こんにちは。

 
 
 
好きな仕事を長く続けるための
自分ブランド戦略をサポート!
 
ブランドプロデューサーの村本彩です。
 
 
 
 
 
新たな人生のスタートのタイミングなので
 
私が大好きだった会社を辞めて
起業した理由を
書き留めていきたいと思います。
 
 
 
 
長くなると思います
 
 
 
 
まずはじめに、
 
私がサントリーに入社した理由と
会社員生活の中で
強く心に残っている出来事について
書きたいと思います(^^)
 
 
 

 
 
 
 
私がサントリーに入社を決めた理由は3つ。
 
 
1つはシンプルに
お酒のある時間が好きだったから。
 
 
2つ目は
「こんな商品欲しかった!」という気持ちに
文系の私が応えられる領域が
メーカーの中でも広いと思ったから。
 
 
そして3つ目は
「やってみなはれ」の社風に
生き方としてもとても惹かれたから。
 
 
 
 
 
素晴らしい選択をした
大学生の私に感謝を伝えたいっ
 
 
 
 
 
 
 
大学生の頃は
居酒屋さんで芋焼酎片手に
(九州だからね♪)
毎晩のように仲間と飲んで
いろーんな議論を交わしていました。
 
 
 
 
 
お酒があると、
普段なかなか話せないようなことを
腹割って話せて
グッと人間関係の距離が近くなりますよね。
 
 
 
 
 
そういう時間が私はすごく好きで。
 
 
 
 
 
 
お酒は人と人の心をつなぐもの。
 
 
そういう時間を沢山の人に届けられたら、きっとその人の人生が豊かになる!と信じてました。
 
 
 
 
 
 
 
 
その想いが強い信念に変わったのは
2011年3月のこと。
 
 
 
 
1年半かけて準備してきた
担当ブランドの大型リニューアルを
翌週に控えた金曜日
 
発売前のイベントに向かおうとしていた
まさにその時
 
 
 
 
東日本大震災が起こりました。
 
 
 
 
 
 
 
 
もちろんイベントは中止。
 
 
 
 
そしてTVから映し出される
信じられない光景に言葉を失いながら
眠れない夜を過ごして迎えた月曜日。
 
 
 
 
 
 
TVCMやキャンペーンなど
あらゆるマーケティング施策の
中止が決まりました。
 
 
 
 
 
 
工場も被災し、物流網も混乱していたので
当然のことです。
 
 
 
 
 
ましてや、お酒は
必需品ではありません。
 
水など命に関わるものさえ
届けたい人に届かない状況なのだから。
 
 
 
 
 
 
 
頭では分かってる。
 
 
でもずっとこの日のために
用意してきたものが
何もできないまま、
 
10億の投資が一瞬で消えた…
 
 
 
 
挽回できる状況でもない。
 
 
 
 
 
 
それが悔しくて、悲しくて…
 
 
 
 
 
 
でも、そんなことよりもっと
苦しんでいる人、悲しんでいる人が
大勢いるのも分かってる。
 
 
だから、絶対言葉にできない。
 
 
 
 
 
 
 
次第に私の心にこんな気持ちが生まれました。
 
 
「お酒ってなくても生きていける。
   私が創っているものは
   誰の役に立っているんだろう…」
 
 
 
 
 
 
 
仕事の意義が分からなくなって
 
まだ世の中にない商品を生んで
「こんな商品欲しかった!」
って喜んでもらえたら幸せだなぁって、
 
夢見て入社した気持ちがしぼんでいきました。
 
 
 
 
 
 
そんな時、たまたま出稿を止められずに出た
唯一の交通広告を見た方が
書いてくれたブログが
私の背中を押してくれたのです。
 
 
 
 
そこにはこう書かれてありました。
 
 
 
「地震以来、こんなにキラキラした映像や
   画像を全く見ていなかった。
   美しいもの、キラキラしたもの、
   明るいものに触れることで
   人の心に光が射すこともあるんだな。」
 
 
 
 
 
あー、私の仕事で
元気になってくれた人がいたんだ…
 
 
 
涙が出るほど嬉しかった、
忘れられないブログ。
 
 
 
私にできることを頑張ろう、って思えた。
 
 
 
 

 
 
 
 
 
そして、ちょうどその頃出会った本には
こんなことが書かれてありました。
 
 
 
 
必需品はないと困るものだけど
「必要だから買う」という動機は、
モノへの思いを希薄なものにしてしまうこと。
 
 
 
 
さらに、
 
 
嗜好品には生活嗜好品と人生嗜好品の
2つがあって
 
「あると便利」な生活嗜好品は
時間とともに「ないと不便」なモノに変わり
生活必需品になる。
 
 
一方、「あると楽しい」人生嗜好品は
時間とともに「ないと虚しい」モノへと変わり、人生必需品になる。
 
 
 
 
 
 
この本を読んだ時に、
 
 
あー、そうか。
 
 
私は人生嗜好品を
届ける仕事をしてたんだ!
 
 
って気付いたんです。
 
 
 
 
 
 
 
お酒はなくても生きていけるけど…
お酒がある時間は楽しくて、
なくなるとちょっと淋しい。
 
 
 
 
そんな時間を届けたいって思ってたけど
それって人生必需品なんだ。
 
 
 
 
そう思ったら
 
 
 
改めて自分の仕事に誇りを持てたし
 
もっと多くの人に届けたい!と
強い気持ちが生まれたんですよね。
 
 
 
 
 
 
 
間違いなくこの経験を境に
私のブランドマネージャーとしての
プロ意識が生まれました。
 
 
 
 
人生嗜好品を届けるために
もっともっとブラマネとしての
スキルを磨きたい!
 
 
 
ずっとそればっかり思ってた(^^)
 
 
 
 
 
 
 
その後、出産を経て経験する
新ブランド立ち上げが
私の人生に大きな影響を与えます。
 
 
 
 
「人生嗜好品」というのは
これからも私の仕事のテーマですが、
その形を変えていくことになるのです。
 
 
 
 
続きは次回(^^)