こんにちは。トレーナーの梅原です。
 
 
女性に特に多く見受けられる【猿腕】
実は、この猿腕が姿勢を悪くしているかもしれません。
 
 
まず、猿腕は反張肘、外反肘といわれることもあり、
肘を伸ばした時に、過度に反っている状態を指します。
 
では、【その猿腕と姿勢がどう関係しているか】
 
まず姿勢不良としてよく注目されるのが、
猫背や巻肩です。
 
それらの姿勢は「肩甲骨の動き・位置の悪さ」が影響していることが多いです。
 
肩甲骨の状態を良くするためには、
背骨の柔軟性、肩甲骨をコントロールする筋肉を働かせること等が必要になります。
 
そして、その必要な筋肉の一つが前鋸筋です。
 
前鋸筋は、
肋骨の外側〜肩甲骨についています。
 
前鋸筋が作用することで、
肩甲骨の動きが安定すると共に、
腹斜筋にも作用し、体幹が安定していきます。
 
 
猿腕の状態だと、腕が捻れてしまい力の伝達がうまくいかず、
日常的に前鋸筋を使いづらい状況になり、
結果的に姿勢不良に繋がってしまうのです。
 
 
四つ這い姿勢を例に挙げます。
 
本来であれば、手で床を押すことで前鋸筋へ、そして体幹部にまで力が伝わり安定性が増しますが、
猿腕の方は、床からの反力が肘で途切れてしまい、肩甲骨や体幹部の安定へとはつながりにくいのです。


 マシンやマスターストレッチをする時も一緒。

肘の伸ばしすぎを気をつけると、体幹と繋がりやすくなります!






お家でプランクなどをされている方の中にも、
知らず知らずのうちに猿腕の状態になっている方がいるかもしれません。
 
ぜひ、肘の状態を見直し、
姿勢改善を目指しましょう!
 

 ピラティススタジオ カラーズ大阪