The story of your hands.~働く人の手を大調査!~ Vol.2

あなたはどんな手をしていますか?
傷だらけの手、ごつごつした手、すらっとした手、やわらかい手、力強い手。
人の手は、そこに、その人の生き方が現れてくる。
手から、その人の暮らしやこだわり、内面までも探る連載企画「The story of your hands」
第2回目の「手」は、キーボード奏者の齋藤めぐむさんです。
COLORweb学生編集部のたんちゃんのレポートでお楽しみください。
■特徴は、細く長い指

おおまち商店街で毎月2回土曜日にオルガンの演奏をしている齋藤めぐむさん。
商店街アーケード上に特設のステージがあるのをご存知ですか?
めぐむさんは、そのステージで演奏をされています。
バンドでのキーボードやエレクトーンのソロ、管弦楽器と演奏活動を行う傍ら、音楽教室のエレクトーン講師としても活動されています。
めぐむさんの手は鍵盤楽器を弾いているせいか、長くて細い指が特徴的。
「生まれつき手が大きかったのか、鍵盤を弾いて大きくなったのか定かではありませんが、手が小さくて困ったことは今まで特にないです。小さい頃は突き指をしたり怪我もしていましたね」とめぐむさん。
ピアノやエレクトーンを弾く人は怪我をしないように気をつけていると思っていました、と伺うと「楽器を習っていると指を使うスポーツを避けたりする人もいましたが、僕はあまり気にしていませんでした。バスケットボールやバレーも普通にしていました」と話してくれました。
音楽教室でエレクトーンを教える様になってからは、手元を間近で見られる為、軽く手入れをしたり、乾燥する季節はハンドクリームを塗って労ったりはしています。
■エレクトーンを始めたきっかけ
「エレクトーンを始めたのは4歳の頃。幼稚園の先生からの勧めでした。」
めぐむさんはエレクトーンを個人の先生に習い、音大などは卒業されていないそうです。
「幼稚園の先生のピアノを弾いている姿を見るのが好きだったようです。おもちゃや外で遊ぶ子供が多い中、音楽に興味を示した僕に気付いてくれて、楽器をやってみては?と両親に勧めてくれたんです」と語るめぐむさん。
「男の子で音楽に興味を持つ子供が珍しかったんでしょうね」と笑顔で話してくれました。
小さい頃から音楽に触れていたことが、今の生活にも活きているのだと感じました。
■商店街だからこそ、得られる喜び
商店街での演奏を始めたのは、10年程前。クリスマスオルガン演奏の公募が最初のきっかけで、それから商店街の事務長さんと相談して定期演奏が始まりました。

「オルガンと聞くとクラシックのイメージが強いと思いますが、商店街だからこそ耳馴染みのある曲を選んで弾いています」
おおまち商店街では季節ものや流行りの曲、時には自分で作曲した曲も演奏しているそうです。
「中には『何をしているんだろう』と不思議にステージを見上げる人もいますが、手紙やブログのコメントで毎回演奏を楽しみにしてくれている人がいることを知ると、とても嬉しいですね」
最近では県外から出張で来られた方から反応も頂いたそう。
商店街に響き渡る演奏は、道行く人の心を温めてくれますよね。
■“演奏”“教える”2つの楽しみ
キーボード奏者として、商店街ではオルガン、教室ではエレクトーンと様々な種類の楽器を演奏しているめぐむさん。
今後の目標はエレクトーン、オルガン、ピアノ、それぞれの知識を深めていくことなんだそう。
「楽器を演奏するたび、それぞれの魅力を感じるだけでなく、まだまだ奥が深いなと感じます。日々勉強ですね」
演奏家としてだけでなく、教室の講師としても活動する魅力を伺うと「演奏家1本で仕事をすることは憧れますが、教室で子供から大人まで音楽を教える楽しさも強く感じています。今は“演奏する楽しみ”と“教える楽しみ”両方を感じながら活動していきたいと思っています」と話してくれました。
齋藤めぐむさんのブログにも、今後の演奏スケジュールやリポートが掲載されています!
ぜひご覧ください!
http://ameblo.jp/meg-takeoff/
おおまち商店街に足を運ぶ際には、流れる演奏に耳を傾けてみてくださいね。
きっと素敵な演奏に心癒されると思います!
次回もお楽しみに!