[2007.07.18 EP-03]


時間が迫ってきたので、バス近辺の露店まで戻って少し休み、バスに戻ろうと歩き始めました。周囲にたたずんでいる人達は、我々旅行客を物珍しげに見ていました。この辺りの国では、老若男女問わず、旅行客をまじまじと見つめます。彼らは自分達が外国に出ることは困難な分、外国人を見る機会を大切にしているのです。我々を見つめていた人の中には、


「モウカリマッカ?」

「山本山!」


などという、一体誰が教えたのかと思うような日本語を連発する人もいました(笑)。彼らは意味が分かってて言ってんのかナァ?




そんな中、


「中国人かい?」


と尋ねてくる人もいました。私はすぐさま、


「いいえ、日本人です!」


と答えました。無理もないでしょう。世界の人口の6分の1は中国人ということもあり、東洋人を見かけたら、中国人だと思うのは。その男性と握手をしようとしましたが、私が誤って左手を出そうとしたので、男性は優しく首を振りました(インド同様、左手は不浄を示すため)。すぐに私は気付き、右手を差し出すと、にこやかに握手をしてくださり、今度は、


「何て名前なの?」


と尋ねてきました。私は、


「マサ! マサ!」


と繰り返し言ったつもりでしたが、相手にとっては一つの単語だと思い込まれてしまい、


「へえ!『マサマサ』か! 会えて嬉しいよ!」


と言っていました。なるほど「マサマサ」ですか。いかにもご当地らしい名前ですもんね。なので、そのまま乗っかりました(笑)。


「そうです!『マサマサ』です! よろしく! それでは!」

「うん! じゃあね!」


そろそろ、ホントにバスに戻らなくてはいけないので、やや足を速めると、他の旅行客が珍しい弦楽器を手にしています。聞けば2ドルで売っていたとのこと。後で現地添乗員Dさんから聞いたのですが、これは現地では有名な「ラバーバ」という弦楽器。


私はすぐさま、売っていた人を聞き出し、その人に今すぐ2ドルで売ってくれるように伝えました。すると、その人はすぐに品物を持ってきてくれたのですが、その場で鳴らしてみると、どうも鳴りが悪い。おそらく弦が緩んでいるだけだから、後で調整しようと私はバスへと急ぎました。途中、Uさんに、


「それ、何ですか? 買ったんですか?」


と尋ねられたので、


「うん、後で弾いてみせましょう!」


と、かなり大きく構えて答えました(笑)。ところがこの楽器も、後日トラブルの種に!?


【本日のアラビア語講座】

「シュクラン(ありがとう)」

「アイワ(はい)」

「マッサラーマ(さようなら)」


(つづく・・・)


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さて、現在の順位はいかに!?

  


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