(『虎に翼/第55話』より)
この絵画は非常に印象的でした。
「闇市で入手した食べ物は食べない」という信念を貫き通し、その結果、栄養失調で亡くなってしまった検察官/花岡の妻が描いたものです。その背景には、こんなことがありました。
実際には寅子と花岡の手しか無かったはずですが、絵画には子供の手が描き加えられています。これはおそらく、花岡の子供の手だと推測できます。それが、花岡の妻からの感謝の気持ちの表れだったのでしょう。
一方、刑事事件で死刑判決を出し、その責任の重さに、十字架を背負ってしまった多岐川の事情ですが…
これが、家庭裁判所を新設するための、大きなモチベーションとなったそうです。
「子供達に焦点を当てて、未来に種まく仕事をする」
これは実は多岐川に限ったことではありません。当ブログのキャッチコピーを、今一度ご確認ください。
「ありふれた日常の中、色彩のプロが書きつつも、小さなお子さんでも興味を持って、親しめるような内容をモットーとしております♪」
まさに、色彩に関する考え方が、多岐川と同じなのです。色彩に興味がある大人達を支援するプロはたくさんいますが、それよりももっともっと若い世代に、色彩を活用していただきたい、いえ、楽しんでいただきたいというのが、私の真の信条です。
先月、他界した色彩講師同期も申しておりました。
「色彩で商売するのもいいだろう。ただ、本当にやりたいことは、縁側に子供達を集めて、色彩の楽しさについて語り継ぐことである」
私もまったく同感なのです。(遺志は受け継いだよ)
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さて、現在の順位はいかに!?
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