東北女性シンガーによるライブイベント “Smile ★ Meeting”を大調査
みなさん、こんにちは!すすむです。
先日COLORwebの『地元若者ミュージシャンの悩みと夢を大調査』で、インタビューを受けてくれた加藤はるかさん。そのはるかさんが中心となって、東北の音楽シーンを盛り上げようと企画し、運営も行ったライブイベント”Smile ★ meeting”が、3月3日に行われました。
もちろん、COLORwebとして見逃すわけにはいきません!とっても楽しく感動的なライブでしたので、みなさんにもご紹介します!
■不安もあり、期待もあり
「一人でやるイベントとは違うから、実際ハラハラしています。みんなの信頼を落とすような事をしていないかとか」
3月3日(土)正午、会場へ一足先に到着した加藤はるかさんは、今回のライブイベントが始まる前の心境を聞かせてくれました。
それから数時間が経ち、他の出演者のみなさんも会場入りして、リハが始まります。はるかさんは今回のプロデューサーであるため、会場準備などの作業があり、出演者のリハは傍らで聞いていましたが、その表情はなんだか嬉しそう!はるかさんは、そのわけを少し興奮気味に話してくれました。
「私はライブの時に、気持ちの準備を大事にしています。大事なこの日のために気持ちを向けていました。みんなも同じ心境だったみたい。一つになっていくのを感じています」
今回、ライブペインティングを手がける東北芸工大2年のえみりさんにも話を聞きます。
「はるかとは高校時代からの仲です。二人でどうしたらイベントに花を添えることが出来るか、アイディアを出し合ってきました」
何を書くかはライブが始まってから考えるので、今の段階では本人ですら何が出来上がるかも全く想像つかないとのこと。完成が楽しみです!
■いよいよ、本番!
オープンから人が賑わい、時間通りの18時半にライブがスタート。しかし普段行われているライブとは違い、会場の様子は落ち着きながら何かを見守っているような雰囲気。
それもそのはず、オープニングアクトのkanaさん(19)に始まり、次のNanaさん(17)はなんと高校二年生!音楽活動を初めて日が浅い彼女たちを会場や出演者も一体となって見守ります。
彼女らも無事に終え、ここから会場の雰囲気はどんなアーティストが出てくるか、本格的にステージと向きあう雰囲気でひしめきました。
そのような中、POPで飛び跳ねるような曲と共に颯爽と現れたMANAMIさん(19)により、会場はふわりとした和やかな雰囲気で満ち溢れます。
ここから、若手の中でも実力派の皆さんが登場。 Carocoさん(22)によって、会場も呼吸を合わせ、手拍子をしたり、息を呑む音も聞こえないぐらいの静寂に包まれたりと様々な表情で彩られます。
さらに平山真衣さん(24)と沼倉希美さん(24)による今回唯一の二人組ユニット、モナコ90000は、平山さんの包みこむような優しい歌声と、沼倉さんのまっすぐ心に響く歌声のコーラスで会場を包みこみます。
感動と興奮が徐々に入り交じり、モナコ90000が終わる頃には、会場のテンションも最高潮でした!
ライブが後半になると、演奏を聞いて感動した人たちが物販ブースに訪れます。出演者とお客さんが会話を交わし、エールをもらう姿がたくさん見受けられました。
取材中なのに我慢できず、僕もCDを買ってサインまでもらっちゃいました!
今日のライブイベントで最後から二番目となる、日食なつこさん(20)が登場。
歌声が目に見えるぐらいの力であふれていて、その勢いに会場は終始圧倒されている様子!僕なんてあまりの迫力に、すごいと声が漏れちゃいました。
■溢れる笑顔に、ふとした涙
そして、お待ちかね、最後を彩るのは加藤はるかさん(20)。
はるかさんがステージに現れると、会場は総立ちで迎えます。その会場の一体感に、鳥肌も総立ち!
今回は、バンド編成ということもあり、最初から盛り上がりはピークでした。手拍子をする人、優しい眼差しで見つめる人、じっと目をつむり一音一音聞き漏らさないよう集中して耳を傾けている人。人それぞれの楽しみ方で、はるかさんの曲を堪能します。
順調に進み、そろそろ出番が終わってしまうというその時。突然、歌声が聞こえなくなってしまいました。 何事かと思うと、涙をこらえながらも必死に歌おうとするはるかさんの姿が。
何とか持ち直して、最後まで歌い切るはるかさん。その姿に拍手喝采です。
拍手に包まれる中、ライブイベントはフィナーレへ。出演者全員がステージに上り、えみりさんの完成させた絵を披露。その素晴らしい出来に歓声が上がり、フラッシュの嵐!
合唱曲”旅立ちの日に”を出演者全員で歌い、ライブイベント”Smile ★ meeting”は無事、終了となりました!
■最高の85%
ライブが終わってからはるかさんに涙の理由を聞いてみました。「いろんな思いを込めた日だから、感情がこみ上げちゃって。我慢していたんだけど、今日ライブを見に来てくれた母親とふと目があった時、母親も泣いていて、堪えられなくなっちゃいました」
ライブ自体の感想も聞きます。「最高です。見に来てくれた人が手伝ってくれる場面もあり、東北の女性シンガーである出演者の私達もつながることが出来た。それを実感した一瞬一瞬に感動しました。でも、ここで完成度が100%と言ってしまうと次が無い気がするので、85%ぐらいかな」
はるかさんはとても満足そうに笑を浮かべて語ってくれました。出演者のみなさんも、まだまだ歌い続けていくことを誓い、記念の集合写真を撮りました。
東北の女性シンガーを集めて、ライブをしよう。みんなで東北の音楽シーンを盛り上げていこう。はるかさんを始めとする多くの方の想いが、たくさん伝わってくるライブでした!
私たちCOLORwebはこれからも、たくさんのライブに足を運ぶことで、東北の音楽シーンを盛り上げて行きたいと思います!