父の緊急入院に

沢山の励ましのメッセージを頂きましたこと

本当に心より感謝いたします。

 

本日、面会に行くと、

母がウナギを我慢してくれているせいか(苦笑)

小康状態が続いていました。

 

明日から出張でもあり、本日なんとか

主治医にお会い出来ればと思って伺いましたが

ちょうど研修が入っていて本日はとても無理だと

思うと看護師さんから言われました。

 

ところが、お得意のスイスイエッセンスの

おかげでしょうか?

その場で看護師さんが、電話で主治医に連絡を

して下さり、なんと先生は20分後にお会いしますと

言って下さいましたキャー

 

主治医は、救急搬送された時に診て下さった

若い医師でした。

わざわざ、お部屋も用意して下さって

画像と共に事細かく丁寧に、素人にも

本当にわかりやすく説明して下さいました。

 

父はやはり、肝膿瘍でした。

肝臓に菌が入り込み増殖してしまった

結構深刻な病状です。 

 

と説明を受けました。

かなり強い抗生剤を、1日のマックスの量を

一週間以上続けて短期決戦しないとの事でした。

 

とはいえ、先生曰く

「戦いは、我々が優勢です!ただまだ勝利では

ありません。このままなんとか勝ち進みたいと

思います」

と。

 

白血球を自衛隊陸軍に例えたり、その中でも

陸、空、海がありますよね?

 

となんとも具体的でわかりやすい説明でしたニコニコ

 

私の希望は、食事の再開でした。

 

ほとんど眠っていて、たとえ起きていても

目を開けず全介助の父の様子から、

これまで、看護師さんにも、医師にも、

自分の口からしかも普通食を食べている事に

とても驚かれます。

 

今日も、

少し気をつけてあげれば全く嚥下に問題ない事を

説明しました。

 

医師は、看護師もプロで教育は充分受けているけれど

父の場合は、コツもあるだろうから

出来れば初回に立ち会って欲しいと言われました。

 

私は、明日から出張で不在な事と、

かといって、私が帰宅する金曜日まで

父が食事の再開を待つのは酷だから、

可能なら、慣れた介護士に代理で来てもらうという

提案もしました。

 

結果的に、明日、主治医の先生から、

なんとか耳鼻科の医師の診察の合間に

父の嚥下状態を診てもらいように頑張ってみます

 

と言って頂き、状態が良ければゼリーから

はじめましょうと!!キャーハート

 

充分な説明を受けて部屋をあとにする際に、

 

医師から

 

「お父さんは、とってもお幸せですよね」

 

と言われて、少し驚いた私は

 

「そうだといいですが、ありがとうございます。」

とこたえました。

 

すると、

「治療していてね、わかるんです。

すごく穏やかな顔をしているんですよ。

沢山の愛情をかけてもらっていることが、

お父さんから、すごく伝わってくるんです・・」

と・・・

 

医師から、「愛」という言葉がこのような形で

出る事がとても意外に感じて。

同時に私の、医師に対するこれまでの偏見を感じました。

 

このようなタイプの方ははじめてだなと

感じました。

 

昼間そのような事があってから、

夜になり、明日からの出張を前に

どうしても、どうしても父に会っておきたくて

20時までの面会時間に間に合わせて

会いにいきました。

 

昼間の医師の

 

かなり強い抗生剤を、1日のマックスの量を

一週間以上続けて短期決戦している」

 

という言葉が気になり、

父に私の元気を分けてあげてから行こうと

思ったのです。

 

すると父は昼間の様子とは少し違い

眠れなくてうっすら目を開けていました。

私が顔を覗き込み、話しかけると

「痛い・・」と囁く様な声で訴えました。

「どこが痛いの?」と聞くと

「お腹が痛い。。」と。

会話に気づいた看護師さんが

「どこか痛いみたい?」

と様子を見て下さいました。

コミュニケーションが難しい父は

それ以上は、伝えられず、少し苛立っている

感じが私には伝わりました。

 

痛み止めを投与してもらい、祈る様な気持ちで

沢山沢山、私の元気を送りました。

 

そして、父の体に触れながら

父の痛みは私に下さい!

と神様にお願いしました。

 

私は自分でなんとか出来るけれど

どうする事も出来ない父に痛みがあるほうが

耐えられないと思いました。

 

面会時間ギリギリまで父の手を握り

父の寝ている枕に、私も顔を乗せる様にして

目を合わせていました。

 

そして父にゆっくりと今の状況を説明しました。

 

「パパはね、お腹を壊しちゃったの。

だからおなか痛いかもね。でもね先生はすぐに

良くなるから、少し我慢してくださいって。

すぐに治るからねパパ。

明日はもしかしたら、

少しご飯が食べられる様になるかもね」

と。

出来るだけ前向きな事を話しました。

 

父はジッとただ、私の目を見ていました。

 

「帰るね」ってどうしても言えず

そのまま病室をでました。

 

これは祖母の時も、叔母の時も

病院に置いて来る時に、どうしても言えなかった言葉。

 

何十年経っても、私が成長出来ないところ。

 

父になんとか、頑張って乗り越えて欲しいと

祈っています。

きっと超えてくれると信じて。

 

1日も早く家に戻して美味しいものを食べさせて

あげたい。。

 

病院を出て車に乗り込んでも

父の病室を見上げて中々帰れなかった私。

でも、

「愛」を感じられる主治医の元なので

きっと大丈夫と信じて、明日から横浜を離れようと

思います。

 

しかも、父の病室で色々私が出来る事はしてきましたキャー

また長くなっちゃいましたね。。

 

明日からまた、マンタの様に軽やかに笑3

 

ありがとうございました。

 

     Love蝶Satya