移植され、探検家や密輸業者によってインドネシアからラテンアメリカ等に伝えられていきました。コーヒーの木にはジャスミンのような白い花が咲き、その後赤い色をしたコーヒーチェリーになります。実は、コーヒー豆はチェリーの種子の部分なんです」とはなす田村さん。
コーヒーの木に花が咲くなんて、知りませんでした!

米の品種と同じように、コーヒー豆にも沢山の品種があります。その中でも有名なのはアラビカ種とロブスタ種。
スターバックスが取り扱う豆は、アラビカ種。洗練された風味が特徴のアラビカ種は、高地で栽培されることで、豆の密度が高く、ローストした際に1粒1粒のコーヒーのおいしさを最大限に引き出すことができるそうです。
スターバックスの扱う豆は、標高900m以上の高地で育てられたものを使用しているそう。
昼夜の寒暖の差激しい高地で栽培されたコーヒーの木は、日照時間や降水量がコーヒーの栽培に適した環境だからこそ、ゆっくりと育つことで風味が凝縮され、豊かな味わいのコーヒーになるんだとか。
ちなみに、ロブスタ種は缶コーヒーなどに使用されることが多いそうですよ!
コーヒー豆にも種類が沢山あるなんて、驚きです!
1粒1粒、丹精込めて育てられているんですね。
・コーヒーのおいしいいれ方と味わい方
私達が普段目にするコーヒー豆って堅くて黒い色をしていますよね?
果実の種が黒いコーヒー豆になるのは、焙煎されているからなんです!
そもそも、焙煎って何ですかね。
焙煎は『ロースト』と呼ばれていて、コーヒー豆を火にかけ焙煎していくことでより豊かな風味を引き出しているんです。
「ローストは、玉ねぎを炒めるのと同じ過程なんですよ。時間をかけて炒めることで、水分が抜けて茶色い色に変わっていくことで、甘みやコクが引き出されていきます」
確かに、玉ねぎを炒めていくと野菜の風味がじわじわ出てきますよね!
スターバックスは焙煎にもこだわり、約40年の間スターバックスローストという哲学をもってコーヒー豆の風味を最大限に引き出しています。
実際にローストされた豆を見てみました!

ロースト別に分けられたコーヒー豆を見ると、色だけではなくて、豆の大きさや艶が全然違くてびっくり!
また、加工方法も水洗式、半水洗式、乾燥式と3種類に分けられていて、それぞれの加工方法で風味や特徴が違ってくるそう。コーヒー豆って奥が深いですよね!
待ちに待ったテイスティング!
コーヒー豆の基礎について詳しく学んできたCOLORweb学生編集部員ですが、実際にローストや加工方法の違うコーヒーを飲み比べてみました!

より美味しくコーヒーを飲む4つのステップを、田村さんに教えて頂きました!
1、 香りをかぐ
2、 コーヒーをすする
3、 舌全体にコーヒーを広げ、風味を感じる
4、 自分の言葉で表現する
テイスティングとは、ただ飲むだけではなく、味わいの特徴である「香り、酸味、コク、風味」をより感じ、楽しむための飲み方で、他のコーヒーと比べることで風味の違いをより深め理解することができるそうです!
今日飲み比べてみたコーヒー豆は、ライトノート ブレンド、ケニア、スマトラの3種類。
テイスティングに編集部員もチャレンジしてみました!
お手本で田村さんにテイスティングをしてもらいました!
特徴的なのは飲み方。ただ口に含むのではなく、勢いよくコーヒーをずずずっとすする飲み方は、編集部員皆初めての光景でびっくり!

私達も田村さんを真似してすすってみましたが、ずずずっと音を立ててすするのはとても難しいです!

すするのに苦戦していた私達でしたが、飲み比べてみると、豆によって苦みや酸味が全然違うことに気付きます!
「ライトノート ブレンドはナッツのような甘い香りに比べ、スマトラはハーブや大地から立ちあがるような強い香りがしますよね。また、飲んでみるとローストが深くなるにつれて、しっかりとした味わいに変化していると思います。」

普段、コーヒーを飲み比べることがあまりないからこそ、香りやコクの違いに編集部員皆驚いてしまいました!
コーヒー=苦いというイメージがありましたが、ライトノートブレンドは軽いコクでとても飲みやすい!こんなコーヒーもあるなんて知りませんでした!
第2回は引き続きコーヒーについて更に自宅でも楽しめるコーヒーテイスティングをお伝えしていきます!
お楽しみに!