2012年に受講した、こちらの続きです。
 

【色彩認定講師への道(16)】
http://ameblo.jp/coloroza/entry-12290110821.html


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色彩講師養成講座では、個人発表が幾度となくありましたが、正直申し上げて、緊張したのはたった一度だけ。

 

それは、自分が書いた原稿に曇りがあり、迷って自信が無かった場合です。この時は、どうしても正解に辿り着けず、最後まで矛盾を抱えていたんですね。それだけに、最後は徹底的に自信が持てる原稿を書き、さらに狂ったように反復練習(百数十回)しようと誓ったのです。
 
その結果、口と手が、もはや無意識に動く状態にまで到達しました。そう、例えるなら、洗濯物を干しながらでも大丈夫のような(笑)。
 
学友達曰く、模擬講義の本番中の私は、
 
「とても生き生きしていた。」
「水を得た魚のようだった。」
「まるで宇宙まで行っている感じだった。」

 
だそうですが、すべてありがたい褒め言葉だと受け取りました(笑)前月ミスした時とは異なり、とてもすがすがしいです♪

 

以降は、受講中に学友達から、度々尋ねられたことをまとめてみました。部分的には以前の記事と重複するかも知れませんが、どうかご了承ください。


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(1)大勢の前での発表時、なぜ緊張しないのか?
まったく緊張しないと言えばウソになりますが、ほとんどの場合、バンドのMCで場数を踏んできたのが、役立っていると思います。
(8月のただ一度の失敗は例外…謝)
そして、つい忘れていたのですが、大学の4年間、小3から中3までの全教科の塾講師をしていました。その経験も活きているでしょうか。いずれにしても、このシチュエーションを「楽しい♪」と思うことも大切です。

 

(2)なぜ大きな声が出せるのか?
これもバンドでのヴォーカルの経験が活きています。バンドはカラオケとは異なり、爆音の中で自分の声を主張しなければならないので、それはもう必死です!声は生まれつきに加え、時間をかけて出来たものですが、残念ながら腹式呼吸はまだ不完全ですネ。

 

(3)なぜ原稿(発表、レポート等)を書くのが早いのか?
これは、職場でのビジネス文書作成という日々の鍛練に加えて、私的な日々のブログ記事作成も一味添えていると思います。偉人もおっしゃっていましたが、結局は作文も練習するしかないのだと思います。

 

(4)どのようにして、アイディアが浮かぶのか?
勉強ばかりしてないで、テレビ等も観ること♪…まぁ、ジョーダンはさておき…これが正しいのかどうかは分かりませんが…映画や書物や音楽に、ジャンルを問わずに触れ、どうしたら人様が楽しんでくれるかを、常に考えていますが、その感覚を講座にも取り入れました。礼儀や作法は守りつつ、体裁や形式にはとらわれずに。アクが強いとか、道化などと言われても、それはありがたいお言葉と受け取ります。これが素の私なのだと思います。

 

(5)なぜ課題の制作が早いのか?
段取りや技術的なことは、一応グラフィックデザイナーのはしくれであることが大きく好影響しているのは間違いないと思いますが、何よりもまず初動(着手)を早くすることです。とにかく、すでに入っている情報の範囲で、出来ることは始めてしまうこと。

 

私とて、夏休みの宿題をコツコツやったタイプの子供だったわけではないですが、社会では次々に課題をこなしていかないと回らない、という厳しさがあります。後に何かが突発的に起きて、時間が無くなってしまうことなんて、何度も経験しています。(くじけそうになることも、多々ありますヨ…苦笑)

 

これもやはり「慣れ」があるのでしょうが、今でも鮮明に覚えているのが、小口誠という先生に師事した頃のある訓練。実際に電通の入社試験で出された課題らしいです。その課題とは?
 

●「隠す」「別れ」「偶然」など、8つの言葉のイメージをそれぞれ、A4カラーイラストで表す。
●「ティッシュペーパー」をテーマにして、起承転結を盛り込んだ4コマカラー漫画を10点描く。大きさは自由。
●サッカーのワールドカップのA3カラーポスターを1点作成。
(以上、全19点を二週間以内に完成させること)

 

いかがですか?もはや笑うことさえ忘れてしまいそうですが、私を含め、当時の学友達はみな完遂しましたヨ…(大涙)その時の小口先生のアドバイスは、確かこうでした。


「一度に複数の仕事が来るのは、現場では当たり前。そんな時はまず、すべて着手すること。海苔巻き寿司に例えれば、まず海苔を必要な分だけ、あちこちに敷いてしまうこと。そして、酢飯・具材をあちこちの海苔の上に乗せていき、完結できるものから、仕上げとしてグッと巻くのです!(力)」


あれから15年以上経った今でも、師の教えは活きています。今回の「色彩講師養成講座」では、大小の失敗がいくつかありましたが、これまでに培ったことが随所で活かせ、大変貴重な経験値となりました。


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学友達の素晴らしさは先日申し上げましたが、充実した講座内容にも、本当に感謝しています。某・学友もおっしゃっていましたが、これらはまさに大きな財産です。

(つづく…)

 


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