“暖色系”や“寒色系”という言葉は、
一般的にもよく知られているかと思います。
読んで字のごとく、暖かみを感じる色を暖色(系)、
反対に涼しげで冷たそうな色を寒色(系)といいます。
さて、暖色・寒色とはそれぞれ何色のことをさすのか、
ということですが、赤っぽい色を暖色、青系の色が寒色という
イメージを持っている方が多いのではないでしょうか。
厳密にどの色を暖色・寒色とするかは、色の分類法により
異なりますが、赤やオレンジ系を暖色、青系を寒色とするのは
基本的に同じです。
これは色の持つ心理的効果に由来しています。
色には“寒暖感”というものがあり、
人は赤系の色を見ると暖かさを感じ、
青系の色を見ると冷たさや寒さを感じるのです。
PCCS では、赤~黄を暖色系、青緑~青を寒色系としています。
そのどちらでもない色(緑と紫)は、温度感のない色として
色相番号1(紫みの赤)~8(黄)・・・暖色系
色相番号9(緑みの黄)~12(緑)・・・中性色系
色相番号13(青みの緑)~19(紫みの青)・・・寒色系
色相番号20(青紫)~24(赤紫)・・・中性色系