知育プレスクールはぐみぃーに久々に行ってきました。
と言って入室してみましたが、
「‥」「‥」「…」「…あ」
1.2歳の記憶力はだいたいそんな感じですね。
最初はバッチリ知らない人扱いでした(笑)
いいんです。
期待値はそこではないので。
まみ先生と学んだ半年、こどもたちがどんなことを感じて、どんな歩みをみせてくれたのか、たっくさん楽しませてもらいました。
絵本では、落ち着いて自分の思ったことを言えるように。(これは、毎日の積み重ねでもあります!)
クレヨンは『我先』ではなく。書き始めも、書き終わりも焦ることなく。自分ではじめ、満足したら自分で終わりを決める。そんなこどもたちでした。
つまりは、自分のペースで書くことをきちんと見守ってもらえている、素敵なお稽古をしてもらっている証拠です。
今日、特に私が気にしていたのは、こどもたちの活動のどこにどう目をつけていくのか。についてです。
アート教育としてのピカソプロジェクトは「普通の工作教室とどこが違うの?」と言われることも多く、場合によっては「見本みたいにキレイな作品ができると思っていたのに」と言われることも少なくありません。
講師も、はじめは「思ったようにやってくれない」「理想のゴールに近づかない」と悩むことがあります。
ここで考えたいのが"活動理論"です。
・何が達成できたのか
という「コト」に着目した時、それは外的な(外見上見える)活動であり、うまい、下手、できる、できない。という成績になります。
一方
・何を考え、それを達成するためにどう動いたか
という「内面」に着目すると、これが内的な(外には見えないけれど、こどもたちの心の中で起きる)活動となり、ここに個性がでてくるのです。
完成品のデキではなく、自分で「完成だ」と言ったとき、こどもたちがどんなタイミングで、何を感じ、どうしようとしたのか。そこをしっかり見ることができれば、保育は途端に奥の深い、楽しいものにかわります。
そしてそれは、「何ができたのか(できなかった)」ではなく、「何をしようとしたのか(しなかったのか)」に着目する、ほんの少しの視点の切り替えで、驚くほどかんたんにできることになります。
こどもたちの才能の芽生えを、これからもたくさん応援していきたいと、改めて感じました。