2012年に受講した、こちらの続きです。
【色彩認定講師への道(20)】
http://ameblo.jp/coloroza/entry-12290209542.html
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私が色彩講師に認定されたと同時に、認定されなかった同期生達は思い切りざわめいて、再試験への意気込みを語っていました。私にしてみれば、その闘志を、なぜ最初に持ってこられなかったのか、不思議で仕方がありませんでした。
認定されなかった同期生達は、模擬講義の合同練習会を提案してきましたが、それに対して私はこのように答えました。
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(前略)
合同練習会の発案は大いに賛成で、私としても出来るだけのご協力はいたします。
その代わり厳しいことは申し上げます。次は必ず合格するためにも、以下のことは必要だと考えています。
●今までと同じ程度の努力ではダメ。
●仕事や家事以外の時間は、課題のことだけを考える。
●事務局からの指示には、その日から着手する。
●台本が出来たら、私にも一度送ってください。
●台本を暗記後、延べ百回以上は通し稽古する。
●TVを観て、司会者達の言行を観察してみる。
●自信を持って、キラキラと楽しいイメージを持つ。
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上記7項目をベースにして、色彩講師養成講座の再試験を受ける学友達のために、模擬講義のポイント10箇条について、改めてまとめてみました。
(これは秘策中の秘策です!誰も教えてくれませんよ♪)
●台本は極力噛み砕いた表現を心掛ける。
●台本には本筋にまつわるエピソードを交えて、聴講者の興味をひく。サプライズな展開なども交えると、なお良い。
●台本は極力早めに書き上げ、練習回数を確保する。
●「一回入魂」の練習を百回以上行う。入魂しない練習は何度行っても、悪癖が身に付くだけで逆効果。
●自信満々かつ謙虚で、キラキラと楽しいイメージを通す。
●身振り・手振り・口振りを大袈裟にする。
●すぐ目の前ではなく、遠くにも届くような大声を出す。
●時折、中声も交えてメリハリをつけるが、小声はNG。
●全聴講者をまんべんなく見渡す。
●教材は極力大きく作り、イリュージョニストのように、全聴講者にまんべんなく見せながら扱う。
以上のポイントについては、あくまで私独自の見解ですが、合格した学友達は、これらをすべてクリアしていたことは確かです。
現役生であっても、浪人生であっても、私から伝えることはこれがすべてです。
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気付いておられる方も多いと思いますが、私はこの講座で2つの大きな失敗をしました。これでもうダメだとも思いました。
(1)XYZ表色系の課題の的外れ…本番では開き直り。
(2)エレガントの課題の的外れ…本番では戦意喪失。
(1)はともかく(2)は自分でも信じられないほど、みっともない結果に終わってしまい、周りの人々にはグチをこぼしたり、励まされたりして、たいへん申し訳なかったと、この場をお借りしてお詫びいたします。
この後、私はどうなったのか?
(中略)
絶対に見返してやろうと固く誓いました。例え私と同じ「ナチュラルハーモニー」の発表者が百人いても千人いても、
「アイツの発表? バカバカしいけど覚えてるよ!(笑)」
と、記憶に残していただこうと台本を書きました。
(中略)
小道具や衣装も大切でしょうが、やはり自分自身で愛着が持てる台本を早めに書ききり、例え他事を考えていても、暗唱できることが、一番大切だと思います。(お芝居と同じです)
私はこの半年間の課題に対して「苦しい」とは思っても「嫌だ」と思ったことは一度もありません。□□さんと励まし合ったのは「苦しくても、楽しんでやろう♪」がキーワードでした。
もしくじけそうになったら、
「自分は本気で、人前に立つ講師になりたいのか?」
「運良く講師になれたらいいや、と思っていないか?」
と自問自答してみてください。(私もよくやってみました)
(中略)
以上、長くなってしまい、申し訳ありませんでしたが、少しでも参考になればと切に願います。
(つづく…)