最後の砦、味覚の崩壊。 | ピカソプロジェクト 満足度92%!3万人が笑顔になった こどもの表現の伸ばし方

ピカソプロジェクト 満足度92%!3万人が笑顔になった こどもの表現の伸ばし方

こどもはみんな芸術家!アートでこどもたちの表現力を育てるピカソプロジェクト。
こども向けアートワークショップ、幼稚園保育園のアートサポート、保護者の方のためのワークショップ等を運営しながら、美術教育の研究を行なっています。




NHKのニュースで、こどもの味覚の異変について特集されていました。

ニュースの内容は、こんなものでした。

東京医科歯科大学の上野正之准教授の研究グループは、一昨年、
小学1年生から中学三年生を対象に、
「甘味」「酸味」「塩味」「苦味」の基本的な味覚を認識できるかどうかの調査を行った。

その結果、
酸味 21%が認識できず
塩味 14%が認識できず
甘味 6%が認識できず
苦味 6%が認識できず
いずれかの味を認識できなかったこども 全体の31%

という結果が出た。 
参考:NHK NEWS WEB 「こどもの味覚に”異変”」

味が認識できないこどもが、こんなにも多かったことも衝撃ですが、
この数値から興味深いことがわかります。

五感の中でも、味覚は「体内に直接吸収する」直前の感覚。
つまり、生死を分ける感覚といっても過言ではありません。

私たちが「食べてはいけないもの」と感じるのは、『苦味』。
そして「おいしい!」と感じるのは、『甘味』。

つまり、衰退している感覚の中でも、
生死にかかわるものだけは、人間は最後まで残そうとするんですね。
本能的に。

私たち大人は、何もしなくても五感は育っていました。

でも、現代は違います。
意識して五感を育てなければ、育たない時代なのです。