[2007.07.18 EP-05]


お昼が済んだら、緩やかな流れのナイル川支流を、大型モーターボート(鵜飼い鑑賞用の屋形船を、モーターで推進する感じ)でクルージングです♪



行く先は「イシス神殿」―。すぐに、遺跡の一部が船から見えてきます。そして、あっという間に到着―。



例のごとく、現地添乗員:Dさんのガイダンスが始まり、日陰で耳を傾ける私達。やがてそれが終わると、フリータイムです♪ 見取り図があるワケでもないので、敷地の全体像をすぐに把握することは難しいですが、隈無く観るよう(撮るよう)努めました。私は単身なので、よくカップルさんに写真を撮ってもらうように頼まれましたし、私も撮るのは好きな方なので、自身も楽しんで撮って差し上げました。中には気を遣ってくださる方もいて、


「いいから、いいから。じゃ、撮りますよ。」


とばかりに、今度は(遺跡を背景に)私を撮ってくれたりもしました(ホント、あったかいネ~)。それにしてもこの神殿で初めて感じたのですが、どこまでも土色の遺跡、そしてどこまでも青い空。容赦なく照りつける日射し。音の無い世界―。もし、ここに観光客等、人が一人もいなかったら、あたかも時間が止まっているような錯覚に陥ります。








ひととおりまわった後、集合場所である休憩所へ向かうと、すでに何人かのクルーが腰掛け、売店で水を買い、水分を摂取していました。値段を尋ねてみると、何と「650CC×1本で7ドル」! 確か観光バス内では「650CC×2本で1ドル」でしたヨ! 単純に計算して14倍の値段です。でもネ、あるスポーツ選手が言っていました。「水分補給は、ノドが乾いたと感じる直前に行うべき」だと。現実的なお話、「ノドが乾いたと思う直前」を見極めるのは至難の業ですが、明らかに「ノドが乾いた」と感じているのは黄信号ならぬ、もはや赤信号なのだそうです。


ではこの時の私はどうだったか? 明らかにノドがカラカラでした。私は意を決して「650CC×1本で7ドル」の水を買って飲みました。そして、同じようにノドが乾いていても、ここで買わずに粘った人達もいました。その人達はその後、軽い頭痛になりました。いわゆる熱中症の入り口です。そうです。ノドが乾いているのをガマンしてはいけないのです。とにかく私は、熱中症にはならないように、ひたすら水分補給を意識しました。


さて、その後我々クルーは、どういうわけだか宝石店へ連れて行かれました。初日の「パピルス紙」や「カーペット」同様、地元のショップとタイアップしているのでしょう。やむを得ないです。つき合いましょう。で、ここで顕著に色めき立っちゃったのが女性陣―。とても分かりやすいです。現地添乗員:Dさんのガイダンスは、ここでも炸裂します(笑)。ただヒートし過ぎて、私達ツアー客ではなく現地の店員さんに、


「あの時、あなたは何を買ったんですか?」


と、うっかり日本語で聞いてしまうポカミス(笑)。フリータイムになると私は、無料配布のハーブティーをいただきながら、サラッと観て回りました。なるほど、宝石と言っても、すぐに手が届く範囲の値段のモノもあるし、宝石だけでなく雑貨も売っているようです。雑貨は確かにお土産としては最適なのですが、残念ながら品数が多いにしては、際だつモノが見つかりませんでした。


そして我々クルーは、バスでナイル川のほとりへ―。バスを降りた後、忘れ物の見回りをした添乗員:Fさんが、あるモノを見付け、


「これ、忘れた方、どなたですか~!?」


と叫んでいました。私はそれを見て、すぐに答えました。


「Fさん、それはね、座席の頭あたりに付いている『シーツ』ですよ(笑)。」

「あら、イヤだ!? 私ったら!?(赤)」


いやぁ、今日は現地添乗員:Dさんといい、添乗員:Fさんといい、お茶目なNGを披露してくれます♪ おかげでムードが和みますヨ♪


ナイル川のほとりには「ファルーカ」と呼ばれる帆船が停泊しています。実はこれでクルージングするのもパックの一環なのです。座席はUさんの隣でしたので、さっきの宝石(雑貨含む)店で、何かいいモノを見付けたかどうか尋ねてみました。するとUさんは彼氏宛てに、ちょうどいい灰皿を見付けたとのこと。よかったネ! 2日目でいいモノを見付けて! 私もちゃんと探せばいいモノを見付けたのかも知れませんが、なにしろ時間が無さ過ぎでしたネ…。


さて、このファルーカ。民族衣装を身にまとった「ヌビア族」を名乗る男性達によって操舵されます。そして、自己紹介が済んだ直後に、突然始まった打楽器とヴォーカルだけのセッション! この盛り上がり方がハンパじゃなくて、ついついあおられて、立って拍手しまう人達! さらにヒートして、ほとんどの人が立ち上がり、一つの輪になって船上で踊り出す展開! 「これは!」と思い、私はDVDカメラを回し続けました! いやぁ、ホントにビックリしましたし、やはり音楽をかじる者としては、このサプライズはたいへん嬉しかったですネ!


演奏直後にO婦人は私に、このヌビア族のCDを買おうと提案してきました。私はすぐにお話にのりました。ファルーカはある岸に横付けし、そこにあるレストランで、オレンジ色の夕日を浴びながら魚料理をいただいた後、再びファルーカがお出迎え。その時にはヌビア族の男性は、私達が発注したCD2種類を持ってきてくれました。そしてO婦人と私は即買い! 帰国後、それらを聴くと、ひたすら、


「ポンポコ♪ ポンポコ♪ ア~ア~ア~♪ ア~ア~ア~ア~ア~♪」


かなりハードコアですネ(笑)。大方、分かってはいましたけどネ(笑)。でもこれこそが、現地でしか調達できない代物ですよネ!


(つづく・・・)


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