実家から見た夕陽です
昨日、父をショートステイから一時自宅へ戻しました。
 
母もまだほとんど寝ている状況なので、母の介護だけで
精一杯で、気になりながらも、なかなか寝たきりの父を自宅へ
戻す事が出来ませんでした。
 
でも、少しでも自宅で過ごして欲しくて。
 
ケアマネージャーを通して
在宅介護士の方
訪問看護師
往診医
訪問入浴
理学療法士のかた
介護タクシー
緊急対応の手続き
 
などなど。。
各専門家のご協力を得て、様々な準備を整えて
ようやく一週間、自宅へ戻す事になりました。
 
帰宅した父に、みかんを食べさせる母。
とても微笑ましい後ろ姿に思わず写真を撮りました。
 
母自身もこうして座れる時間は数分で、ほとんどベッドで
過ごしています。
このように父に、少しでも穏やかに自宅で過ごして欲しくて
帰宅のチャンスをうかがっていましたが。。
 
今回の目的の1つは
年末の入院時に父につけられたバルーンカテーテルを
(尿道に入れられた管)
外してあげたいということ
 
今回、父が滞在した施設からは
「よく考えてください、入れておいた方が介護が楽ですよ」
と(オムツ交換に関して)確認されましたが。
 
やはり、父にとって最も自然な形にしてあげたと思い
これまでずっと父の在宅介護でお世話になって来た
上記の方々にご相談し、帰宅した際にカテーテルを外す
ことを試みる事にしました。
 
帰宅前に施設で予めバルーンカテーテルを外してもらい、
帰宅後医師が往診にみえた数時間後に、もしも自力で
排尿がなければ、再び挿入する事になっていました。
 
しかしながら、医師が訪れる時間になっても
おむつはきれいなまま・・・
 
諦めきれない私は、先生に
「もう少し時間をもらえないでしょうか」
と無理なご相談をしたところ
ご了解を頂き、その代わり何かあったら往診を待たずに
緊急で連絡をするようにと
いつも一緒にお見えになる看護師でもある奥様が
 
「院長は携帯をいつも枕元に置いて寝てるから
何かあったらこの番号にかけてきてね」と。
 
私が
「どのようなタイミングで、緊急だと判断したら
いいですか?」
と訪ねると、考えられる症状を教えて下さり
 
父の下腹部に手を置いて
「今このくらいの感じでしょ?覚えておいてね
これがあまり膨らんで、溜まっている様子があったら
本人もしんどいかもしれないし、連絡すしてね。
あるいはモゾモゾしたりした場合はすぐにも」
と丁寧に教えて下さいました。
 
更に訪問看護師の方からもお電話を頂いて
心配な様子があったら夜中でもすぐに連絡してね
 
といって頂いて本当に感謝しています。
 
ケアマネさんも素晴らしく優秀なかたで
いつも私や両親の気持ちを汲み取り協力して
下さっています。
 
このように、両親の介護をきっかけに
いつも女性陣に助けられる事が多いと感じます。
 
実は、両親のマンションの管理人さんの奥様にも
いつも助けられてきました。
 
両親の住むマンションは、300戸に対して
来客用駐車場が3台分しかなく、外部から来た人は
2時間だけの許可をもらうようになっています。
 
防犯カメラもついていて、非常に厳しく管理されて
いるのですが
仕事の合間に急いで停めて許可を頂きに通っているうちに
いつも管理人さんの奥様が、私が駐車した事に気がつくと
許可証を記載して持って待ってくださっています。
 
「あまり駐車時間の事は気にしなくて大丈夫よ。」
と声をかけて下さったり、
 
どうしても介護に手を取られて、時間が過ぎてしまった
際には、そっと時間を書き換えておいて下さったり
再び仕事に戻るところを見かけると大きく手を振って
「いってらっしゃい」と笑顔で送り出してくれます。
 
それは厳しくて有名なこの駐車場で全くあり得ない事
なのです。
 
そうやって沢山の女性たちに助けられている事に
最近気がつく事が多いです。
 
そうしながらも、今朝まで父は自力での排尿はなく
看護師さんが一時的に管で抜いてくれました。
 
父は目を閉じている事が多いのですが
帰宅した昨日はニコニコとして声をあげて笑ったり
寝てしまっても顔が笑っていました。
 
朝食はいつも母が作って食べさせてくれていた
同じ内容がいいかなと思いこんな感じです。
寝たきりの生活で、ほとんど目を開けなくても
朝から、これぜ〜んぶ食べ切るのですよ〜笑2
左がチーズとスプラウトにトマト、ポーチドエッグ。
パンとエンシュアという1日の栄養素がとれるコーヒー味の
ミルクみたいなもの。
フルーツと手前はお茶にとろみをつけたもの。
これはスプーンで飲ませます。
 
右下にちらっとコンビニでくれるプラスティックのスプーンが
ありますが。
 
これ!色々使ってみたけれど
食事を食べさせるのに一番最適です。
軽くて大きさもちょうどいいんです。
軽くないと食べさせる人が疲れてしまうんです。
 
ほんとオススメですよ。
 
今朝は5種類の刻みフルーツにヨーグルトドリンクと蜂蜜を
かけて、亜麻仁オイルもかけました。
足りなくて、もっとと口を開けていたので。。
慌てておみかんも、口に運ぶと一個たえらげました。
 
看護師さんにも、医師にも驚かれるのですが
 
この口から食べ続けている事で、年末のインフルエンザの
際にも、看護師さんが私に電話をくれて
「お父さんは普段から、あれだけ沢山ものを口からしっかり
食べているから全く心配ない。熱が下がればすぐに
元気になるからね。」
と勇気づけてくれました。
 
今日の夕方、往診の先生がみえるまでに自力で排尿が
叶わなかったら、カテーテルを再び入れますが。
 
そうしたらまた一ヶ月後、交換時に色々試みてみようと
思います。
 
こんなプライベートな事をこのブログに書いたのは
高齢者のご家族を抱えている方にお伝えしておきたかったの
ですが。。
 
食事を摂取しなくなったり、欲しがらない事はあると思います。
 
今回同じ食事を施設に運んで父に食べさせていた際に
気がついたのですが。。
 
いつもお隣で、父よりもはるかにしっかりした
おばあさんが自分で食べられるのに、食欲がなく全く
手を付けようとしなかったんです。
 
私がいくと色々と隣で話しかけて来てくれるのですが
ある時父に食べさせてたフルーツゼリーを見て
「いいにおい。。」と言ったので
「食べられそう?」と聞くと
「うん、少し欲しい」と。
 
施設側に
アレルギーや、誤嚥の問題を確認して
OKを頂いたので、父の分を分けて差し上げると
「美味しいね」とご自分で食べていました。
 
そして、その後、これまで全く手を付けなかった
施設の食事を食べ始めたんです!!
 
とても嬉しい気持ちになりました。
 
これが母が編み出した
ご飯→フルーツ→おかず→プリン→ご飯・・
という
「パパがこれなら食べる」という
本来あり得ない食べさせ方なんです。。
 
他の方でも食べる様になる可能性があるんだと
そのおばあさんの可愛らしい眼差しに嬉しく
なりました。
 
そのおばあさん。
私があるとき、施設のテーブルの下に潜って
父のむくんだ足をマッサージしていたらなんと!!
す〜っとご自分の足も差し出しんです!!キャー
 
テーブルの下で爆笑してしまい。。
 
おばあさんの下がってしまった靴下を直しながら
「足冷たいね、気持ちいい?」とさすると
「うん気持ちいい・・」と
本当に可愛らしいキャーキャー
キュンキュンしちゃいました。
 
私こうして、両親の介護を通して
沢山の事を学ばせて頂き、沢山の方の善意に助けられて
います。
 
そんな介護のなかに
オーラソーマもエリックスエッセンスも活かして
いますよ〜
とっても役立っています。
 
いまもしも、そういった事に直面しているかた
介護に疲れた、イライラしちゃうという方がいたら
是非私の以下の講座に参加してみてくださいね。
 
きっと今よりも軽やかになって頂けます。
 
 
みなさんの毎日も軽やかでありますように。。
 
     Love音譜Satya