私たちは、日々、こどもたちの「自由に」「表現」できる可能性について探っています。
確信的なことももちろんありますし、そういう導き方だったりもします。
ですが、結果どうなるか、というのはその瞬間しかわからないのです。
だって、100人100通りの上に、その日のコンディション(本人だけではなりません)があるんですもの。
だから、どんなに優れた芸術家だって同じ作品が二度とできないんですよね。
例えばこの絵。 3カ月前から私が担当している男の子です。
今3歳と半年。
3カ月前はグルグル絵が精一杯でした。
2ヶ月前、線やグルグルにストーリーがつき始めました。
この絵は、お母さん。
おばあちゃんとおじいちゃんにも挑戦しましたが、
途中からふざけてしまって、うまく形になりませんでした。
お迎えにいらしたおばあさまは、
全てが上手に描けていなかったことに、ちょっとがっかり。
「でも、こどもが全て完璧だったら、その方が、おりこうさん演じてる可能性高いかもしれない」
そんなお話しをさせていただきました。
ダメなところがあるからこそ、
彼が自然体であることがわかるんですよね。
こどもと触れ合うときに、実は気をかけなくてはいけないのは
「何でも問題なくそつなくこなしているように見える子」なんですよ。
そんな子は、自分でも気づかないうちに演じて、疲れをためてしまっているかもしれません。
この絵は、お母さん。
おばあちゃんとおじいちゃんにも挑戦しましたが、
途中からふざけてしまって、うまく形になりませんでした。
お迎えにいらしたおばあさまは、
全てが上手に描けていなかったことに、ちょっとがっかり。
「でも、こどもが全て完璧だったら、その方が、おりこうさん演じてる可能性高いかもしれない」
そんなお話しをさせていただきました。
ダメなところがあるからこそ、
彼が自然体であることがわかるんですよね。
こどもと触れ合うときに、実は気をかけなくてはいけないのは
「何でも問題なくそつなくこなしているように見える子」なんですよ。
そんな子は、自分でも気づかないうちに演じて、疲れをためてしまっているかもしれません。