「吉野山で、朝勤行したい♪」
桜の時期になって、いきなりこんなことを思いついても、それはかなり困難なことでした。
あちこち宿に電話したら、申し訳なかった〜と思うほど、忙しさが伝わってきて、もう諦めるしかないと思いつつ、奈良の旅へ。
春の嵐になってしまった三輪山の宿で、最後の望みをかけて調べていると、ふと見つけたゲストハウスがありました。
こんなお宿あったっけ?
もしかしたら、キャンセルもあるかも、と電話してみたら、「空いてますよ〜♪」と軽い感じの可愛い声で言われたものですから、もうびっくり!
なんてラッキー♪
これがふーさんとのファーストコンタクトでした。
それからもう7回かな、ふーさんのお宿に行くのが楽しみで、吉野山へ。
最初訪れた時は、ついこの前までOLで、
開業して20日くらいしか経っていなかったのですが、
それからいろいろな経験をなさって、
得度なさったと知った時には、びっくりしました。
「わたしは吉野になろう」と、東京でのイベントの時に、その時の心情もお聴きして、
やっぱり彼女らしいなぁと感心しました。
そして、そんな心情にさせた「お山の信仰」とは、なんなのか?それをもっと知りたくなりました。
蔵王権現が見守ってくださっているような場所にある小さなお宿では、
吉野の魅力にはまったリピーターさんたち、それから吉野町に定住することになった人、また修行する人、そして出家する人…
次々と吉野関係人口が増えています♪
上石神井のユメミライカフェさんで、惠遍さんに「お山の信仰」について語っていただき、お話と美味しい柿の葉寿司とお茶で、吉野山を感じていただけたらとこの企画を立てました。
上映する映像もとても貴重なものです。
試写したのですが、
息を飲むような場面や、山の美しさ厳しさに圧倒されました。
ぜひ、みなさんに観ていただけたらと思います。
よろしくお願いいたします。
– 日時 –
9月28日(土) 13:30〜16:00 (受付13:00〜)
– 料金 –
3500円 (軽食代込)
– 定員 –
20名
– キャンセルポリシー –
3日前より50%(1700円)
-お申込みお問合せは、
colorfulmoon23@gmail.comまで。
☆以下は、惠遍さんの書いてくださったFBのイベンページの内容です(^^)
→
日本には古来より『お山』の信仰があることをご存知でしょうか。
山に伏し、
山を駆け、
山に座す神仏の聲(こえ)を聴く。
【修験道(しゅげんどう)】
天狗のような装束(しょうぞく)を身につけ、山の中を修行し、山を崇拝する信仰。
その修行をする者は
『山伏(やまぶし)』
と呼ばれ、
あまり知られてはいませんが、この現代においても存在しています。
今回は修験道の聖地 吉野山から、修験道の行者(ぎょうじゃ:修行者の意)として得度した山伏がユメミライカフェにお邪魔いたします。
彼らはなぜ修行をするのか?
修行とは何か?
山とは何か?
彼らの生活とは?
そんなお話を、修行の様子を記録した映像を観ながらゆるりとお話ししたいと思います。
吉野名産の柿の葉寿司と、江戸時代から続く吉野のお茶屋さんの焙じ茶を準備いたしますので、五感で吉野のお山と修験のこころを感じとってみてください。
🌲
– 話し手 –
片山 惠遍
吉野山にある修験道の総本山、金峯山寺(きんぷせんじ)で得度した行者。吉野山の宿で女将を勤めながら修行を積む。好きなものは大声での読経と、妖怪。