皆さまはスーツを生地からあつらえられたご経験はおありでしょうか?
私は一度だけ… 確か1990年頃、友人と行った香港で、赤いスカートスーツを作りました。
まだボディコンが主流だった頃です。
ええ、ええ、トサカ前髪でしたとも
カーラーを2つ使ってね…上向きと下向きに…
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こんにちは!美人研究30年、ていねい診断、ていねいメイクのカラートークス*えみです!
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先日、Lun colorsのたにだ彩さんのお計らいで、
他のイメコン仲間数人と共に縮景園の近くにある広島えびすテーラーさんという仕立て屋さんを見学させていただきました。
色々と思うところがありましたので、ちょっと聞いてください〜
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訪問した広島えびすテーラーさん
シックな色味、シンプルな書体、オシャレなロゴマーク
店主の細田さん
スーツの色味と控えめな光沢感に、
セーターのお色合わせとで上品で素敵
仕立て屋さんなので、店頭に並ぶのは服ではなく生地。生地にお値段がついていて、このお値段には裏地・ボタン・仕立て代が入っています。
デパートブランドくらいのお値段で作れる範囲
生地次第でもっと高級にも。
有料オプションとして、裏地をオシャレ柄のものにしたり(薄いのに結構高い)、
ボタンを高級天然素材のものに変えることもできるというわけです。
なるほど。
扱われている生地はほとんどイギリスかイタリアのものだそうですが、
驚いたのはその圧倒的な種類の多さ!
見本帳になっているものも含めて
選びきれないほど大量の種類があります。
布地には、寸法・重量・糸・産地などが記載されていて、
糸と織り方の種類によって、厚み(重量が目安)、目の細かさ、通気性、保温性、剛柔、艶のあるなしなどの特性が決定づけられます。
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ここではっと思ったのでした。
服はまず布地から作られているんだ、と。
(もっと言えば糸ですが)
今では色やデザインは様々だけど、
太古から、服は
布(や動物の皮膚)を体に被せるもの。
和服なんか現代でもそうですよね!
ほぼ布そのもの。まさにワン・ピース。
その代わり着付けという技術が必要なわけで…着用に手間がかかる…しかも専用の走れない履き物に、専用の髪型すら必要…だから廃れた。
それでもまだフォーマルウェアとして実用に残っている!!ことも含めて
とても興味深い…
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脱線しました
私は骨格診断で素材素材と言っているわりに、服を布として見ていませんでした。どちらかと言うと完成形での服のデザインに着目していました。
そういえば、洋裁学校の講師だった母は生地の良し悪しの方を見ています。今思えば。
骨格診断では、骨格タイプによって似合う素材や形がわかるのですが、
例えば「ドレープのある服が似合う」場合、
軽い生地やハリのある生地ではそもそも落ち感は生まれないのです。生地の段階で柔らかい生地である必要があるのです。
当たり前のことなのですが、
上手く言えないけど、
気づきでした
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店内の家具は全て本物のアンティークなのだそう
たにだ彩さん、広島えびすテーラーさん、
貴重な体験、ありがとうございました
最後に…
広島えびすテーラーさんでスーツ(ジャケットのみやレディースも可)を作りたい方おられましたら申し込みフォームのコメント欄でお問い合わせくださればご案内いたします。
店主の細田さんによると、お客様が一番迷われるのは色なんだそうです。なので似合うものを選んでくれるイメコン同伴は助かるんですって