PCCS② トーン | colorful days

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色のいろいろ☆



PCCSにおいて色を表す二つの要素、「色相」「トーン」



色相は、1~24までの色相番号をつけられた24色の純色


基準となります。


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では、もう一つの要素「トーン」とはどのようなものでしょうか。




≪トーン≫



トーン(Tone)とは、明度と彩度をあわせたもの。


色調(しきちょう)ともいいます。(色の調子のことです)




ちなみに、PCCSでは明度は“Lightnessライトネス)


彩度は“Saturation”(サチュレーション)といいます。





明度・彩度が変わると、同じ色相の色でも印象が変わります。


例)  高明度の赤→薄い赤

    高彩度の赤→鮮やかな赤

    明度・彩度が低い赤→暗い赤


(詳しくは→ 明度彩度



明度が高く彩度が低い色、明度が低く彩度が高い色、


明度も彩度も中くらいの色・・・などのように、


明度・彩度の領域が近い色同士は、似た印象になります。



似た印象の色同士をグループにしたものがトーンです。




トーン概念図↓ 


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各トーンの名前と印象は次の通り。



V(ビビッド)・・・さえた、鮮やかな

b(ブライト)・・・明るい

S(ストロング)・・・強い

dp(ディープ)・・・濃い、深い

lt(ライト)・・・浅い

sf(ソフト)・・・柔らかい、穏やかな

d(ダル)・・・鈍い、くすんだ

dk(ダーク)・・・暗い

p(ペール)・・・薄い

ltg(ライトグレイッシュ)・・・明るい灰みの

g(グレイッシュ)・・・灰みの

dkg(ダークグレイッシュ)・・・暗い灰みの


※灰みの、とは、「灰色がかった」という意味



【無彩色】

W(ホワイト)

ltGy(ライトグレイ)

mGy(ミディアムグレイ)

dkGy(ダークグレイ)

Bk(ブラック)




ビビッドトーンは24色、ほかのトーンは偶数番号のみの12色


表示されます。



尚、上下左右に隣り合うトーンを“類似トーン”


2つ以上離れたトーンを“対照トーン”といいます。



このように、色相とトーンにより色を整理・分類する方法を、


PCCSの『ヒュートーンシステム』といいます。