(『世界ふしぎ発見!』より)


人類にとって「青」という色は貴重で、なかなか手に入りにくいものでした。それと言うのも「青」としての顔料にできる自然物が、極めて少ないからだそうです。その一つがアフガニスタンで産出される、この貴重な鉱物です。


【ラピスラズリ】


古代エジプトではその美しさから、ツタンカーメン王のマスクをはじめ、王族の装飾品等に用いられたそうです。






ヨーロッパでは「ウルトラマリン=海の向こうから来た青」と呼ばれ、「最上の青」として、著名な画家達がメッチャ夢中になったそうです。




【受胎告知/レオナルド・ダ・ヴィンチ】


また、聖母マリアを描く場合にもよく使われたことから、「マドンナブルー」とも呼ばれています。


【大公の聖母/ラファエロ・サンツィオ】


【聖母子(書物の聖母)/サンドロ・ボッティチェリ】


オランダの巨匠フェルメールは借金をしてまで、この「青」を求め、数々の名画に用いたそうです。


【真珠の耳飾りの少女/ヨハネス・フェルメール】


【牛乳を注ぐ女/ヨハネス・フェルメール】


この「青」にメッチャ夢中になった人物は、日本にもいました。かの織田信長の家来であった前田家の…


【前田利家】


13代目/斉泰(なりやす)が、工芸技術の粋(すい)を集めた御殿があります。



そこには「群青の間」と呼ばれる部屋があり、フランスから輸入されたウルトラマリンが、格子状に塗られていました😲





その殿様が愛した「青」は現代にも受け継がれ、北陸新幹線のシンボルカラーにもなっています。



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