[2007.07.19 EP-01]


ナイル川の大きな中州にそびえ立つホテル。そこが夕べ泊まったホテルです。ヌビア族の方々が操舵する「ファルーカ」という帆船に乗ってきました。朝、身支度を整えて朝食を済ませると、渡り廊下からふと見える砂の山。まだ登り切っていない朝日を浴びて、幻想的でした(パチリ!)。



さて、行きはファルーカに乗りましたが、チェックアウトを済ませて乗り込んだのは、イシス神殿へ行くために乗ったような大型モーターボート(鵜飼い鑑賞用の屋形船を、モーターで推進する感じ)。それに乗って、バスの待つ岸までたどり着きました。今日は「ルクソール東岸」、ナイル川をはさんで「生」の側です。なぜなら東は太陽が昇る方角だからだといいます。


この日はまさに同じような様式の「神殿」づくし。まずは午前中は「コムオンボ神殿」と「ホルス神殿」の観光です。最初のコムオンボ神殿で印象に残ったのは「ワニのミイラ」と「ナイル・メーター」です。



まずワニのミイラですが、不覚にも写真を撮り忘れました。何しろこのツアーの段取りとしては、まずすべてのものをまわりながら説明を受け、その後に自由撮影なもので、うっかりすると、1つも2つもアイテムを撮り忘れてしまうんですよね。



黒い何頭ものワニのミイラは、小屋の中に所狭しと温存されていました。なぜワニまでもミイラにしたのか、それについての説明はなされませんでした(クルーの方、これを読んでいたら、ワニのミイラの写真を送ってクダサイ!)。


そしてナイル・メーターですが、一見「井戸」のように見えます。毎年、ナイル川の氾濫が起き、洪水が肥沃な土を運んできてくれますが、洪水の量が多いほど、その年の農作物の出来具合が良いだろうという考えから、


■洪水の量(井戸に染み付いた跡)によって、税の値を決める


というしきたり(政治?)になっていたとのことです。





何とも単純ですが、土地が肥沃になっても、他の要因で農作物の出来に支障をきたした場合は、どうしたんでしょうね? もし豊作ではないのに、豊作だったかのごとく税を納めるよう求められたら、一揆が起きそうなものですが…。


ここでUさんと交代で写真を撮りました。単身で来ている者(Uさんは一人旅が好きらしく、この時も彼氏は日本でお留守番)同士だと、写真の交代撮影の交渉が気楽です♪ 昨日までの検問での私のていたらくを、何度かUさんに見られていたので、小恥ずかしくって、思わず、


「もう飛行機(に乗る行程)はないよね?」


などと、苦笑いでUさんに軽くこぼしていました。


次のホルス神殿では、まさに鷹の顔をした神様「ホルス」をまつった神殿で、至る所に鷹をかたどった像が配置されています(中には首がもげちゃってるのも!悲)。前日のイシス神殿でも感じたように、人の少ない場所に来ると、音もなく、時間が止まっているような錯覚―。






日焼け止めだけでは不十分なのでしょうか、不十分なのでしょうね、女性陣は帽子をかぶり、日傘をさしているのが目立ちます。私の弱点は目で、サングラスが無いとまぶしすぎてダメ。


さて、午前中、二つの神殿を観た後の昼食メニューは、渡航前から密かに話題になっていた「ハト料理」!



ここエジプトでは小鳩をよく食べるそうです。その昔、ワニのステーキとか、カンガルーのたたきなどを食べたことがあるので、とんでもなく逸脱しているものでないグレイゾーンの物なら、何とかいける気がしました。


そして、食卓に次々と運ばれてくるワンプレート。そこにはご飯と野菜炒めに並ぶ、小鳩の丸焼き。あまりにもあからさまな姿です。エグイのを通り越して、まるでマンガのようです。ふと、体調をくずしている「お母さん」に目をやると、一目見ただけでギブ・アップ! すぐさまそれは、大食漢Sさんの元へ。


早速、我々は試食してみました。すると…う~ん、鳥だけあって鶏肉に近いです。いえ、ほとんど鶏肉といった感じ。でも、こう、何だかちょっとだけ生臭さが気になります。出された料理は香辛料をふりかけて焼いただけの代物なので、タレをつけて焼いたり、あるいはソースで煮込んだりすれば、臭みはとれるような気がします。


生まれて初めて食べたハト料理。このくらいの試食程度(ガリガリで肉は少なかった)が適量だなと思いきや、ハトのお代わりがあるとのこと! いえいえ、私はもう結構!(笑)え? 大食漢Sさん、二羽じゃ足りないの? お代わりもらうの?(爆)結局、あの後、大食漢Sさんが三羽目を食べたかどうか定かではありませんが、生命力あふれる彼なら、恐らく食べたのでしょう(笑)。


(つづく・・・)


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